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PING「G425」ドライバーとうまくお付き合いするために知っておくべきこと

こんにちは、永井です。記念すべきnoteのデビュー記事は、PINGの新ドライバー「G425」についての話しです。

この「G425」についての記事は、既に私のブログで2回に分けて取り上げていて、その後も追々、「G425」ドライバーについて感じることや目の前で起きたことなどを書いています。

今回は、そのテキストをベースにしながら、加筆校正しての記事とし、私のnoteの目的でもあ「アマチュアゴルファーの利益」にフォーカスしての内容としていきたいと思います。


9月18日発売「G425」シリーズ

PINGの「G425ドライバー」、結論からいえば、慣性モーメントの数値をPING歴代ドライバーで最大にするというミッションを達成しての性能を感じることができ、いいクラブだと思います。

しかし、その慣性モーメントの数値を上げるために、ヘッド重量が重くなっているのが特徴です。ネックのネジを外して、ヘッド単体で重さを計ると199〜200グラムあたりです。

スリーブは約4グラムなので、スリーブ込みヘッド重量は203〜204グラムが、メーカーの基準値だと思います。

ヘッド重量の平均値に関しては、この10年くらい195グラムあたりをベースにして、長尺や大慣性モーメントなど時代の流行を受けて2〜3グラムくらい変動している印象です。

日本メーカーに比べ、アメリカンブランドは重めのヘッド重量という傾向があり、その中でも大型ヘッドをリードしてきたPINGは、ヘビー級ヘッドのチャンピオンかもしれません。

ヘッド重量に関しては、いわゆるシャフト重量や硬度と同じで、ゴルファーのヘッドスピードやパワーに比例して選ぶべしという考え方がありますが、それはゴルフクラブトータルで見た場合の黄金率を求めるには必然です。

これに対してのカウンターサイドが、軽量ヘッド&長尺軽量化でのスピードアップの積と、重ヘッド&短尺ミート率アップの積でのアプローチ。

PINGの場合は、積極的な後者か?というと、そうではない気がします。「前者ではない」という表現が適正に思いますが、ブランドのフィロソフィーは理解して頂けたと思います。


「どんなクラブなのか?」

先にも書きましたが、今回の「G425」の開発ミッションは、歴代のシリーズの中で、最大値となる慣性モーメントの値を達成することです。

それを受けて、「G425」は、大型460CCボディの後ろに、25グラムのタングステンウェイトを配置する設計となりました。

先にヘッド重量の話しを書きましたが、タングステンウェイトが25グラムというのは、ヘッド重量の1割を越え、ゴルフクラブ史上最も重いウェイトパーツだと思います。

比較で挙げるなら、テーラーメイドの『SIM シリーズ」のタングステンウェイトは約18グラム。この18グラムでも、過去のドライバーを振り返ると最重量級に位置しますから、「G425」の25グラムのタングステンウェイトは、かなり飛び抜けた数値だと思います。

イメージ的には、アンドレ・ザ・ジャイアントくらいですかね?

私が感じるには、どうもその慣性モーメントが与えるゴルファーへの利益については、やや机上の考察になってしまっているか?と感じます。

慣性モーメントの数値ではなく、実際にボールを打って「曲がらない!」と体感できて、球がネジれない美しい飛び姿を体感できるのは、間違いなく名器「G20」だと思います。

なので、今回の開発にあたり、開発者はキャド上で過去モデルの慣性モーメントの数値での「曲がらない」と戦うのではなく、実際に「G20」を打ってみての「曲がらない」を感じ、それを慣性モーメントの数値に落とし込めているのか?というのが、気になる部分ではあります。

時系列の中で、PINGの開発者も入れ替わっているという噂は耳にします。そのあたりの継続性は、今のゴルフ業界で期待するのが、無理なのかもしれません。


「過去モデルはどうなのか?」

あまり文字数を掛けたくないので、サラッといきますが、ゴルファーがゴルフクラブを手にしてスイングした時の、

① 自分のパフォーマンス値 > クラブのパフォーマンス値
② 自分のパフォーマンス値 < クラブのパフォーマンス値

で分類すれば、2018年モデルの「G400」シリーズは、間違いなく①のゴルファーをターゲットにしたクラブです。

その後、2019年モデルの「G410」シリーズは、やや②のゴルファーへとターゲットを拡げた感がありました。

そして、今回の「G425」シリーズは「LST」「SFT」「MAX」と、その最大級の慣性モーメントをキーワードに、①と②の全てのゴルファーをターゲットにしているのが、特徴です。


