正直者がたたって嫌われて退職までしたけど後悔してない話

正直者の人へ。
「損することも多いけど自分を好きになるほうを優先したほうがいいと思います」という話をしたいと思います。

約10年前になりますが、自主退職しております。
原因は人間関係。主に陰口。真正面のデスクで毎日言われるのはきつかったなー。

人間関係悪化の決定打はわたしの正直な意見でした。
仕事ができてたら悪化しきらなかったのかなぁとは思うのですがwまあ”アレ”を言わなければあと1年は持ったかなーという印象でした。(たかが1年?)

正直な気持ちが言いたいなー
でもなー
怖いなー

そんな人の参考になれば幸いです。

何言ったの?

先輩2人、後輩わたしふくめて2人の部署でした。先輩同士は同期。
仲良さそうだったんですよね。ちゃん付で呼びあったりして。

新人だった年のある日の定時後。唐突に先輩Aがデスクのそばに来て

「Bさん(先輩)ってさー、うんたらかんたらでさー、ありえなくない?

大混乱です。
え、あなたたち仲いいんじゃなかったの?こういうの大人になってもあるの?嫌すぎ。どうしよう。”あり得ます”とは言えないし、でも”そうですね”もBさんをいじめてるみたいで嫌だし。

なんとか愛想笑い浮かべて絞り出した一言がこちら。

「あー、そういう考え方もあるんですねー……」

翌日、わたしの同期といっしょに私の悪口言い始めました。
同期については責められない。私も悪いところが大いにあったから。
この先輩に関しては「えーん、そういうの中学くらいで終わっといてよぉ」、と嘆いた私。
へたに仕事できるから余計嫌だったんですよねぇ。

ここからなんだかんだあってメンタル壊しながらも結婚相手をみつけて退職するんですけど(逞しいな、私w)。

正直、キャリアがなくなったことは残念だったし、いまだに転職考えてればよかったのかなぁと思うこともあります。

でも、あのときの、否定も肯定もしない切り返しに関して後悔はないです。むしろあのとき、「そうですよねー!」と同調したりしていたら、それこそ一生後悔していただろうなと思います。

これは蛇足ですが「そんなことないと思います!」と強く反発することもしなくて良かったと思います。相手を精いっぱい思いやれたという自己満足を得ることができたので。

最後に

正直者がバカを見るなんて言葉があるそう。
まぁそうよね、とは思います。

お世辞を通り越した嘘が言えたり。
その場をうまいこと切り抜けるような気の利いたことが言えたり。

そういう人が得することもあるし、何よりできる人は才能だからその能力を大事にしてほしいです。

でも頭でわかっていてもできない正直者が後悔するかしないかはその人次第というか、「正直でありたい」と思っている人は嫌われるリスク取る価値はあるのかなぁと思いました。[了]

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