BEYOOOOOPHONICⅡに参戦したヲタクの独り言
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BEYOOOOOPHONICとは、BEYOOOOONDSとSYMPHONICのコラボによって生まれる唯一無二の公演。今年は東京に加えて神戸でも開催されるとあって、ついに未踏の地に足を踏み入れた。
思えば、単独現場の参戦は1年ぶり。初のビヨ、初の声出し、初の大箱という何ともメモリアルな日だった。ちょうど去年の今頃、日本武道館公演でその凄みをまざまざと感じたのを、昨日のことのように思い出す。
「求めよ…運命の旅人算」のMVを見て、ノリと勢いで参戦を決めたわけだが、今となっては何の後悔もしていない。新たな世界を見ることができたし、もっとハロプロのことが好きになれた。感謝の思いでいっぱいだ。
普段ビヨがパフォーマンスする楽曲が、オーケストラの演奏によってその色をガラッと変える。そして指揮の藤原いくろうさんによって統率がとられ、聴くものの心を揺さぶる。その一音一音はどこまでも美しく、深い。
目の前に広がる優しい世界を目の当たりにし、1曲目の灰toダイヤモンドから涙をこらえることができなかった。ステージでのびのびパフォーマンスする姿は、ダイヤモンドのようにキラキラ輝いていた。
各々が輝きを放つ中で、やっぱりくるみん(高瀬くるみ)は最強だった。
BEYOOOOONDSは、もともといっちゃん(一岡伶奈)がリーダーを務め、くるみんとももひ(清野桃々姫)が在籍するグループとしてスタートを切った。ある意味“はじまりの3人”だといえる。
雨ノ森川海を率いるくるみんにとって、CHICA#TETSUを引っ張る同い年のいっちゃんは誰よりも近い存在。楽しいときも、上手くいかないときも、ずっと隣にいて支えになっていた。
「言葉にできない感情ってこのことか。こんなことってあるんだ…」
本人が3月1日のブログで語っていたけど、もうこの通りの気持ちだったんだろうな。いっちゃんの卒業を聞いたとき、人一倍辛く寂しい思いをしたことは想像に難くない。
僕もあの発表のときはずっと泣いていた。でもそんな一人のヲタクの気持ちとは比べ物になるわけがない。その胸中は察するに余りある。
辛い出来事も乗り越えて、ステージで歌い踊るくるみんは、控えめに言って他の誰よりもかっこよかった。決して大きくない身体をバネのように精一杯伸ばし、全身全霊で相手に訴える。
後先なんて考えない。もう最初から最後までエンジン全開、フルスロットルで駆け抜ける。
アンコール1発目のオンリーロンリー。落ちサビの最後でみよ(平井美葉)と歌う「生きてりゃ」の持つ意味は、今だからこそ大きいんだなと感じている。
あなたがいなくなって、ロンリーになって悲しい気持ちにもなった。でも下を向いている暇はない。自分たちにできることは、自分たちのオンリーワンを磨き続けること。
元気で生きていれば、また必ず会える。悩んだときにはいつでも力になるよ。だから今は元気で、笑って幸せに過ごしてね。
どこまでも優しくて愛にあふれたメッセージに、あふれる感情を抑えられなかった。いっちゃんは不本意な形で去ってしまったけど、この熱い思いが届いてるといいな。
あとは眼鏡の男の子だっただろうか。みんなが動きをそろえてダンスしている最中にもかかわらず、ひとり手を振って、上を向いて上段席までアピールしていたのが印象的だった。
多少の調和をかなぐり捨ててでも、大好きなBEYOOOOONDSを一人でも多くの人に伝えたい。今日来てくれた人に、少しでも笑顔になって帰ってほしい。今よりもっともっと愛されるグループになってほしい。
まさに「これからのBEYOOOOONDSは私が先頭に立って引っ張っていく」という決意の現れ。自分たちの長所を徹底的に磨き、どんなときでも前を向いて、今のこの瞬間を全力で突っ走る。わき目も振らずに前進する姿は、凛として潔く美しい。
いっちゃんともみよとも違う、誰にも真似できない独自のキャラクター。周りに気を配り、仲間を立てる優しさを持っている。けれでも自分は自分と信念を貫き、流されない芯の強さもしっかりある。
そんなくるみんが、大好きだ。
彼女のヲタクで本当に良かった。
こんなに尊敬できる同い年はいない。
死ぬまで一生ついていきます。
末筆ながら、BEYOOOOONDSの皆さん、パシフィックフィルハーモニア東京の皆さん、藤原いくろうさん、素晴らしい世界を見せてくださり本当にありがとうございました。あの場に立ち会えた僕は、本当に幸せものです。
BEYOOOOOPHONICⅢが必ずや開催されると信じているし、全国ツアー化されても必ず行きます。その願いが叶うように、これから続くBEYOOOOONDSのことも全力で愛し続けます。
また遊ぼうね。