「そこにゴルファーの利益はあるのか?」

ケース19月の連休前に、月刊ゴルフ用品界の10月号分の試打取材がゴルファーレでありました。その回はシャフト特集で、大手メーカー3社の新製品の試打をおこないました。

その時に、あるメーカーさんが、試打クラブのヘッドとして「G425」を用意したのですが、50グラム以下の軽量帯のシャフトでは、うまく打てなかったです。この体験が、この「G425の正体とは?」という、疑問のスタート地点となりました。

しなりの大きく軽い50グラム代以下のシャフトでは、世界ヘビー級チャンピオンクラスの「G425」のヘッドの重さにシャフトが負けてしまいクラブとして成り立たず、シャフトの評価ができませんでした。

なので、トルクレンチを借りて、タングステンウェイトを外してみました。

これはとても振りやすいドライバーとなり(50グラム以下の軽量シャフトに対して)、それでシャフト試打をおこなうことができました。

取材後に試打したゴルフ用品界の担当編集者さんも同じで、タングステンウェイトを付けたままのノーマルの状態ではとても振り難くボールが大きくバラけていましたが、タングステンウェイトを外してあげると、とてもいい結果が得られました。

この段階での問題を整理すると、50グラムあたり(それより軽いシャフトも含む)の軽量帯でよく動くタイプのシャフトの場合、この「G425」のヘビー級ヘッドとの相性に疑問符が付くということ。

もし、これが60グラム台や70グラム台の強靭なシャフトを使いこなす、①のタイプのゴルファーなら、ヘビー級が生む最大値の慣性モーメント数値のヘッドとのマッチングにも違和感はなく、その性能を享受できると思います。

しかし、今回「G425」は、②のゴルファーまでターゲットを広げているわけで、市場的には60グラム台や70グラム台より50グラム台以下のシャフトを使うゴルファーがメインでしょうから、このヘッド重量とシャフト重量のマッチングに注意しないと、ゴルファーにとっての利益となるようなドライバーに仕上がらないのでは?というのが、今回 の私の提言です。

今回の問題提起の基点となるのがここまで。

まとめ的には、50グラム台以下の軽量帯のシャフトにリシャフトする場合、クラブの総重量に対しての、シャフト重量とヘッド重量の関係性(バランスという表現はスイングウェートを連想させるのでやめました)には注意する必要があるということです。

ここからは、具体的な例を交えながら、アマチュアゴルファーをメインとした現場でのケースを考えていきたいと思います。


「何が起きているのか?」

先ずは私のケースからです。

ケース1.あらためて打ってみた(永井)

その疑問が生じた、ゴルフ用品界のシャフト試打の翌週、レッスンで訪れた奈良学園前のゴルフショップ「グレージ」で、あらためて「G425 MAX 」を打ってみたら、とても振りやすくて驚きました。

この時、打ったのは日本/アジア限定シャフトの「ALTA J CB SLATE」のSRです。 SRだとカタログ値ではシャフト重量は50グラム。クラブ長さは45.75インチとあります。

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ゴルフ用品界の試打の際、オリジナルヘッドのままでは、50グラム台のシャフトが全く打てなかったのですが、このシャフトはとても気持ちよく振れて、ヘッドに織り込まれた性能を感じます。

これは、完成度の高いドライバーだと感じました。

となると、この差はいったい何なのか?

