その癖のせいで解けない・・・
管理栄養士合格ノウハウvol.5
本番で見られる「癖」について紹介します!
癖1.読み飛ばし
例えばこの問題。
「グレープフルーツの苦みは、ヌートカトンによる。」
グレープフルーツ:ヌートカトン
この組み合わせだけ見るとマルなのですが、
グレープフルーツの苦み:ヌートカトン
ここまで見ると、バツだと分かります。正しくは、「グレープフルーツの香りは、ヌートカトンによる。」です。
もしそれが分かっていたとしても、本番に「苦み」を読み飛ばして、「グレープフルーツ:ヌートカトン、これはマル!」と解いてしまえば、せっかくの知識を本番に使えていないということになります。
本番で見られる「癖」とは、このような「知識はあるけど、使えていない」という状態です。
癖2.自分で判断基準を勝手に作ってしまっている
例えばこの問題。
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医師から禁酒を指示された肝臓病の患者である。「1週間は禁酒しましたが、寝つきが悪いと感じ再び飲むようになってしまいました」と話す。行動変容技法のうち、認知再構成を意図した管理栄養士の支援である。
「お酒の買い置きをやめてみては」と提案する。
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ここで選ぶ判断基準は、「認知再構成を意図した提案になっているか」という点ですが、この判断基準を読み取れず、「お酒の買い置きをやめてみるのが良い提案なのか」を考えてしまう。このような現象は、「自分で判断基準を勝手に作ってしまっている」という現象です。
問題は、その提案が良いかを問うているのではなく、認知再構成を意図した発言になっているのかを問うているのです。
そもそも認知再構成とは何か分かっていなければ解けませんが、分かっていたとしても問題文から判断基準を拾えなければ解けません。
「癖」とは、あともう1歩なのに知識を使えていないもったいない状態なのです。どうすればいいのか?
癖は、どう対策すれば良いのか
まずは「癖」と気づくことが第一歩です!ですが、自分ではなかなか気づけないのが、厄介なところ。大抵の場合は、人から指摘されて気づくことが多いようです。
例えば、仲間や先輩に指摘されて気づいた話は良く聞きます。また、会話する中で私が直接指摘することも多いです。
気づくことができれば、あとは本人が意識をすることが大事!何度も何度も意識して、気を付けて、修正していきます。
ですがこれは、自分で気づくことが難しいので、「1人ぼっち」での勉強から卒業することが大事です。自分では気づけない癖を指摘してもらえる環境をつくる努力をしましょう!