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仕事の根っこの哲学がきちんと伝われば、必要なところに人はやってくるはず

メンバーの思いを綴ったnote。2人目は、コーディネーターの上野です。

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この地に来て6年目。
どうしてか私は、長野県という場所にすっかりと腰を下ろしてしまっています。

雄大なアルプスの山々。
確かな「四季」が宿る景観。
自然との共生を前提とした発展。
その土地で生き抜くための、唯一無二の文化・風習。

そのどれもが美しく、生きるエネルギーであり理由です。

けれど、私を今ここにとどめておく一番のものは、「人」ではないかと思っています。
わたしはこの地で沢山の人に出会い、この地でなければならない理由を貰いました。

ここにいる人は皆、それぞれの哲学を持っています。
自分の意思として表現していない人も、そもそも認識していない人も含めて、哲学を持っている。自然とともにある長野という土地が、そうさせているのではと感じています。

地元の人には、地域ないし家系で紡がれてきた哲学の源流が宿っていて、
移住者は、その源流を解釈し、広げ、また新たな哲学を生んでいる。
この地でさまざまな人と出会い、感じたことです。


地域ではよく、「仕事がない」と「担い手がいない」という声を聞きますが、なぜこれらが共存するのでしょうか。
その答えのひとつには、情報不足とイメージの先行があります(無論それだけではないですが…)。
仕事として可視化されていないのはもちろん、どんな人が担っているのかも見えづらかったり、「自分がやりたい仕事、できる仕事ではないだろう。」と、勝手に決めつけてしまったり。

それって、すごく勿体無いと思うんです。
その「仕事」の本当の部分、何のための仕事なのか、どんな想いで続けられてきたのか。
もし仕事の根っこにある個人の哲学がきちんと伝われば、必要なところに人はやってくるはずです。
長野県は、そういうポテンシャルがとても高いのだと思います。


仕事とはとても副次的なものである気がしています。
どんな仕事でもそれは目的ではなく、自己実現のため、目指すもののため、幸せにしたい誰かのためのツールです。

仕事そのものを前のめりに「探す」のではなく、同じ方向を向いて共に目指せる人、哲学に共感できる人と「出会う」。そうしていくうちにお金が生まれ、それが仕事となるのでは、と若輩者ながら考えています。

そしてそんな働くのあり方が、選択肢のひとつとしてもっと広がってもいいんじゃないか、と思うのです。


「ながの人事室」は、想いや哲学をもって活動するプレイヤーと、自分らしい生き方や目指すものを追求する個人との、「出会い」が生まれる場です。

「この人と一緒に、こんな未来をつくりたい。」
その想いは、長野県の未来、そして自分の生き方までも再構築できると信じています。

ほんの少しだけ先の自分を想像してみて、にやりとしてしまうあなたと、ワクワクする未来をつくりたい。
「ながの人事室」でお待ちしております。


ながの人事室
コーディネーター 上野琉花

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