実は、ゴルフ用品界の試打を終えた段階で、クラブデザイナーのジューシー株式会社代表松吉宗之さんへ、たまたま別件で電話する用事があったので、私が感じた試打の際の違和感を相談したところ、とても興味深い事実を教えてくれました。

それもあったので、グレージにあった試打クラブを打ってみたのですが、同じ50グラム台のシャフトでも、先日打ったものとは、こんなにも違うのか!と感じました。

まあ、シャフトが違えばということに感じるかもしれませんが、実はそこには大きな隠し味があります。

今回の「G425」から、グリップエンドにゴルフコース内でのショットのデータを拾う「ARCCOSセンサー」付きのグリップが、標準グリップとして採用されています。実はコレが大きな役割を果たしているのです。

このアーコスセンサーの分、グリップエンドに10ミリくらい厚みがありセンサーのウェイトもあるので、ショットセンサーだけでなく、いわゆるカウンターウエイトグリップという役割を果たしています。

そうなると、仮に45.75インチのドライバーを組み上げようとした場合、アーコスセンサー付きグリップと、そうでない普通のゴムや樹脂でできたプレーンなグリップでは、グリップエンドのキャップ部分の厚みが違うので、シャフトのカット長さが10ミリくらい違うということになります。

私は長さフェチですから、シャフトを3ミリカットしただけで、クラブが死んでしまったり、生き返ったりという経験を数多く重ねています。

なので、10ミリ、シャフトの長さが違うクラブを、同じ「45.75インチです!」というのは、チョットどうかな?と感じます。

キーワードを拾えば、「短尺」「グリップエンドにカウンターウエイト」ですから、205グラムはあろうかという「G425」のヘッドには、まさにピッタリです。

なので、正しく理解するなら、45.25インチでシャフトをカットして、古くはフォーティーン(コンセプト)、最近だとヨネックスやゼクシオが採用したグリップエンドにウェイトが入った厚底グリップを装着しているドライバーとなります。

これの良し悪しを問うのではなく、そういう事実を理解した上で、クラブを選ばないと、本当に自分にフィットする「G425」は手にすることができないというのが事実です。

そういう意味では、ピンオリジナルシャフトは、ヘッドの特性を引き出すためのマッチングとしては、素晴らしい仕上がりといえます。

私がグレージで打った「G425 MAX」に入っていた日本/アジア限定シャフトの「ALTA J CB SLATE」は、ややバット系も太めにしているみたいで、その分シャフト自体もカウンターバランス設計になっていると思われます。

構えてワッグルしてみると、やはり明らかにヘッド後方のタングステンウェイトの重みを感じ、シャフトからかなり離れたところの重さがはたしてインパクトで戻ってくるのか?と不安になりました。

でも、打ってみるとシャフトがちゃんと仕事をしてくれて、気持ちよくヘッドが戻ってきます。

そうなると、最大慣性モーメントの効果は、バッチリ感じますよね。直進性があってエネルギー効率も高めで、飛んで曲がらない弾道がイメージできます。

カタログには「しなり系高弾道シャフト」とありますが、実際のところのキーワードを探すなら、「カウンターバランス設計」「セミ太バットシャフト」あたりが真実でしょう。

なので今回の「G425」を50グラム台のシャフトで組む場合は、PINGオリジナルシャフトにアーコスセンサー装着グリップで組んだクラブが、一番完成度の高い状態に仕上がるのではないでしょうか?

60グラム台や70グラム台で、わりと強靭なシャフトをカスタマイズした場合は、この問題はあまり生じないと思います。

これは、先の分類の①のゴルファーとなり、そのターゲットに評価が高かったのが「G410」ドライバーです。

今回の「G425」の超ヘビー級ウェイトのヘッド重量を考えると、50グラム台や40グラム台のアフターマーケット用シャフトで、最適な状態で組み上げるのが、かなり難しいと感じます。

その問題を最初からクリアしているのが、PINGオリジナルシャフトということになります。

PINGの看板選手である鈴木愛プロは、最近オリジナルシャフトしか選ばないという話しを聞いたことがありますが、彼女のヘッドスピードやシャフトのスペックを考えると、至極まっとうなベストチョイスだと、その理由を理解しました。

