ライディングジャケットの偵察に行ったら手遅れだった話

　今月は寒い日が続いて、まだ緩む気配がありません。
　やっぱりカブで寒いのはイヤだったので防寒具を買おうと思いました。
　実店舗は高いと思ってAmazonを見るとこれならと思うのを見つけました。でも実物を見てからと車で行きやすいバイク用品店にゴー。私がいいなと思ったモデルはネットショップではよく見かける商品だったので置いてあるだろうと踏んだからです。

　早速お店に着くと、冬物のライジャケが一部安売りされてました。
　おおやったこれでいいじゃん、Amazonより安いしとよく見るとサイズが大きいのしかありません。もしくはプロテクターがないもの。

　プロテクター無しならワークマンの方がもう3,000円ほど安いぞ。
　フェイクレザーのものもありましたが今回はパス。合皮にしろ本革にしろそういう気分ではありませんでした。

　私が行ったお店はアパレルの取り扱いが少ない感じがしました。
　基本的にLサイズ以上のものばかりで、レディースに至っては1種類しかありません。前に行ったお店はレディースだけ別コーナーになってたのにな。

　というかみんな寒くなりはじめに買いに来ていたのかもしれません。こういうのは寒くなってからきたんじゃ遅いって分かっていたのに。
　案の定私と同じような体格の女の方も何人か売り場にいらしてましたが、私と同じように『これしかないのか～』というリアクションをされてました。こういうお客もいるんだしレディースとは言わんからせめてメンズのSとMを置いて欲しい…。この日Sサイズは店頭にありませんでした。

　それでも見に来たり試着するお客さんの多いこと。しかもゴージャス体型のダンディばかり。ならあのサイズでも売れるのかな。
　と意地の悪いことが頭に浮かんだりしましたが、全体を見てもピンときませんでした。なぜなら黒いウェアばかり。いくら寒い季節でももう少し明るい色が着たい私はここで買うのはやめました。

　ただサイズ感だけは確認出来るだろうと思い、狙っているものと同じメーカーのものを試着してみました。ライジャケを着るのは初めてでしたが

なにこれ重い。ハンガーから取るだけでも重い。

　こんな重たいものを欲しがっていたのかと、淡い期待をしていた自分にがっかりしてしまいました。

　機能性インナー＋薄いカットソー＋ちょっと厚めのフリースジャケットという服装で、この上から羽織ってみました。
　着た感じはぴちぴち。
　以前夫から、バイク用のジャケットはぴったりしたものじゃないと風が入ってきて寒いと聞いていたのでこんなものかなと思いました。

　バイクに乗らないならもう１つ上のサイズのものにしてましたが、プロテクターの位置がずれたら意味がありません。あきらめてチャックを閉めてみました。
　閉められないことはないのですがちょっと不安も。
　それでも全閉すれば本当に暖かい。
　店内の暖かい空気はあまり感じられず、もしかしたら防風できてるのかなとまた崩れそうな期待をもってしまいました。これで寒くなかったら、中は薄着だっていいのですから。
　ピアノを弾くときはできれば厚着をしたくないので。

　ということで日没とともに退散。灯油を買って帰りました。

　しかしどうしたものか。考えても仕方ないし、次の日は家族全員が休みなのでお酒でも飲んで忘れることにしました。これで一度リセットすれば良い考えも浮かぶと思ったのです。

　そう思ったのです。