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やっと乗れたマニラMRTが快適だったはなし (ただし、ラッシュ時じゃないよ)

マニラに越してきた時からずっと気になっていた存在。日々エドサをのぼり下りする度に横目で意識し続けて、はや数年。満を持して、ついに乗ってきました。マニラMRT のはなし(ただし、ラッシュ時ではない。優先車両利用。ここ、但し書きが非常に重要なのかも、、、)


マニラMRT(Manila Metro Rail Transit) は、渋滞都市マニラの貴重な公共交通機関の一つ。北はNorth Avenueから、南端のTaft Avenueまでの全13駅、EDSA沿いを走行する路線です。のりものが大好物な幼児がいると、無視して通れない存在で、常に様子をうかがっていました。エドサを走行中にMRTが並走することも何度かあり、「いつかはMRT」と子どもたち(もちろん私も)は胸を高鳴らせていました。


そして、とうとう迎えたこの日。マカティはAyalaからの乗車です。駅もきれいで、道案内もわかりやすい。そしてなにより警備の方々がとても親切!改札を通る前からすでに好印象の嵐です。

自動販売機でチケットを購入。運賃はP13-P28で目的地によって異なるようです。


自動販売機を前に、チケットを購入するだけでめちゃくちゃテンション上がっている子どもたち。操作がわかりやすくてサクサク進むと思いきや、コインを入れる段階で手こずってました。まあ楽しそうでなによりです。

駅の警備員の方が、大音量のマイクでいろいろ指示してくれました。笑


そして、私のテンションが天井を突き抜けたのは、そのホスピタリティー。フィリピンらしいと言ってもいいと思うのですが、優先レーン(子連れ、高齢者、妊婦など、あとは女性専用レーンも)がトウゼンノゴトク、機能していました。


ホームへと降りてきて、そのまま階段近くの場所で電車の到着を待っていると、なんだかよくわからないけれど大音量で何かを捲し立てるような声が聞こえてきました。声の方を振り返ると、警備員?らしき方は、どうやら私たちに話しかけていたようです。「そこじゃない、ここに移動して!」とのこと。

よくみると、私たちが立っていた場所は一般車両のりばだったようで、警備の方は優先車両のりばに移動するよう、わざわざ案内してくれていたようです。気づくの遅くてごめんなさい。

女性専用車両との境目には車内に黒幕がかけられていました。意図的なのかは不明。


週末の午前中という時間帯もあり、混雑もなく人の乗り降りもスムーズ。驚くことに、車内でも警備の方が小さな子ども連れや妊婦が、席に座れるように(ほぼ強制的に)声をかけて回っています。この押しの強さ、嫌いじゃないです。むしろ好き。

とにかくPRIORITY AREAが“機能”していることに感動です。


私は飽きもせず、いまだにつど心を打たれているのですが、フィリピンは空港にホテル、娯楽施設やモール、基本的にどこに行っても、優先ラインが機能しています。ここでは当たり前のことなのかもしれませんが、東京で子育てしていた身としては、毎回、イチイチ感動してしまいます。

噂に聞いていた手荷物検査、改札前にありました。これはラッシュ時は混むだろうなと納得。


あっという間に目的地に到着。
見慣れた景色も車窓からみると新鮮で、マニラの別の顔を見せてもらったような気分になりました。

今回乗車したMRTはきっとレアな姿なのだと思います。実際乗車したことはないけれど、毎朝見かけるMRTの駅は、都内と変わらない「ラッシュ時の朝」のような姿ので、、、



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