私も「ALTA J CB SLATE」のSシャフトで、「G425 MAX」の9度なんていうスペックを、試してみたいと思いました。

ケース2.アクティブシニア女性ゴルファーAさん

Aさんはゴルフ関係の会社経営者。仕事がら全国を飛び回りながら、ラウンドの機会も多いアクティブゴルファーです。

10月に、とあるコンペでご一緒したのですが、「G425、買ったのよ!」とその日が初打ちで楽しみにしている様子です。

私は、「ちょっと重く感じたら、このタングステンウェイトを外してみるのもいいですよ。」とひと言アドバイスして、スタートを見送りました。

18ホールを終えて、Aさんにお会いしたら、「永井さんの言うようにウェイト外してもダメだった!」とのこと。

少しお話しを伺うと、もともと40グラム台のシャフトを使われていたのだが、「G425」購入に際しシャフトを30グラム台に替えたとのこと。

なるほど、これでは30グラム台のシャフトに200グラム越えのヘッドも合わなそうだし、タングステンウェイトを外したら、それはそれで、ご本人が現在使っている40グラム台のシャフトの入ったドライバーから見ると、軽過ぎてしまい合わないのが想像できます。

この「G425はヘッドが重いので、シャフトを現状より軽くしましょう!」という考え方は、間違いではないと思いますが、このAさんのケースのように、はまらないことも多々あると予想できます。

ケース3.エージシューターFさん

Fさんは奈良グレージのお客様で、御年80歳とのことですが、50回以上のエージシュートをマークされています。

その日もゴルフ帰りとのことでしたが、過日グレージで「ディアマナTB・50S」を入れて組んだ「G425」がイマイチしっくり来ていない様子で、その相談を受けました。

「ディアマナTB・50S」は適正スペックに感じるので、やはり「G425」のヘッド重量の問題が気になります。

そこでヘッド重量の問題を説明し、解決策としてウェイトを外しての調整があると話したら、とても興味を示して頂きました。

ご本人も「ヘッドを重く感じるから、短く持って打っていた」とのことです。

なので、タングステンウェイトを外し鉛を使ってヘッド重量を調整するのは、たいしてコストは掛からず、現状復帰も直ぐに出来ると話したら、「是非、やってほしい!」となりました。

では!ということで、レンチでタングステンウェイトを外して、鉛を貼っての調整をおこないました。

いちおう、ヘッド重量に総重量、スイングウェートにCPMの数値は取りながらの調整ですが、やはりココは感覚勝負です。

この「ディアマナTB・50S」の持つ性能&フィーリングとコミニケーションしながら、クラブトータルとしていい塩梅に落ち着くところを探します。

何となく、シャフトのフィーリングを感じながら、ヘッド挙動もハッキリ把握できる頃合いが見つかったところで、Fさんに手渡して、印象を伺ったところ、

「振りやすい!コレなら、ちゃんと長く持って振り切れそうだ。」

とのことでした。

Fさん、ヘッド重量の荷重用に使った鉛をグレージのポイントカードで支払われ、振りやすくなったドライバーを手に帰られました。

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あまり数字での検証はしたくないのですが、とりあえずのクラブ総重量は296g。ご年齢を考えると、適正な数値だと思います。

それでいて、ディアマナTBの50Sのフィーリングを感じれる状態ですから、ある程度叩ける方が前提です。

そう考えると、エージシューターのFさんには、ピッタリに仕上がったのでは?と感じます。

これだけスイング技術があれば、ミート率もヘッド後方にある25gのタングステンウェイトによるヘッド慣性モーメント値に頼らなくても大丈夫ですから、軽量化によるスピードアップの方が、飛距離アップに寄与すると思われます。

その後の話しでは、とても振りやすくなったが、やや左にいくとのこと。ややヘッド重量が軽過ぎるか?と思うので、そこはグレージのクラフトマンが、もう少し鉛でヘッドに荷重することや、鉛の位置を変えるなどフォローしており、きっといいところが見つかると思います。

ケース4.同世代アベレージゴルファーYさん

Yさんは私と同年代。学生時代はサーフィンをやられていて身体を動かすことは好きですが、まだゴルフ歴は浅くアベレージゴルファー。

力強くクラブを振り切ることはできますが、もう少し距離が出てもいいか?という感じです。

そこで「G425」ドライバーへの買い替えを希望され、グレージで試打されていました。

ヘッドは「G425MAX」で決まり、試打しながらシャフトを選んでいたので、「絶対に硬い方がいいですよ!」とアドバイスしてSRをチョイス。

先日のラウンドでは「よく飛びました!」と、笑顔でご報告を頂きました。

ケース5.ヘッドスピードのある上級者

この記事を書く直前に、スクラッチ競技に出場するヘッドスピードのあるアマチュアゴルファーの方と、2回ほど続けてラウンドする機会がありましたが、御二方とも使っていたのは「G400」シリーズのドライバーでした。

