【ハロメンの教科書】BEYOOOOONDS・小林萌花の章
まえがき
皆様ごきげんよう。
先月、“芸能界特技王決定戦 TEPPEN”にBEYOOOOONDS(以下ビヨ)の小林萌花(以下ほのぴ)が出場しました。Official髭男dismの“Cry Baby”などで抜群の腕前を披露。ラスト1人まで王座をキープする大活躍でした。
最終的には敗れたものの、当方もその素晴らしい演奏に涙せずにはいられなかった。まさに“小林萌花ここにあり”というべきですね。
普段はハロプロでしっかりアイドル活動をしながら、芸能界トップレベルの実力を見せつけるほのぴ。こんな素晴らしい才能を持った人が世に知られないのはもったいなさすぎる!
そんなわけで、今回はほのぴについて色々書いていきたいなと思います。TEPPENでほのぴが気になったそこのあなた、これを機に彼女のことについてもっともっと詳しくなりましょう。
SeasoningSについて
ほのぴが所属するSeasoningSについて簡単に紹介しておきます。
ビヨはSeasoningSのほかにCHICA#TETSU、雨ノ森 川海からなる合体グループ。seasonには“季節”という意味のほかに“味をつける”という意味もあり、seasoningで“味をつけるもの”だったり“調味料”という意味合いになります。
「メンバーの得意なスキルによって、パフォーマンスに味をつけてほしい、グループに鮮やかな彩りを加えてほしい」。そんな願いが込められています。
メンバーはほのぴの他にみよ(平井美葉)、うーたん(里吉うたの)の2人。両者ともダンスが非常に得意で、モデルプレスの読者ランキングでは上位に入るほど。この2人もまた折を見てご紹介したいですね。
プロフィール
ほのぴの人となりを見ていきましょう。
アイドルに興味を持ったきっかけは、道重さゆみ(モーニング娘。OG)の卒コン映像を見たこと。自宅でインフルエンザ療養中、様々なアイドルの動画を漁っていたんだとか。
そこで主役が足をつった際のメンバーの対応力と団結力に感動し、惹かれるようになっていきました。そのタイミングで知ったのが「ハロー!プロジェクト“ONLY YOU”オーディション」です。
一芸に秀でた人材を募集しているということもあり、「特技のピアノを活かせる」と応募。見事に合格しました。「通常のオーディションであれば応募しなかったかも」とほのぴは後に語っています。
その後は2018年12月のお披露目イベントを経て、2019年8月7日に「眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist」でメジャーデビュー。
ちなみに名前である“萌花”の由来は音の響きの良さや「ほのぼのとした子に育ってほしい」ということからなんだそうです。
ここに注目!
今回は、以下の3点に分けて魅力を語っていきます。
・ピアノと小林萌花
・音楽への造詣の深さ
・音楽以外での多彩な魅力
ピアノと小林萌花
もはやピアノはほのぴの代名詞。
切っても切れない関係です。
5歳のころ、兄の友人が演奏しているのをきっかけに、ピアノを習い始めました。小学4年生でグランドピアノを買ってもらった際、母親が「音大を目指すなら」という条件を提示。ここから本格的に取り組み始めるようになりました。
今でも食事以外の時間は練習し、テレビはほとんど見ていないそう。本当にピアノが好きなんですねぇ。
ほのぴは過去の実績も抜群です。
どんな感じかというと…
すごいっすね…様々な大会で賞を獲得しています。ここまでやるのは決して簡単なことじゃないのは想像に難くありません。努力の賜物というほかないですね。
ほのぴのピアノの実力は、こちらを見ていたければ分かるかと思います。モーニング娘。の「シルバーの腕時計」を演奏している動画ですが、それだけにはとどまりません。
なんと、メロディーを自ら楽譜に書き起こし、ピアノ用にアレンジしているんです。演奏、編曲を一気にやってのけるポテンシャルの高さを存分に見せつけています。
ビヨでもピアノを活かした楽曲が多数あります。「アツイ!」、「英雄~笑ってショパン先輩~」、「夢さえ描けない夜空には」など、ピアノRECが行われているのはビヨならではでしょう。
特に「英雄~笑ってショパン先輩~」で実力の高さを感じていただけるでしょう。ピアノ自体の技術はもちろん、ディレクターからのアドバイスを受け、即座に修正してブラッシュアップする対応力の高さが光っています。
