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活動体としてのd


dもおかげさまで今年で20周年。
会社自体は23年目に突入しています。

時代は本当に変わりましたね。訳も分からず、趣味のリサイクル屋巡りから仕入れたものが「ロングライフデザイン」というテーマを導いてくれて、約3年後には初のフランチャイズ店として北海道店が誕生。
その後、長野や香川、静岡や福岡などの閉店を経験し、「47都道府県」というテーマを頂き、「ストア」からより「活動体」へとシフトしていく事が、やはり絶対的な使命であると、このウイルス騒動のこともあって、実感しました。この不自由な中、また、限られたお金や人と会う時間などの中で、「やっぱり、普通の店ではいけない」と、思いました。

dフランチャイズ経営者にはやや耳の痛い話になるかもしれませんが、最初は「自分の土地でdとして活動したい」と熱烈ラブコールをもらいます。1年も2年もかけて、その気持ちを確認し、スタートを切る。
しかし、現実はそんなに甘くなく、まず、通常を営業するためでもいろんな事があり、しかも、ある程度採算を得なければならない。だんだん、「活動」とかやっていると、売上に響くとなって、売りたいものをうる意識が疲れてくる。これは直営店でも一緒ですが、要するに、コンビニのフランチャイズもそうですが、本部のビジネスとしての仕組みの中で、ずっと最初の元気や情熱を続けていけるか、という事が本当に大きいと思います。

そのための仲間であり、フランチャイズをやっている会社の体質がそのまま出てしまう。交流がなく、閉ざされた中で、楽しいはずが辛い日々となってしまう。このメルマガはdの本部も直営店もフランチャイズ店も読んでくれているので書きますが、そもそもの活動としての「自分の土地の長く続く個性を、勉強会や交流会、商品開発などで未来に伸ばしていく」という事ができない、できなくなったら、無理に続けてもらわなくてもいいと思っています。

すでにそういう事でやめて頂いた店舗はあります。「 D&DEPARTMENT」と名乗って繋がらなくとも、ここまでやって気づいた事で、自分でやっていってもいいと思います。何も活動しないdって、何にも意味がない。

もちろん、東京、ヒカリエ、京都、富山の直営店にも同じ思いがあります。この20周年を機に、dの本来のことができていない店舗は、やっぱり将来のことを考えて方向性を整理したい。はっきり言っていこうと考えています。

フランチャイズ店の皆さんには、最初から「儲かりませんが、いいですか?そして、活動体としての地元意識を持って頑張れますか?」と確認しながらスタートを切っていますので、無理に何もしていないのに、続けてもらわなくても、そもそもがビジネスになっていませんので、そうなんです。

この節目で、整理していきましょう!! 僕は社長ではないので、あんまり乱暴なことを言うとまた怒られてしまいますが、でも、はっきり言ってしまうとそういうことです。もちろん、手綱を引き締めるわけですから、「本来のミッション」を全員で確認し、できていないことを徹底したりして、新しい仲間も増やしていく・・・・増やさないか。大変だものね。笑 

これから始まる韓国JEJU島店や、僕がここに書いた思いを自分で実行していく愛知店、もう何店舗かこれから生まれる店舗は、一段と、大変ですが、活動すると言う事が、世の中の流れにあってきたわけですから、ますます「ただの物販飲食とは違う店」を目指していきます。

なくなる店も出てくるかもしれませんが、それはそういうことです。みんなね、色々ありますからね。大人ですから・・・・・

昔、エコがブームになってみんなが「エコバッグ」を作りました。それが大量に廃棄されている今、ようやく本物の「エコバッグを使う社会」になってきました。dではそんな廃棄されたエコバッグを再活用する準備を始めていますが、d自体の存続も含め、改めて「必要なことをみんなでやる」会社になっていきたいです。ね、新社長!!

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ロングセラー「ナガオカケンメイの考え」の続編として、未だ、怒り続けているデザイナー、ナガオカケンメイの日記です。

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あの「ナガオカケンメイの考え」の続編です。基本的に怒っています。笑なんなんだょ!!って思って書いています。

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