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「ゴルファーの利益のために」

これらのケースを踏まえると、①の層には「G400」がハマりますが、それを含めながら全てのゴルファーに向けて「PING史上最大慣性モーメント値」というミッションで開発された「G425」。

特に「G425MAX」では、②のところがメインターゲットとなっていますが、その背負った十字架のせいで、ヘッド重量は軽く出来ません。

故に、30~50グラムの軽い重量帯のシャフトで、そのターゲットに対しての適正なドライバーに仕上げるのが難しい状態となっていると感じます。

でも、PINGのカスタム対応状況を見ると、「バランス指定可」となっていて、注目すべきはグリップのラインナップにある「PING製の純正オプショングリップ」です。

9種類がラインナップされていますが、軽量タイプ1種以外の8機種では、55グラムから64グラムまでのヘビー級グリップが用意されています。

私も愛用している「ツアーベルベット・ラバー」もありますが、40グラム、45グラム、47グラム、55グラム、64グラムと5つの重量帯が用意されています。

通常「ツアーベルベット・ラバー」の60口径は50グラム。58口径で62グラムというイメージがあるので、この55グラムと64グラムの「ツアーベルベット・ラバー」は、PINGオリジナルの特注品だと思います。

PINGのフィッティングノウハウでは、グリップは「手のひらの長さ」と「一番長い指の長さ」に比例して太さも選ぶので、重いグリップは太さもアップしてのジャンボグリップ的になると思いますが、この辺りも含めてのトータルで、ゴルファーに最適スペックをお届けする体制は、PINGには整っています。

なので、心配なのは、街のゴルフショップや行きつけのゴルフ工房で、「G425」をリシャフトするアマチュアゴルファーのこと。

ここ最近、PINGのドライバーを使っていて、そこでうまくいっているお気に入りのシャフトがあるから、盲目的にそれをそのまま「G425」に入れるとか、自分の中でお気に入りシャフトがあるので、それを「G425」に入れてみたりしても、必ずしも期待するようなクラブに仕上がらない可能性があるということが見えてきました。

これは、残念ながら、悩める多くのアマチュアゴルファーに対して、「ゴルファーの利益」がもたらされている状態ではありませんので、これについては、やはり誰かが問題提起しないと、「ゴルフ業界の利益」にも繋がりません。

声を大にして言いたいのは、「G425」の良し悪しではなく、50グラム以下の軽量帯シャフトで打つゴルファーにとって、「G425」を最適な状態へ持っていくための注意が必要だということです。

これは是非、多くのゴルファーに知っておいて頂きたいと思います。

注意点としては、

・アーコスセンサーグリップのカウンターウエイト効果とシャフト長の関係をふまえて、クラブを組み立てる際に、同じような機能をもたせるか?

・30~50グラム台のシャフトへとリシャフトする場合、ヘビーウエイトのヘッド重量に対する対応策を(タングステンウェイトを外しての重量調整など)、何か講じる必要がある。

・従来、自分が使っていたシャフトのスペックにこだわらず、重いヘッドを振りやすく感じるシャフトを選ぶ。

・PING「G425ドライバー」はヘッド単体の力学的性能だけでなく、オリジナルシャフトを含めたクラブトータルで、そのポテンシャルが引き出せる。

これらの問題がクリア出来れば、間違いなく「G425」はPINGらしい、いいドライバーで、その恩恵を手にすることができると感じました。

記念すべき第一回目の投稿、だいぶ長くなりましたが、今後も「アマチュアゴルファーの利益」に繋がる内容を見つけては、記事にしていきたいと考えています。

ちょっとまだ、このnoteの使い方がよく分かりませんが、引き続き、ご興味を示して頂ければ幸いです。


より深いゴルフ探求のため、レッスンや研究をアップグレードするツールを導入したいと考えています。頂いたサポートは、ゴルファーの幸せのために還元させたいと思いますので、ご支援頂ければありがたいです。