気づいたら教習所に通うのは3回目だったという話
この所小型自動二輪教習の話をしています。それでふと思いついたことがあったので今回はその話をします。
タイトルの通り、私はこの小型自動二輪で3度目の教習所になります。
最初は普通自動車(AT限定)の免許を取るために。当時親と住んでいた自宅から通える教習所へ行きました。大学4年の秋口だったと思います。就職先も決まり、私がいたゼミは卒論がなく時間があったので通い始めました。確か学校の生協を通して申し込んだので学割も入れて3割引きくらいの費用で行けた記憶があります。お金はバイトやら何やらの貯金から出しました。この頃はバブルをまだ少し引きずっていて、学生でもまとまったお金を持っている人が多かった印象があります。あの時はS字、クランク、駐車がものすごく苦手でした。
ちなみに一番の思い出は、私が住んでいた所は少々物騒な町だったのですが、家の周りを走れないと可哀想だからと路上教習でその道の方が乗っている風な黒塗りのベンツが両脇にびっしり路上駐車をしている片側1車線の道路を走らされたことです。その後免許を取って自分の車を乗るようになってからもその道は全力回避してました。
2度目は下の子が1歳になるかならないかの頃。1度目の教習所からは10年ほど経っていて、このAT限定解除のために通いました。というのは当時家で所有していたのがMT車しかなく、子供を病院に連れて行くのに私が運転できる車がないと非常に困ったからです。この時は家族と住んでいた家から近い教習所に行きました。夫の会社の生協から申し込んだら限定解除でも3割引きの教習料金でした。
「限定解除なんて乗り越しなしですぐ出来る」との評判でしたが、2時間ほど乗り越しました。原因はS字とクランクの通過があんまり出来なかったのと安全確認が甘いから。この安全確認の時の教官がすっごいイヤらしい感じでほんとに思い出すのもイヤ。(取れたから許しますが)ちなみに限定解除の卒検は仮免を取るのと同じ内容で構内の検定コースを回って終わり。路上での検定ではないんです。私もびっくりしましたが、同乗していたこの日卒検を路上で受けてた方もびっくり。「これが卒検?」と言ってました。しょうがないじゃん、免許あるんだもん。
教習所を卒業した後免許センターで限定解除の申請をしに行きました。この手続きが教習所でもらった書類をチェックされて持っている免許証の裏に日付と「AT車限定条件の解除」みたいな文言を書かれ、公安委員会のはんこを押印して終了。時間にして5分。教習所でイヤな思いをたくさんし、早起きして来たわりにあっけなく限定解除が終わって拍子抜けしました。
ちなみに当時の家の車はスバル インプレッサWRX STi。初心者に乗りこなせるはずもなく、私にはちっとも懐いてくれませんでした。どうしようもなくなったので、中古のAT車をこの後買いました。だったら限定解除しなくても(以下省略)
2回とも卒検を合格した直後は「二度とこんな所くるもんか!」って言ってました。当時は本当に教官がすぐ怒鳴るしすぐ嫌み言うし、傷つくことを平気で言うしで居心地は最悪でした。教官は生徒に対して言う権利がある、みたいな風潮もあってひどい文化でした。
それが今回はそんなことはありません。まぁ2回目の技能教習の時の教官はないわ~と思ってましたが、その後私の担当になることはありませんでした。今は「この教官外してください」って言えるんですね。すばらしい。でも言ったことはありませんが。
こうして3度目の教習内容を思い出しながら書いていると、また行ってもいいかな、と思い始めました。この小型自動二輪も限定解除して普通自動二輪の免許が欲しいな、と。
まあ、お金の問題を解決してから、かな。