ちなみに、編曲を務めた加藤裕介さんによれば「原曲を大事にし、ショパンらしさを残しながら完成形に近づけることにこだわった」とのこと。原曲と聴き比べてみましたが、ショパンの良さが全く失われていませんでした。
「英雄~笑ってショパン先輩~」は演奏自体も難しく、さらにはビヨ曲としてビートに乗せることも求められる難度の高い曲です。この両方を高いレベルでこなす技術の高さが垣間見える素晴らしいRECになっていますね。
音楽への造詣の深さ
ほのぴは今年3月まで東京音大に通い、器楽専攻ピアノ演奏家コースを卒業しました。その影響で、音楽に対する造詣が非常に深いです。
つばきファクトリーの「デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい」では、曲の途中からメロディーが2つになるところからバッハを連想しています。
また、別日のブログでは絶対音感と相対音感について説明。それぞれをカラオケのキーに例え、分かりやすく解説しています。
さらにJuice=Juiceの人気曲「『ひとりで生きられそう』って それってねえ、褒めているの?」に関しては、より一層深い考察が見られます。
・Aメロとサビのキーが違い、サビの方がよりテンションが上がる
・Aメロの拍にはまった単純なリズムに対し、ダダン、ダダン、と楽器のリズムが刻まれている
・最後の「溶かしてよ」や「気づいてよ」の歌詞のメロディーは飛躍した音に移動→パワーが要り、よりそこに力が込められている
なかなか一般人では見られない目線で、ハロ曲の魅力が存分に語られています。音楽のことを愛し、追究してきたからこその考察でしょう。まさしく“好きこそものの上手なれ”ですね。
4月22日の回では、音楽そのものの役割をバロック派、古典派、ロマン派、近代と4つの時代に分けて分かりやすく解説。知識のない人でも非常に親しみやすい内容となっています。
4月29日の分ではピアノ練習曲である「エチュード」について講義しています。エチュードといっても反復練習が目的のものと、芸術作品的なものがあるとのこと。2つの役割は大きく異なっています。
さらにこちらの動画ではリズム練習を指す「ソルフェージュ」をレクチャー。ビヨの「アツい!」やモー娘。17の「ジェラシージェラシー」を例に、ハロプロ伝統の16ビートが分かりやすく解説されています。
実践的なテーマですが、語り口は優しく、誰でもとっつきやすい内容になっています。音楽について深いところまで理解しているからこそ、自分の中でしっかりとかみ砕いて伝えることができるのでしょう。
音楽以外での多彩な魅力
ほのぴは音楽に関すること以外でも魅力たっぷり。特に「努力家である」「絵が得意」「納豆好き」ということを皆様に知っていただきたいと思います。
歌やダンスは未経験で加入したほのぴ。特にダンスには強い苦手意識を抱いていました。
一昨年出演した「Tiny Tiny」では、振付師のみつばちまき先生が「最終オーディションで『私のことを見ないで』という雰囲気がすごかった。カプセルに入っているような感じ」と語るほど。
それでも、きれいな開脚を目指し、股関節のストレッチを日常的に取り組んでいます。もともと筋肉が硬かったということもあったそう。自らのウィークポイントを把握し、スキルアップする姿勢が見て取れます。努力し続けることには長けていますね。
絵を描くことが得意であり、2020年4月にはグループ公式Instagramでその腕前を披露しています。アイビスペイントというアプリを使い、イラストの製作開始から完成までをアップロードしました。陰影とかもしっかりついていて深みがありますね~
さらに、ほのぴはかなりの納豆好きです。茨城県でのイベント出演の際は事前に大量の納豆を買い込んだり、いっちゃん(一岡伶奈)と納豆食べ放題の店に行けば一度に10パックも食べたり、普段は白米とではなくパックから直接食べたり…ガチですね(笑)
納豆にはタンパク質や食物繊維など、身体に良い栄養素が数多く含まれています。アイドル活動においても、栄養豊富な食品を食べることはプラスに働くこと間違いなしです。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
アイドルでもあり、“音楽家”でもあるほのぴ。音楽に対する熱い思いは普段のブログ等でも強く感じられるし、これからもその唯一無二のキャラを忘れずに貫いていってほしいですね。
5月の武道館公演で、「夢さえ描けない夜空には」のピアノイントロに思わず目が潤んでしまったことも記憶に新しい。今後も全力でほのぴのことを応援していきます。
それではまた。
p.s.来年はビヨフォ行きます。