川村文乃の決断をうけて
皆様ごきげんよう。
アンジュルムのサブリーダー・川村文乃(以下かむ)が卒業を発表した。
ハロプロを卒業するだけじゃない。芸能活動にも区切りをつける。
今、この気持ちをどう言葉で表していいか分からない。
そもそも目の前にある事実を理解できていない。
まるで意味が分からない。
新沼希空
植村あかり
佐々木莉佳子
山﨑夢羽
超絶怒涛の卒業ラッシュが過ぎ去り、いざ夏コンへ向け気持ちを新たにしていた矢先だった。
果たして秋までモチベーションを保っていられるだろうか。
はちきんガールズとして地元高知でデビュー。
当初はスーパーの鮮魚売り場のスペースで歌い踊っていた。
客から白い目で見られたこともあった。
炎天下のステージで、誰もいない客席に向けパフォーマンスしたこともあった。
はりまや橋のバスターミナルのシーンは、もはや説明不要だろう。
そんなかむが、ハロプロの一員となり、アンジュルムに加入し、高知公演を大成功させた。
あの決意に満ちた表情とコメント、心を動かさずにはいられない。
僕は決してかむヲタではない。
彼女の壮大な歴史や、彼女の良さを語ろうなんて、恐れ多くてできるわけがない。
それだけ川村文乃というのはすごい人だ。
語彙力がなくなるくらい、すごい人なんだ。
アイドルたるもの、いずれは卒業を迎える。
それはハロプロでも他のグループでも関係ない。
背景にあるストーリーは人それぞれ。残されたものはそれを全力で受け止め、ありったけの愛と感謝をこめ、涙しつつもそっと背中を押して送り出してきた。
旅立つものにネガティブな感情は一切ない。自分の夢に対する強い決意を持ち、並々ならぬ覚悟で退路を断つ。どんだけかっこいいんだよ。ポジティブに送り出してあげようよ。
...と頭では分かっていても、心と体が追いつかない。
なぜよりにもよってかむが?
今じゃないとだめなのか?
どうか嘘であってほしい。
まだまだアンジュルムでいてほしい。
その気持ちはくすぶるばかりだし、多分一生消えないと思う。
今後の体制だとか、卒コンがどうだとか、そんなことは今考えられない。
というか、考えたくない。
芸能活動の最後をアンジュルムで終える。その覚悟に、ただひたすら敬意を表したい。
アイドルを終えるまで、かむはこだわりにこだわりぬいてやっていくはず。
その気持ちを逆なですることだけはしたくない。
できることは一つだけ。
目の前のアンジュルム、川村文乃を精一杯愛するだけ。
アンジュルムからもらった愛と情熱。
それをヲタクたちがライブでぶつける。
メンバーはそれを受け止め、何倍にもして返す。
さらにヲタクが何倍にもして返す。
この美しく尊い循環を味わいたかったからこそ、僕はアンジュルムのあることろに足を運んでいたのかもしれない。
そこに川村文乃というピースがハマっていたことは、アンジュルムを愛する人なら誰もが知っていたはず。
最後の日、「かむがいてよかった」と心から思えるように。
後悔なくその日を迎えられるように。
キラキラしちゅー晴れ舞台となるように。
まだまだかむはアイドルだ。
「ありがとう」も、「お疲れ様」も、今はあえて言わない。
卒業という事実は変わらない。
下だけは向いちゃいけない。
関わる皆で幸せを共有して、かみしめて過ごせるように。
難しいかもしれないけど...
とにかく、今は笑顔でいよう。