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小型自動二輪(AT限定)教習 卒業検定の話

 卒検の日は4時半起床。3月に入り少し日が朝が早くなってきた感じもしますが、夜は明けてません。ご近所さまに申し訳なく思いながら洗濯機を回し水回りを掃除してと朝の家事を出来るだけ進めます。少し空が明るくなった頃洗濯物を部屋干し。今日は帰りが昼過ぎになる予定だからです。
 掃除機はなかったことにして、自分の仕度をします。すると夫が起きてきました。おはようございます、今日卒検なんで、と少し素っ気なく夫に言うと、おはようさん、合格するといいねぇ頑張って、と。気を遣ってくれたのか、布団をあげてくれました。
 子どもには昨日の晩に話をしておいたので大丈夫でしょう。ご飯の場所と帰宅予定時間は伝えてあります。起こさずにそっと家を出ました。

 おかげで遅刻せずに教習所に着きました。今日は受付はなくロビーで待機です。放送が流れ、構内での検定を受ける人が一度教室に集合しました。そこで二輪検定ではこれをすると検定中止=不合格となる事項、合格点および減点項目の確認とコースの発表がありました。何か質問や言っておきたい事はありますか?と検査官からあったので思いっきり「2号車でお願いします」と言いました。すると、はい分かりました、申し送り事項にあるので準備できてますよ、と笑顔でおっしゃってくださいました。他の人にはなんのこっちゃ?という話ですが。


 この日二輪の検定を受けるのは私を入れて3人。私以外は普通二輪のMT車の人でした。
 一人はいかにもやんちゃな見た目の男性。聞けば18歳で夜勤明けと言います。こんなお若いのに大変なお仕事をなさってるんだなと思い話をしてみると、検定の期限が今週なんでやばいんすよ、と言ってました。予想以上に切羽詰まってるのがいたよ。
 もう一人はお勤めされている女性。20代とおっしゃってました。実は私、前回クランクで足をついちゃって検定は2度目なんですとのこと。いやん、あたしもそこ苦手どうしよ…。

 そして二輪教習の待機場所へ移動し、いつものようにプロテクターを付けました。『検定』と書かれた真っ白なゼッケンが緊張感を高めます。順番はやんちゃな彼、お姉さん、私となりました。バイクも400ccの教習車(いつもの)、400ccの教習車(シート高の低いタイプ)、125ccのスクーターと3者3様。いずれも教習所の方が準備してくださいました。お手数おかけします。

 ちょうど教習の休み時間に検定がスタート。みなさん上手です。
 やんちゃな彼は帰ってくるなりエンストしちゃったまたダメだ、と叫んでました。でもエンストは5回までいいんでしょ?そんなにしてないじゃないのと聞いたらそうなんですけど他にも減点されてるかもだし、というので検定中止でなくてよかったじゃない、と励ましてはみました。
 次のお姉さんもおしなべてうまくいってると思いました。クランクもばっちりです。
 

 こうして2人の走りを見ていて人によってずいぶんと走り方が違うんだなと思いました。あたしはどうなんだろ。

 そして自分の番。他の2人はロビーへ行ったので1人でいつも通り走ります。ずっと順路は間違えずに来ています。クランクも一番安定してました。

 ところが例の一本橋でイヤなことを思い出しました。それは走る前の注意でのこと。最近の検定である生徒さんが一本橋にさしかかった時、強風に煽られて落ちたことがある、と。この日は曇天で風も穏やかだったのですが、100%できてなかった不安がわいてきました。

 ここで不合格になるのはイヤー!

 減速なしで一本橋を通過、おそらく1秒足りなかったと思います。
 その後は何事もなく終わりました。
 検査官から「いや~、飛ばしていきましたねぇ一本橋」と講評をいただきました。あなたが最初にあんなこと言うからでしょ、と言いかけてすみません、一発検定中止だけは避けたかったんです、と答えておきました。

 これで二輪の検定は終了しました。あとお一方、普通自動車の限定解除の審査の方がおられて、構内での検定は全員終わりました。
 結果発表はこの2時間あと、自動車の検定の人たちが全員終わってから、と言われ疲れがどっと出ました。

(すみません、長くなったんでいったん切ります。ごめんなさい)

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ながまき さい
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