17・リモート設営
長坂常さん率いるスキーマから建築引き渡しが行われ、いよいよ商品や家具などが建物の中に設営されていきます。
dをやっていていつも、この工程が一番楽しく、この設営を楽しみにプロジェクトを進めてきました。
現場で微妙な場所、位置を決め、多くのUSED家具を一つ一つ、自分の手と目で場所を決めていく。置いては眺め、変えては、休憩し、昼夜問わずあっちに動かしたりこっちに動かしたり・・・・・・。
まさにグラフィックデザインのレイアウトと同じであり、この配置の妙こそ、dの個性の一つだと思っていますそれが、コロナの影響で韓国チェジュにずっと上陸できません。結果、設営をリモートで行うという事態に。誰がこんなことになると予想できたでしょうか・・・・・。
今回はそんな感じで、リモート設営している進行箇所の写真を元に、現場レポートします。
無事、薪ストーブを設置。これも位置をリモートで決めています。どこに薪を積み上げ、どこに道具を置くか。それにしても、いい感じです。きっとここに火が入る頃には、さすがに僕もここでのんびりしているハズ。
天井から微妙に明かりを取っている感じ、いいですね。
dの僕の最新プロジェクトである「d news」。正確にいうとd&departmentと違う組織体で運営されます。そのために新しい会社「d news」を立ち上げ準備中。なのでここは、d&dの中にありますが、ナガオカケンメイによる新しいdということになります。
そして、難航しているのがサイン。外壁から出っ張ったものの大きさが判断できないことと、正面につける位置や大きさ、表現。ネオンなのか、カッティングシートなのか・・・・・・。
「え、そんなこと、最初の段階で決めるんじゃないの??」と、思われそうですが、まさに、引き渡し後にやっています。
これは愛知県阿久比町に作ろうとしているものと、今、新しく動いている東京都内のプロジェクトと並行していますので、その3箇所を想定してサインを決めている。
オーナーのARARIOが展開する「ARARIO MUSEUM」(写真左の赤い建物)との間にある小道。まさに「ARARIOストリート」と名付けたい感じになってきました。
左の工事はミュージアムの一階にカフェを作る工事。その奥隣の物件もなんと購入済みで、まだ書けませんか、みんなが知っているdとの親和性も高い、ブランドが屋上にバーを作りながら一棟でオープン。これもARARIOの仕掛け。本当に元気な文化企業です。
ちなみに、右のdの奥にちらっと見える白い建物もdです。そして、その奥の高層物件も、なんと、購入!! こちらもスキーマによってとんでもない楽しいプロジェクトが進行しています。つまり、この辺り一帯が、JEJUの新しいクリエイティブスポットになるのです。ぜひ、ウイルス終息の暁には、みんなで行きましょう!!
d room(hotel)のA(A.B.Cの順で広い)です。一番広い部屋。各部屋の窓を開放できるようにするために長坂さんが発想した「大きなベランダの中に部屋のBOXが置いてある」様子、わかりますよね。極端に言うと、窓を開けっ放しにすると、雨が入ってきます。BOXはバス、寝室で、遮光カーテンは窓に設置し、BOXには電動のハニカムブラインドを付けました。中に入るとこんな感じ。↓
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