夫婦喧嘩とモラハラの2つの違い
モラハラは、身体的な暴力はないものの、言動や態度といったモラルによる精神的な苦痛を相手に与える魂の殺人と言われているものです。
近年、モラハラをするパートナーに苦しむ人は増えていて、令和元年度の司法統計によると、
女性側が離婚を申し立てた原因のうち、「精神的に虐待する」が、性格の不一致、金銭的な問題という深刻な問題に続いての3位になっているのが現実なのです。
<参考:令和元年度 司法統計19 婚姻関係事件数 申立人別申立ての動機 全家庭裁判所>
これはとても深刻な問題だと私は思っています。
モラハラは、結婚した途端にモラハラ化したり、あるいは子供が生まれた途端にモラハラ化したりするので、
結婚前にはわかりにくいもの。(違和感は感じている人が多いが)
今日は、離婚したいけど離婚できない、となかなか踏み切れないあなたに、
モラハラ夫とうまくやっていくための方法を模索していくのか、
それとも、別れて自由になり、自分の幸せを掴むのか、
それをあなた自身が冷静に判断できるための材料になればと思い、本当にモラハラなのか、ただの夫婦喧嘩なのかの参考にしていただくためのポイントを2つお伝えしたいと思います。
<モラハラ?それとも夫婦喧嘩?見分けるポイント2つ>
どんな夫婦でも、育ってきた環境が異なるため意見の違いや喧嘩はは当然あるでしょう。
ですが、夫婦喧嘩とモラハラは全く別物!その2つの違いをお伝えします。
①二人の関係が主従関係になっている。(明らかに対等ではない)
夫婦喧嘩とモラハラとの大きな違いは、夫婦関係が対等ではないことです。
お互いを尊重しながら意見を伝え合う夫婦喧嘩に対し、
「恐怖を感じて言い返せない」「自分が謝れば夫の気が済むならもう謝ってしまおう」
このように夫の態度に恐怖を感じ、萎縮して言い返せないようでああったり、相手に心を操作され、自分の意に反したことを言わされてしまうようであれば、それはモラハラです。
また、客観的に考えて夫に非があっても、こちらが謝るまで無視されたり徹底的に攻撃してくるようなケースは、夫婦喧嘩の範囲を超えています。
②喧嘩最中に出てくる言葉が度を超えている
喧嘩となると、多少は普段より強い口調になったりしてしまうものですが、言葉が度を超える場合、それはもう十分モラハラでしょう。
例えば、これは私のクライアント様が実際にされた事ですが、
自分がストレスからくる胃腸炎になった時、お前のせいだからなと正座をさせられ1時間以上大声で説教されたそうです。
自分がこれからストレスためずに済むように、こうしろああしろと言ってきたそうです。。。
そんな事で1時間責めるから胃腸炎になるんでは?と思うのですが、彼にはそんなことは通用しないのでしょうね。
さて、このように、私たちの想像を遥かに超えてくるモラハラ夫。
対処法については、こちらの記事を読んでみてください。
こちらの記事は、結婚していない方へのアドバイスも含めているので、あえて結婚している方へのアドバイスをするとすれば、
やはり物理的な距離を置くことが一番だと思います。つまり別居する事。
クライアント様でも、離婚する前提で別居したものの、居を共にしない事で喧嘩がなくなり離婚しなくて済んだと言う方も実際いらっしゃいます。
それぞれのケースがあると思うので、一概にこれでうまくいくわけではないと思いますが、
現状を動かしたいのであれば、あなたが心を決め、何か行動していくしかないのかもしれませんね。
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