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【15】祭囃子はらせんを描いて次の朝へそっと消えた

ホリデースナッチ
沢山の応援、誠にありがとうございました。

3年ぶりのdopeⒶdope出演。
大好きな広瀬格さんの作品で、大好きな兄さんたちと共演で、それはそれは楽しいひとときでした。

吉祥寺シアターとは思えないサイズ感

海外ドラマにハマり始めた頃、周囲の人にオススメのドラマについて話す機会が多かったせいか、「あらすじを面白く話すのが上手いね」と言われることが少なからずあった。
あまり意識していなかったが、確かに少し得意かもしれないと思った当時の自分に聞いてみたい。

この作品のあらすじ、どう説明したらいいの?

例えば過去に自分が出演した広瀬さんの作品で言うなら、「虚言癖倶楽部」や「ドープアウト」なんかは非常に説明しやすい物語だと思う。初見の面白さを削がない程度に内容に触れつつ、大まかな作品のディテールを伝えることは難しく無いだろう。

ホリデースナッチはどうだ。裏稼業、父と子ども、夏休みの宿題、キャンプ置き去り、襲撃、逃亡、襲撃、奪還、襲撃。簡潔に説明するには各要素に距離感がありすぎる!本当に物凄い物語だったと改めて思った。

まるでジャンルの違う要素が、クライマックス間際で急速に絡まり合う様は演じていても毎回気持ち良かった。史上最悪の犯罪者の計画よりも小5の宿題のほうが難敵であったかのような見え方も面白い。彼らに限っては実際その可能性もある。

作中で個人的に一番好きだったセリフは、畑中さん演じる奥内が後半に漏らす「颯斗は塾に行きすぎじゃないかなぁ」から始まる一連のくだり。
なんでもない会話の中に息子を想うもどかしい気持ちがたくさん込められた素敵な台詞だ。畑中さんの演じ方で台詞の良さが何倍にもなって、毎回楽しみなシーン。

皆さんはお気に入りのシーンやセリフはありましたでしょうか?

お花嬉しかったです。ありがとう!

背もたれの無い椅子に数時間座り続ける日々を長い間過ごしたことにより、少々腰が不具合を起こしているものの、無事に終わることができて本当に良かった。たまたま家に痛み止めの湿布が残っていてよかった。
ちなみにノートパソコンのキーボードを叩いているフリを1時間続けると前腕が終わります。

消耗したけど、余りある報酬をいただいた今作。
皆さんと楽しい時間を共有できる喜びを実感しています。

そして休む間もなく「あの日はライオンが咲いていた」の稽古に合流。

SS以外は自由席だから気をつけて

ホリデースナッチの有瀬くんはヘラヘラしたハッカーだったけど、あのライの蔵前さんはカタブツの研究員。
心について、記憶について、愛について、沢山考えながら役を深めていきたいと思います。

それでは

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