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2りんかんにヘルメットを見に行ったらプチセレブな気分になった話

こうして昨年9月末にライブディオがうちにきました。音楽教室の移転日がこの年の11月下旬と決まっていたので準備は余裕を持ってできそうです。

こうしてライブディオが来たものの私は色々持ってないことに気がつきました。有るのは免許とバイク本体の2点です。

まずはナンバーと自賠責保険。ライブディオがきた次の日に市役所でナンバー取得の、その足で損保会社の代理店へ保険の手続きに行ってきました。平日昼間の時間に自由に動ける専業主婦の強みが発揮されています。

帰宅後自賠責保険のシールをナンバーに貼ったところで次なにしようかな、そうだヘルメットないわ、ということで車で行きやすかった2りんかんに行きました。

バイクショップへ一人で行くのは初めてだったのですが、平日真っ昼間はびっくりするくらいお客さんがいません。意味なく緊張しながらお店を見てまわりました。

そしてようやく見つけたヘルメット売り場。本当は『一人で行かない方がいい』と言われてたのですが、その言葉の意味がようやくわかりました。

すげー!!いっぱいありすぎてどれにしたらいいかわからん。

途方にくれていても仕方ないので、どんなのがいくら位で売られているのかを見ることに。私が憧れているAraiのヘルメットは予想以上に高くて泣きそうになりました。SHOEIは…今回はいいや。小娘の頃被ってたから。でも知らないメーカーもたくさん置いてあって、私が持っている20世紀末の知識ではとても太刀打ちできません。そこで勇気を持って店員さんに相談しました。

若くてかわいらしい店員さんは私の話を聞いてくれて色々勧めてくださいました。そうやって話をする中で好みが見えてきたところで系統を絞り試着。

不織布の袋を頭から被ります。その上からヘルメットをかぶるのですが、何個も試着を繰り返す度に店員さんが売り場からヘルメットを持ってきて取り替えてくださいます。これってなんだか

高い洋服屋さんみたいだわ

とアホなことを思ってしまいました。なにしろいつも自分で洋服を持って試着室に行って、着替えてだめなら売り場へ戻して違うのを持って試着室へと全て一人でやっていたのです。それが今、自分は鏡の前にいるだけ。店員さんがサイズや被り心地を確認しながらダメなら合いそうなのを探して何回も持ってきてくださいます。ああ、なんたる贅沢。頭から変なの被ってるけど。

こうして30分以上試着にお付き合いいただいたおかげでこれは!というのが買えました。(本当は一番被り心地のよかったアライが欲しかったけどあまりに高いんでまた今度)こんなに丁寧に接客していただいたのは何年振りでしょうか。お気に入りのヘルメットを手に入れた以上に感動しました。

夫が帰宅後にナンバーを付けてくれました。これでとりあえず乗れます。ヘルメット買ってきたよ、と言ったら、そうか、もう買ったのかと驚いていました。どんなの?と聞いてくれたので見せました。げっ、随分いいの買ったねと言われましたが、夫に出してもらった訳じゃないんだからと後ろめたく思うのはやめました。

この時、『自分のお金で自分好きなものを買う』ことの大切さを知りました。




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ながまき さい
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