2024 ライブ ベスト3
【年間ベスト3】
1.後藤輝基/藤井隆@名古屋中日ホール
『マカロワ』が2022年に1番聴いたアルバムだった。
そもそもはタワレコ特典の
「藤井隆 仮歌集」が目当てだった。
てるきん(フットボールアワー後藤)の事は、
それまでは特に興味が無かった。
でも、『マカロワ』での
『歌手:てるきん』
の歌の表現力が素晴らし過ぎて、藤井プロデューサーの術中にハマってしまった。
そして今回は2ndアルバムのリリース記念の
隆プロデューサーとのスプリットツアー。
私の誕生日翌日の、初日の名古屋に向かった。
てるきんの『上の姉』が出なかったのは残念だったけれど、とにかく楽しかった!!
オープニングでタカスィーが客席後方からダッシュで登場して、ダンスナンバーで客席を煽って盛り上げる演出が、本当に本当にワクワクした!
たぶん、その時私は今年1番キラキラした目をしてたんじゃないかと思う・笑。
そして、てるきん登場!
TVスターの貫禄を携えて、堂々たる佇まい。
タカスィーはキラッキラの大スターだけれど、
てるきんはより一層
『ブラウン管の向こうの遠い世界の人』
という雰囲気が漂う。
『マカロワ』を出した頃よりも、
更に歌の伸びが素晴らしくて、
ただただ歌声に酔いしれた。
あれだけ忙しい中で、あそこまで仕上げてきた事に本当に頭が下がる思い。
「カーニバル」(宝生舞のカバー)の
〜繋いで〜
の歌い方が、CDでも物凄く好きで、
今回はまたその歌い方に戻っていたのが
今回一位に選んだ決め手だった。
上手く歌おうとして、2年前は
少し力んだ歌い方になってしまっていた。
あと、「悲しみスウィング」(本田美奈子カバー)の
〜スウィング スウィング〜
もCDの力を抜いた歌い方の色っぽさが堪らないのだけれど、その箇所は少し歌い方が変わってしまっていたなあ。
隆BP(注:物販パパの略)とてるきんの絡みも面白かったし、何よりCDやツアーの原動力が、
「後藤君のカッコ良さを、またみんなに知ってもらいたい」
という隆プロデューサーの想いから始まっているので、それに全力で応えていた後藤輝基(てるきん)の頑張り様も素晴らしかった。
2.小林建樹@下北沢音倉
今年はなかなかタイミングが合わず、
ようやく年末に観る事が出来た。
前半はギター弾き語り。後半はグランドピアノ弾き語り。
建樹さんはライブ本数が割と少なくて、
そのライブに向けて猛烈に練習する事を知っている。
50代になっても声の伸びが衰えないのも凄いし、
ギターもピアノのどちらも熱のこもったプレイが聴けるのも素晴らしい。
今回のセットリストは、定番曲を少しずらした感じだった。
「祈り」は今回改めて良い曲だと気付いたし、
シノ鉄をたくさん観た後で、
何だか不思議と
『シノ鉄のその後の世界』
の様に歌詞を噛み締めてしまった。
今でも時折ライブをやっている事と、
若手の勢いのあるアーティストにも全くひけを取らないパフォーマンスを今も繰り広げている事を
もっともっと多くの人に知ってもらいたい。
3.シノダ@熊本tsukimi
ヒトリエのシノダのアコースティックギター弾き語り47都道府県ツアー『シノ鉄』。
2023年から始まり、10公演を見ました。
どれも思い出深いけれど、
特に印象に残ったのが熊本公演。
弾き語りはなるべくライブハウスではない会場で観たかったので、カフェの様な造りのこの会場に足を運ぶ事に決めました。
日曜の長崎公演は
ライブハウス近くの友人のお店に顔を出したので
サイン会には参加せず。
月曜は初めて天草に向かう為に
海沿いを走る島原鉄道へ。
「コレがホントのシノ鉄だ〜!」
と、心の中ではしゃいだり、
大三東駅で海が目の前に見える景色に感動したりして島原に向かいました。
そして島原港へ。
トイレから出たら
「あ!!!」
とミラクルな出来事が!
幸せの黄色いハンカチ効果だったのかもしれません。
そしてフェリーで熊本経由で天草へ向かい一泊。
火曜日。
会場のtsukimiは「満月ビル」の中にあり、
窓から外の景色が見える造り。
始まって数曲目で立ち上がって
ギターを弾き始めたのは、
「後方のお客さんにも見えるように」
ではなくて、別の理由だと思った。
ライブ中にもミラクルな出来事があって
それはその瞬間にしか感じられない事だった。
言葉にするのはとても難しい事。
同じ景色を見ていても
受け取る想いはそれぞれ違うんだなあと、
あの日の様子を描いた絵を見て強く思った。
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