可惜夜が明けた今、思うこと
サムネはこちらから
はじめに
皆様ごきげんよう。
昨日、つばきファクトリーの日本武道館公演に行ってきました。リーダー・山岸理子(以下理子)と岸本ゆめの(以下きしもん)の卒業コンサートです。
武道館は5月のBEYOOOOONDS以来半年ぶり。つばきファクトリーの現場に至っては1年ぶりです。ブランク空いたな(笑)
一気に2人卒業するのは初めての体験。情緒が難しかったです。でも今は寂しさよりも幸せな気持ちの方が勝っています。改めて、卒業本当におめでとう。
今回は、ばくわら世代のヲタクとして武道館公演の感想を色々と書いていきたいなと思います。どうかお気楽にお付き合いください。
セトリ
運命に導かれて
今こうしてつばきヲタになっていること。ライブを心から楽しんでいること。まさに“運命”に導かれたんだなと感じています。
思えば、全ては“勘違い”から始まりました。
色んなnoteで書いてるけど、始まりは去年7月16日の広島公演。アンジュルムと間違えてチケットを購入してしまいました。
しかもその日、わかにゃ(松本わかな)がダウンしてアンジュルムの公演は中止に。そのままつばきに参戦し、感動と衝撃を覚えたのは今でも忘れられません。あのとき、すぐ福岡に帰らなかった自分を褒めてあげたい(笑)
理子はギャップがすごかった。ホンワカした見た目とは裏腹に、パフォーマンスはカッコよくて迫力満点。MCで見せた優しい笑顔にも強く惹かれました。
きしもんはとにかく歌声が圧倒的でした。その日は首と肩を痛めた影響で椅子に座っての歌唱。けど2階席まで気持ちはしっかり届いていた。人の歌声で、ここまで強く心が震えたことはなかったですね。
全体としてもビシッとまとまって統一感がありながら、個性が全く埋もれていない。つばきファクトリーだからこそ惹かれ、ハロプロのことを追いかけようと思えました。
あのとき間違えたのがつばきじゃなかったら?
予定通りアンジュルムのチケットを買っていたら?
間違いなく、ここまでハマることはなかったと断言できる。導いてくれた神様に感謝します。
1年ぶりの参戦
最後につばきファクトリー現場に参戦したのは昨年秋ツアー。今日と同じ11月6日で、北九州市ソレイユホール公演でした。1年後に卒コン行くとは想像もしてなかったですね。
声出しが可能になってからは初参戦。セトリがどうだとか、コールがどうだとかも全く分かりません。果たしてそんな状態で楽しめるのかどうか。一抹の不安がありました。
でも、そんな心配は杞憂でした。
1発目の“妄想だけならフリーダム”でテンションは爆上がり。嫌なことも辛いことも、全てを忘れて熱中していました。これがライブなんだということを、改めて実感できたな。
卒業スペシャルメドレーで2人の歴史を感じる。断捨ISMでタオルを目一杯振り回す。アドレナリン・ダメでは「ダメ」コールで声にならない声を出す。心から楽しんでいる僕がそこにいました。
理子、きしもんともに憧れのグループの曲をラストに選曲しました。理子はモベキマスの“かっちょいい歌”。きしもんはBerryz工房の“BE”を熱唱。どちらともラストまで妥協なく向き合っているのが伝わってきました。
きしもんは黒のパンツスタイル、理子はパステルカラーのドレスを身に纏った。歌姫がミディアムバラードで心を揺さぶり、リーダーはハイテンションに盛り上げる。そこに文句のつけようはない。有無を言わせぬ最高のソロパフォーマンスでした。
寂しさもあったけど、心のどこかで納得していた。ゆっくりと受け入れていく自分がいました。「卒業おめでとう」という気持ちでいっぱい。現実を拒否するのでなく、心からの幸せを感じていました。めちゃくちゃ泣いたけどね。
最後の最後に歌った“勇気 It's my Life!”。門出を祝う銀テープで、一気に感情が爆発してしまった。寂しさなのか、幸せなのか、感動なのかは分からない。ただ、一番愛しくて美しい瞬間でした。死ぬまで忘れません。
