【木曽】舒達さん第2回滞在~創作リサーチ編~
7/23-7/28 6日間は、舒逹さん第2回目の木曽郡滞在で各地の祭りを見学しながら、それぞれの地域の特産品や石仏、水にまつわる景勝地などを見てまわり創作のリサーチを進めましたのでリポートします。
■ 南木曽町 木地師の里
木地師とは、ろくろを用いてお椀や家具を作る職人のことで、今から1100年以上前から続いています。
宮廷の奉仕に服してしたので日本全国の山林を渡り歩くことが許されていましたが、明治維新以降交通網の発達や山林所有権確定により山渡りは終わり、南木曽の漆畑に定住を始めた、という歴史があるそうです。
木を切ってから長時間乾燥させることが良質な製品作りには必要不可欠な工程だそうで、技術継承だけでなく、乾燥をさせている木も先代から受け継ぎ適切に管理をしているということでした。それにしても生育過程だけでなく、加工の過程でも人間の寿命を易々と超えていく木。悠久の時間の流れを目の当たりにして圧倒されてしまいました。木への尊敬があるからこそ、これまで受け継いできた伝統や技術をこの先へも渡していきたいという想いに触れました。
■ 石仏、道祖神
「仏像」の造形に興味関心がある舒逹さん。木曽AIRネットワークのホストのみなさんと一緒に木曽郡内にあるあまり知られていない石仏や道祖神をとにかくたくさん見て回りました!
■阿寺渓谷、清滝、王滝村自然湖
木曽郡は水にまつわる景勝地がたくさん。こちらも木曽AIRネットワークのホストのみなさんに案内していただき堪能してきました!水の綺麗さが眩しい…!!
天候に恵まれた今回の滞在ではとにかくたくさんの側面をリサーチすることができました。いよいよ作品制作のテストを開始。
次回以降もどんな滞在になるのかとても楽しみです。
(文 佐久間 圭子)