安いものには気をつけろ
突然やってきた夫のおもちゃに驚きつつ、興味もあったのでいきさつを聞いてみました。
なんでも最初は格安な50ccのスクーターを探していたそうで。すると◯フオク!でこれはというのをみつけたと同時に、同じ値段で100ccのこのバイクが出品されていたのだとか。
「同じ値段なら排気量が大きい方がお得じゃない?」
という価値観はいま一つ理解できませんが、そういった理由で落札したとのことでした。
でも、ネットオークションの落札価格は割と正直です。(例外も多々ありますが)
落札額が低いということは何かある。
このバイクの場合は『乗れるようになるまで整備する』分が割り引かれていました。当初からエンジンをかけて動かすことはできましたが、安全に動かすまでにはちょっと距離がありました。
こんな時、バイク屋さんで見てもらえば安全に長く乗れるようになるのでしょう。が、根っこに『いかにお金をかけずに楽しむか』という考えがあった夫は自分で直しはじめました。2スト+キャブレター式でなんとなく馴染があったり、とてもヒットしたスクーターで今でも中古の部品がたくさん出るのが幸いしたのでしょう。部品や情報を少しずつ集め、しばらくしてそこそこ違和感なく乗れるようになりました。
おかげでその様子を見る限りでは、オリジナルはフレームのみ、他はエンジンも含めて違うバイクから乗せ替えたり付け換えたものかなと思います。違和感がないように見えますが、実は外装はツートンカラーです。色々取り替えてたらこうなりました。
器用にコツコツと修理してバイクを組み立てていく夫の意外な一面を見て惚れ直しもしましたが、そこはやっぱりシロウトが直したもの。私が『乗りたい』と思うほどこのバイクへの信頼はありませんでした。
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