「想い」ならある。だから、はじめてみる。|#スポーツ選手とクリエイターを応援する新サービスを作る。|Vol.1|
「経済的な理由で、やりたいことができない」。
それは令和の日本で、もはや当たり前になってしまったことかもしれない。
スポーツ選手の場合、
スポーツがしたい、でもお金がない。お金がないと、スポーツができない。
お金を稼がないといけない。でも、アルバイトをしていては、スポーツができない。
「経済的な理由でスポーツを断念するアスリートをなくしたい」。
そんな選手を数多くみてきた下田は、会社を立ち上げた。「株式会社サイバースポーツ」の始まりだ。
当初、彼は「スポーツマーケットプレイス」というアイデアを考えた。
いわゆる、スポーツ用品に特化したインターネットショッピングの場だ。選手自身が、実際に使ったスポーツグッズの使用感を書き投稿する。
サイバースポーツがその販売を代行、売り上げの一部を選手にに還元するというものであった。
しかし、開発に多額の資金と時間を投じたものの、サービスとしては正式にリリースができなかった。
さて、どうしたものか。
サイバースポーツには想いがある。とても強い、想いがある。
しかし、それ以外は無いといっても過言ではない。
資金も、実績も、後も、ない。
サイバースポーツの今後を考える中で、僕は、ある提案をした。
「スポーツ選手を“応援”する!“支援”する!」と言うが、実際、選手が何に困っているのか?何を求めているのか?それを僕らは分かっているのか!?
僕の提案はこうであった。
YouTuberが話題になっていた当時。
スポーツ選手の話を聞きたいという僕らの様子そのものを、YouTubeに公開しながら、選手を応援したい僕らが、本当は何をなすべきなのか?知っていくべきである、と。
そうしてできたのが、「サイバースポーツチャンネル」であった。
選手には失礼だとは思ったが、片っ端から出演を依頼した。
実績のないベンチャー企業の、立ち上げたばかりのチャンネルに出てくれるとは思えなかったからだ。
しかし、予想とは裏腹に、多くのアスリートが出演を快諾してくれた。しかも、ノーギャラで。
なぜか!?僕らが唯一持っていた「想い」に共感してくれたのだ。
選手数名と話しはじめて感じたのは、
まず、選手自身がとても魅力的であり、個性的で、話そのものが面白いこと。
そして、もっと競技を知ってもらいたい、もっと競技を普及させたい、という想いを持つ選手が多いことであった。
チャンネルを立ち上げた当初は、ただ、スポーツ選手が何に困っているのか、何を求めているのかを知りたい。それだけだった。
しかし、話を聞けば聞くほど、僕らが知るだけではもったいない話が出てくる。
であれば、その選手の魅力を伝えることに特化したほうがいいのでは?
であれば、その競技のプロモーションの一役を担うこともできるのでは?
そして、サイバースポーツチャンネルは、「アスリート応援チャンネル」として展開し直していくことになる。
その頃は、YouTubeチャンネルとして登録者数を増やし、広告料を稼ぐ。そして、収益を選手に分配する。そんなことも考えた。
しかし、あるコンサルタントと呼ばれる人に相談すると、
「そのためには、選手のスキャンダルなこととか、内部告発とか、そういう情報を引き出して動画を作ればいいですよ」と言われてしまった。
馬鹿か、お前は!(笑)
また、ある人にはこう言われた。「SNSのフォロワー数がビジネスになるんですよ。フォロワー数の多い選手を集めるとか、フォロワー数を増やす方法を選手に教えればよいですよ。」と。
なるほど。。。しかし、
フォロワー数を増やすことに時間を使わせる。それは、僕らが応援したいと思っているスポーツ選手にやらせることなのか?
試行錯誤は続いた。
せっかくのインタビュー動画を見てもらうために、僕らが何をすればいいのか。
TikTokやInstagramなどで、選手の魅力を伝えるショートムービーを流し、インタビュー動画に誘導できれば、と選手個々のPR動画を作った。
しかし、思ったように再生数は伸びない。。。
ちーん(笑)
しかししかし、そのPR動画を選手がとても喜んでくれる!
選手が喜んでくれるなら、と、結局収益化の見通しは立たないまま、サイバースポーツはインタビューとPR動画の制作を続けてきた。
そして、今回のアイデア。
経済的な理由でスポーツを諦めてほしくない、僕ら。
競技をもっと知ってもらいたいと思う、アスリート。
そして、スポーツには忘れてはいけない、ファンの存在がある。
ファンは、スポーツ観戦を通じて、他に代えがたい「感動」を得ている。
そしてファンは、その感動を与えてくれるアスリートを応援したいと思っているはず。
僕らがアスリートを応援したいと思うのと、同じように。
今はもう、想いだけではない。
がむしゃらに作ってきた動画がある。
その動画に、ファンが「応援メッセージ」を載せる。
ファンからいただいた掲載料を、選手に還元していく。
ファンにとっても、選手にとっても、応援の見える化ができ、その先のコミュニケーションにも繋がり、あわよくば、コミュニティの形成などにも発展していければ。。。
そして、このアイデアには、もう1つ忘れてはいけない要素がある。
それが、クリエイターの存在だ。
サイバースポーツは、インタビューとPR動画の編集を、外部のクリエイターに依頼している。
動画制作をアウトソーシングして気が付いたこと。
それは、クリエイターたちの活動も、今、大変になっているという現在の状況だった。
ツールが発展したことで、比較的容易に動画などの制作が可能になった。
それは、仕事の単価が下がるということでもある。
それに、本業だけでは将来が不安で、副業として動画制作を始める人も増えている。
そんな人たちの業界参入。ますます安くなる制作費。
そして何より、そんなクリエイターたちを利用している、僕らの状況。。。
今回のアイデアは、「応援」ただそれだけである。
アスリートと、クリエイターの両方を、「応援」というキーワードでなんとかしたい!
動画素材の著作権、サービスの開発費。。。
まだまだクリアにならないことばかりだが、とにかく、はじめてみる。
#スポーツ選手とクリエイターを応援する新サービスを作る は、僕がアイデアを話して、ライターさんに書き起こしてもらっています。ライターさんは、タイトルもハッシュタグも全て考えてくれています。