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【茅野】いよいよ到達!八ヶ岳全山登頂〜後編〜
森下さんの今年の八ヶ岳登山、2日目は朝5時に起床です。
双子池のほとりにテントを張ったこの日、夜の間、雨は降らなかったようで
テントの入り口を開けると、朝靄のかかった静かな池が夜明けの空を映していました。
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上諏訪のパン屋さんで買った美味しいパンとコーンスープで簡単に朝ごはんを済ませ、テントを撤収し、今日も元気に出発です。
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昨日登った蓼科山の標高は2,531m。
テント場の双子池は2,034m。そして、これから目指す北横岳は2,480m。
ほぼ、下りて来た分登ることになります。
今回は、山小屋ではなくテントを体験したいということも大きな目標となっていました。
しかし、今年の行程ではテント場が少なく、蓼科山を起点とすると結構なアップダウンはやむを得ず・・。
この疲れも八ヶ岳を体感するには重要な要素なのです・・!
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神秘的な雰囲気、こちらでもダンス。
この時、ダンスを踊った後森下さんは山の中でダンスを踊る時違和感があるのだとお話しされていました。
自然を感じ、パワーを受け取りながら踊るには「馴染む」時間が必要だと感じるのだとか。御柱の掛け声である「木遣」も音楽だという森下さんにとっては、自然の音、木々のさざめきや鳥の声すらも立派な音楽なのでしょう。
その自然の音楽の中でそれに呼応しながら踊るには、その環境に「馴染む」時間がいるのでしょう。
確かに、普段の生活から山に入って、歩いているうちに「人間」から「動物」に戻るような感覚を感じることがありますが、やはりそれには時間がかかります。
いつか、時間をかけて自然に「馴染んで」、自然と一体になった踊りを発表するのも面白そう、なんて話も出ていました。
今回のプロジェクトでは、八ヶ岳の各所で踊った感覚、登った感覚を劇場空間に「持ち帰る」ものであるような気がしています。
3年間かけてリサーチを重ね出会った様々な人や自然や物事の記憶を、最終発表の会場となる茅野市民館に持ち帰る。
それはきっと、森下さんや石川さんのフィルターを通して見たこの地域の姿であり、この地をよく知る人もそうでない人も新しい発見があるのではないでしょうか。
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さて、2時間にわたる、過酷な急登を経て北横岳に到着!
下りて来た方とすれ違ったとき、「この登りは長くて辛いよね〜。頑張ってね」と声をかけられました。本当に、長くて辛い!応援が心に沁みます。
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あそこから下りて登って来たのですから、疲れるはずです・・。
こちらからは山頂の山小屋がよく見えていました。
今日は日曜日。昨日よりも、さらに多くの人出です!
あまりにたくさんの人で踊るスペースもなく、記念撮影のみで終了・・。
ここからもそれなりのアップダウンが続きます。過酷・・。
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そう、実は北横岳はロープウェイで途中まで上がれるお手軽山なのです。
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木々の新陳代謝なのです。
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まだこれを下って登るのか・・・・・・・・。
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最後のてっぺんでしたが、ダンスをする余裕はなく全山制覇、報告動画を撮って通過します・・・。
この後、しばらく下りると到着する麦草峠には駐車場があるので、そこに迎えに来てもらうことはできたのですが、それでは歩いた道が繋がらない!ということで頑張って白駒池まで歩くことになっていました。
去年の出発地点、白駒池まではここから30分。
最後の30分が本当に辛かった・・!
ふたりとも言葉もなく、すれ違う登山者にも力ない挨拶を返すのみ・・。
足を引きずるように平坦な木道を歩いていきます。
そして・・
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とうとう、最後のゴール白駒池に到着!!
夕方に差し掛かり、人もまばらな静かな湖畔。
去年の2泊3日は岩あり森ありの冒険でしたが、
今回は重い荷物を背負ってのひたすらのアップダウン。
おまけに天気はあまり良くなく、どこへ行っても雲にまかれ景色は見えず・・。前回森下さんが言っていた通り八ヶ岳は「ツンツンツンデレ」です。
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本当に満身創痍でした。
これで、森下さん石川さんの「八ヶ岳全部の山に登り全身で体感する」というチャレンジは完了、ということになりました。
北から南まで約25km、苔の森や静かな池、ゴツゴツとした岩登りなど八ヶ岳の様々な顔を見ることができ、更には、
暑い寒い、登り下りがしんどい、雨も快晴も味わい、きのこや野鳥にも出会え、たくさんの自然を発見し、身体中で感じることができました。
この後も今年度中はお二人の茅野でのレジデンスは続きます。
3年間のリサーチはどんな形で発表に繋がってゆくのでしょうか。
引き続き、ご注視ください!
(文・村上 梓)