とにかく、メンバーと観客が一体となって創られた空間だった。黄緑と黄色で埋められた光景は、どこまでも鮮やかで爽やか。最高という言葉しか出てこない。福岡から飛んで来たことに後悔はないし、後悔のしようがありません。
旅立つ2人
きしもん。
大阪出身の僕にとって、貴重な同郷のメンバーです。ブログで時折見せる関西弁には、親しみを感じずにいられなかった。
“朝まで生竹内”で見せた素の姿。普段はそういうところもなかなか見られない分、本当に見てて楽しかったです。
ときに熱い言葉でグループを盛り上げ、強く牽引してきた。全力前進で突っ走る姿、心から励みになってました。
ステージで見せたソロ歌唱、間違いなく今まででナンバーワンです。あれほどまでに、生歌で魂を揺さぶられたことはありません。晴れ舞台に立ち会えたことは、一生の宝物です。
きっと必ず、またどこかで会える。
僕もそう信じてます。
そして理子。ばくわら世代。
初めて同い年のメンバーが卒業する。樹々(浅倉樹々)とかタケ(竹内朱莉)とは違った思い入れがあります。
理子はスピーチでこう語った。
「頼りないリーダーに今までついてきてくれて、支えてくれたメンバーのみんなには本当にありがとうの気持ちでいっぱいです」
いやそうじゃないよ。理子がリーダーとして頑張ってきたから、みんながついてきたんだよ。心から愛すべき存在だったんだよ。胸張って、自信持っていいよ。
頼りない一面もあったかもしれない。でも自分の中にしっかり芯を持って、いざという時には率先して行動してきた。だからここまでグループが大きくなってきた。
みんなを温かく包み込み、個性を潰すことなく引っ張ってきた。スピーチで語られたフレーズには、厚い信頼とリスペクトが滲み出ていました。どれほど仲間を大事にしてきたかが分かりますね。
同い年の人が、時に悩みながらも先頭に立って獅子奮迅する姿、本当にカッコよかったです。今日でより一層愛が深まったし、リスペクトの気持ちが強くなりました。
理子を応援し、同じ世代を生きられて幸せです。心から誇らしく思います。ハロヲタとしての大事な思い出の中に、あなたの笑顔は色濃く映っています。
これからは、それぞれ独り立ちし、やりたいことを追いかけていきます。理子は舞台女優、きしもんは歌手やフィットネス関係を極めていくとのこと。
まさに“足りないものを埋めていく旅”に出ます。その道が正解かどうかは誰にも分からない。この先2人が夢を叶えたとき、きっと全ての答えが分かることでしょう。終点は何だっていい、答えが何かはどうでもいい。
たとえ世間の価値観が変わっても、愛してきた2人やグループが変わるわけではない。これからもそういう存在であり続けるでしょう。それぞれが思うように描く物語が、最上級のStoryです。
あの夏、つばきファクトリーを応援するという選択は何も間違っていなかった。2人を見て、そう確信できた。これ以上なく素晴らしい“可惜夜”でした。
これからのつばきファクトリー
既報通り、リーダーはきそら(新沼希空)、サブリーダーはあんみぃ(谷本安美)に引き継がれました。これからの体制も楽しみですね。
2人卒業するときは不安もありました。初代リーダーとトップ歌姫がハロプロを去る。グループとしてどうなってしまうのか、全くイメージできない部分も多かったです。
でも、今はそんな心配はしてません。
かつての先輩の歌割りを、リトキャメが完璧に引き継いでいました。ゆうみ(河西結心)、八木ちゃん(八木栞)、真琳(福田真琳)、るの(豫風瑠乃)がそれぞれしっかり個性を出しています。今のつばきは、4人の活躍があってこそです。
残されたメンバーはみんな、寂しく思いつつもこれからを見据えていました。キラキラ輝く未来へ、しっかり前を向いていました。
メンバーが変われば、性格や特長が変わるのは当たり前のこと。きそら、あんみぃの思うようにやればいいんです。最新が最強だと信じてます。僕たちは、目の前あるつばきファクトリーを精一杯愛するだけです。
I love you day by day.
可惜夜が明けた空は、曇り空でも美しかったです。
それではまた。
p.s. いつまでも愛してます!