【ハロメンの教科書】OCHA NORMA・西﨑美空の章
まえがき
皆様ごきげんよう。
先日放送されたテレ東音楽祭。OCHA NORMAは、アニメ「シャドウバースF」のエンディングテーマになっている新曲「シェケナーレ」を披露しました。言葉の響きが絶妙で、ロジックが洗練されている部分はさすが児玉雨子だなと思いました。リリースまで1ヶ月を切っているので、いまからめちゃくちゃ待ち遠しいです。
さて、今回はそんなOCHA NORMAのメンバーである西﨑美空さん(以下みく)について書いていきたいなと思います。個性豊かなメンバーがそろうグループの中で活躍する彼女には、どのような特長があるのか。個人的な注目ポイントを、皆様にお伝えしていきます。
プロフィール
みくは2019年に行われた「モーニング娘。'19 LOVEオーディション」に落選。その年の8月2日、ハロプロ研修生に加入しました。ちなみに同期には誰がいるかというと(研修生は除く)…
るり(広本瑠璃)、ぺいぺい(平山遊季)、もも(北原もも)、えば(江端妃咲)、豫風ちゃん(豫風瑠乃)
なかなかすごいメンツだな…(笑)。
2年後、「ハロドリ。」でるり、なつめ(中山夏月姫)、ももと共にOCHA NORMAへの加入が発表。昨年7月13日、「恋のクラウチングスタート/お祭りデビューだぜ!」でメジャーデビューし、現在に至ります。
故郷愛
先述の通り、みくはハロプロメンバーでは初の岡山県出身です。OCHA NORMAは10人の出身地がバラバラ。地方出身者も多く、故郷愛の強いメンバーは多いように感じます。その中でも、みくは特にそれを感じますね。
なつめによれば、地元の銘菓である「きびだんご」をお土産で持参し、よくメンバーに配っているんだとか。なんとも微笑ましいエピソードです。
みくは昨年9月、岡山中央警察署で1日署長を務めました。緊張感もなく、堂々たる喋りっぷりで「出発‼」と言っていたのは非常に印象的ですね。さらに心からの喜びと誇り、責任感が伝わってきました。目の前の仕事に全力で取り組むのを見ると、こちらまで嬉しくなってきますね。
さらに11月には岡山の老舗和菓子屋「宗家源吉兆庵」のイルミネーション点灯式にまどぴ(斉藤円香)と共に出席。みく本人も「地元愛が一層強まった」と語っていました。こういう風に、アイドルがそれぞれのふるさとで活躍すれば、地元の人へアピールすることができます。そうすれば、その地方のファンの獲得も期待できます。誰にとってもメリットしかないですね。
歌唱力
個人的に、OCHA NORMAで一番ではないかと思います。ただ単に「上手い」ということではなく、「絶対に外さない」という安心感といったところでしょうか。
「運命 CHACHACHACHA~N」ではラスサビの「一生エンドレスでいたいな 君との日々は」がみくの歌割り。「は」の部分は、それまでより音の高さが♯ファまで一気に上昇しています。これをサラッとやってのけ、難なく歌い上げるスキルの高さですよ。研修生時代からの凄まじい努力の賜物に他なりません。
曲として歌う中でも、1音1音しっかり丁寧に発音しているのが印象的です。低音、高音におけるピッチの安定感は、ハロプロ全体で見てもトップレベルではないでしょうか。ピッチとは、ある1つの音の高さのこと。声帯の振動数を減らして低い音を出したり、振動数を増やして高い音を出すなどでピッチを作っています
ここぞというところで、寸分の狂いもなくピタっと合わせ、曲が美しく彩られる。そのおかげで、聴く側からすれば非常に心地の良いものとなっています。
でもって、OMAKE CHANNELで披露した「素肌は熱帯夜」と「ふるさと」。ソロの自撮りアカペラなので、一切ごまかしがききません。その分、良さが存分に発揮されてます。
もう一つ注目していただきたいのが、表情づくりの部分です。藤本美貴さんの「ボーイフレンド」歌唱動画で、レベルの高さは実感できるかと思います。時折眉をひそめて雰囲気を作っているの、めちゃくちゃ好き。声質の良さも相まって、曲に込められたメッセージがしっかりと伝わってきます。並大抵の実力じゃこれはできないよ。
パーソナルな部分
〈人間的な部分〉
本人によれば、アイドルだけを目指していた時期はもともとあまりなかったんだとか。ハロプロ研修生に加入したことで、「もっとアイドルに相応しくなるように頑張ろう」と意識し始めました。
レギュラー番組の「お茶の間さまの言う通り(以下お茶の間さま)」では、ななみん(窪田七海)にあるエピソードを暴露されていました。シングルのリリースイベントでは、最後のお見送り会で「この壁超えてあなたに会いに行きたい!」と発言したんだとか。他にも「私できな~い」などとあざとい一面を見せることがよくあるそうです。
とはいえ、これは相手に対して良さをアピールしているということ。個性を生み出すという点では、アイドルにとって必要不可欠な姿勢でしょう。
さらにみくには「積極的に挑戦する姿勢」もあるように感じます。デビュー前にはテレビ東京の企画「ミュージックブレイク~【拡散希望】OCHA NORMA~」でブタの飼育に挑戦。餌やり、小屋の掃除、身体のケア、一芸習得と、慣れないことにも前向きに取り組んでいました。
お茶の間さまの別企画では、きらら(米村姫良々)とともにギャルに大変身。電子工作を行うなど、活躍の幅を広げています。こういった積極性があることで、人間的に今後も大きな成長を遂げることが期待できます。
〈相方るり〉
広島県出身のるりとは研修生の同期であり、地元も近いです。みくはるりのことを「家族」や「お姉ちゃん」とも表現し、お互いを「相方」と呼ぶこともあるんだとか。リハーサルや普段のレッスンでも、2人で一緒に行動することが多いそうです。
さらにはみくの家でお泊まり会をした際は話が尽きず、気が付けば深夜になっていました。これからも、2人でしか築けない唯一無二の関係を構築していってほしいですね。
ところで皆様、「手段」という字は何と読みますか?まあ大抵の人は「しゅだん」と読むでしょう。でもみくはるりの前で「てだん」と読んだそうです。るりが教えてあげると「え!?そうだったの!?」と驚きを隠せず、さらにはその後のトークでも「てだん」と繰り返し…
優しく教えてあげるるりと、天然さが出ているのかなかなか覚えられないみく。その掛け合いを想像するだけで微笑ましくなってきますね(笑)
あとがき
いかがでしたでしょうか。
まもなくメジャーデビュー1周年を迎えるOCHA NORMAですが、フレッシュさを武器に活躍を続けています。かなみん(石栗奏美)、なつめだけではなく、みくにも魅力はたっぷり詰まっているし、まだまだ知らないこともたくさんあるでしょう。今後どのような形で魅せてくれるのか、ワクワクが止まりません。
ばくわら世代である自分とは8歳差。それを感じさせないくらい、自分をしっかりと持っているように感じます。これからも、自らの信じる道を突っ走り、誰にも負けない個性を磨き続けていってほしいです。
それではまた。
p.s.個人的には、いつかJuice=Juiceの「Mon Amour」を歌ってほしい。