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柳家一琴 さだまさし作 新作落語「犬のお伊勢参り」上・中・下 通し口演 いわき公演開催に寄せて②


 2024年12月7日(土)にいわきPITで開催する「柳家一琴 さだまさし作 新作落語「犬のお伊勢参り」上・中・下 通し口演」に向けて、これから、見どころや、開催に至るまでの経緯などをご紹介していきます。
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 縁は異なもの味なもの、とはよく言ったものです。
 1967(昭和42)年、京都府に生まれ、大阪府茨木市に育った柳家一琴師匠が、そもそも落語家になろうと思ったきっかけが、ラジオ番組「セイ!ヤング」で放送された、さださんの落語『代わり目』を聴いたから、とのこと。落語家が演じた落語ではなく、人気絶頂の歌手の話芸(歌ではなく)に触れて落語家を志したところからして、ユニークなことこの上ないと思いませんか?
 その後、一琴師匠は地元で桂枝雀師匠や桂吉朝さんの高座を追っかけのように聴きますが、そのまま上方落語を志さず、江戸落語の騎手、柳家小三治師匠(のちの人間国宝)の門を叩きます。しかし、そこで師匠から“宿題”を出されます。
「大阪訛りを直してから来い」
実際、そこから入門までに2年を要したと聞いています。

 無事にはなし家修業が始まった一琴師匠は、さださんともご縁がつながります。二ツ目に昇進し「横目亭助平(よこめてい すけへい)」を襲名した一琴師匠は、落研出身のさださんにも目をかけられるようになり、FMで全国放送された番組「さだまさし 夢回帰線」にもたびたび出演するようになりました。
 
 2001(平成13)年、一琴師匠は真打に昇進されます。
 その後2009(平成21)年5月に、さだまさしさんのファンクラブ「まさしんぐWORLD」の会員限定で開かれるスペシャルコンサートが、NHKホールで行われました。毎年、当日にならないと何をやるかわからないというサプライズ色の強い趣旨のコンサートの初日。収容人数3,700席が満席になったところに用意された高座(笑)。そこに現れたのが一琴師匠で、その日は『初天神』を演じ満場の観客を沸かせました。「まさし寄席」と銘打って東京・名古屋・大阪で4日間にわたって行われたファンクラブ向けコンサートツアーの2日目以降のゲストは、立川談春師匠、三遊亭楽太郎師匠(当時。のちの六代目円楽)でした。(続く)

公演概要
柳家一琴 さだまさし作 新作落語「犬のお伊勢参り」上・中・下 通し口演
日 時 2024年12月7日(土) 14:00開演(13:30開場 16:30終演予定)
会 場 いわきPIT(福島県いわき市平祢宜町5-13)
出 演 柳家一琴 太田その(お囃子) 柳家ひろ馬
木戸銭 一般 3,000円(当日現金払いのみ)
      学生 無料(要事前予約)
ご予約・お問合せ
実行委員会 電話090-4071-1972(長野)
下記のgoogle formからご予約も可能
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdRswLTEu7-plxhFAGaKtP8IJjf8QR4Eb6i6oo_BTsL7T0F7A/viewform?fbclid=IwY2xjawGipPZleHRuA2FlbQIxMAABHeo-mRZVVN7bsjUGJmxvLU311DGM3ykwMYMwtQMflvbRyBCGzM2ngZkrlA_aem_86rT3iGh5-COZk9Q0TasbQ


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