AIによるBL小説5 Ninja
AIにBL小説を書いて貰おうと試行錯誤した記録です。
BLとはBoy's Love、男性同士の恋愛を描いた作品のことです。
BLを好む男性のことを腐男子と呼んだりします。
前回はこちら
第1回はこちら
Ninja登場
前回ChatGPT4があまりに凄すぎ、また検閲が厳しすぎたために、若干やる気をなくしていたわけですが。
ここにきてNSFWなローカルLLMの期待の星が現れたと噂を耳にしたので、試してみました。
うちのGPUで動くか心配だったけど、Ninja-v1-NSFW-128k-Q8_0.gguf が問題なく動いて一安心。
毎度思うんですが、ggufってなんて読むんでしょうね?
ぐぐっふーで合ってる?
量子化前の元ファイルはこちら
採点
まずは、第三回で実施したBL小説採点方法で評価してみます。
採点基準などはそちらをご覧ください。
結果は以下の通り。
赤がNinja、青が第三回で測定したELYZAの数値です。
前回までに一番優秀だなと感じていたELYZAよりも、全体的に高得点です。
ちょっとフォローをすると、ELYZAもあれから数か月経過してバージョンアップしてると思うので、今最新バージョンで計りなおすともっと高得点になるかもしれません。
にしてもNinja凄い。
どのパラメータで出力しても、まともなSSが出力されます。
ローカルLLMでここまで文章生成できるなんて、AI業界の発展速度、相変わらず速すぎ。
三人称視点は完璧、ハッピーエンドも完璧。
プロット遵守率も9割以上、20行程度という指定も結構効いてる気がします。
BLについては、攻とか受とかの単語がよく理解できてないっぽい感じ。
最優秀
「サンドイッチを食べる、告白する」というプロット指定に対する、20行程度のBLショートストーリーと考えれば、ほぼ完璧に近い出力ではないでしょうか。
告白を止めての逆告白とか、いい感じの小技です。ナイス。
この感じは、出力させた感覚が今までのローカルLLMよりも、ChatGPT4に近い印象です。
ChatGPT4による短編BL小説
じゃあChatGPT4はどんな感じかということで、出力例を出してみます。
あ、GPT-4oじゃないです。
ちょっと前に出力したやつなので、4の文章です。
設定指示
クロ、黒髪短髪、無口でクール、ぶっきらぼうな口調、18歳、一人称は俺。強い。美青年。
シロ、長い銀髪、お気楽、かわいい、17歳、一人称はオレ。 クロ×シロ。BL。ファンタジー。魔法学園
他にも髪を褒めろとか、挿絵を描いてとか指示しています。
タイトル: 銀髪の魔法使いと黒髪の戦士
第1話: 不思議な出会い
クロはその日、魔法学園の庭でひとり、剣の練習に没頭していた。彼の周りには誰もいない。クールで無口な彼には、なかなか友達ができなかった。黒髪を短く刈り上げた彼は、美しい顔立ちをしているが、口調はいつもぶっきらぼうだった。剣を振り下ろすその腕は、いつもよりも力強い。
突然、不意に現れた長い銀髪の少年が、クロの練習を見ていた。シロ、17歳。お気楽な性格で、いつも明るく振る舞っている。彼はクロに声をかけた。
「おー、すごい剣の腕だね!オレも練習に参加してもいいかな?」
クロは驚いた。普段、誰も近寄らない彼に声をかける者は珍しい。しかし、シロの無邪気な笑顔に、クロは少し心を開く。
「…勝手にしろ。」
二人は共に練習を始めた。シロは魔法の才能に長けており、彼の魔法は軽やかで美しい。クロはそれを見て、少し驚いた表情を見せる。
練習が終わると、シロはクロの髪をさりげなく誉めた。
「クロの髪、かっこいいね。短くてスマートで。」
クロは照れくさいように顔を背けた。シロのこういうところが、不思議と心地よかった。
その日以来、二人はよく一緒に時間を過ごすようになった。だが、クロにはまだ知られていないシロの秘密があった……
第2話: 秘密と影
クロとシロが共に過ごす時間が増えるにつれ、クロはシロに対して特別な感情を抱き始めていた。しかし、彼はその感情を抑えようとしていた。魔法学園の中でも、クロは強くあるべきだと自分に言い聞かせていたからだ。
一方、シロは明るく振る舞っていたが、彼には誰にも話していない秘密があった。シロはある稀有な魔法の才能を持っていて、その力は学園でも上位の者しか知らない。
ある日、学園の地下図書館でクロは偶然、シロが独自に研究している魔法の資料を見つける。それは禁じられた魔法に関するものだった。クロはシロを問い詰めるが、シロは何も語ろうとしなかった。
その夜、クロはシロが密かに魔法の実験をしている場面に遭遇する。シロの魔法は美しく、しかし同時に危険な力を秘めていた。クロはシロに対して心配と怒りを感じた。
「なぜ、こんな危険なことを…!」
シロは黙ってクロを見つめた。彼の銀髪が月明かりに照らされ、儚げな美しさを放っていた。クロはその瞬間、シロへの感情を隠し切れなくなった。
しかし、その時、学園の警報が鳴り響き、二人は現実に引き戻される。何者かが学園に侵入し、秘密の魔法が盗まれようとしていたのだ。
第3話: 心の葛藤と共闘
警報が鳴り響いた夜、クロとシロは急いで現場に向かった。学園に侵入した者は、禁断の魔法を狙っていた。クロとシロは共に戦うことになった。
戦いの中で、クロはシロの隠された力の全貌を目の当たりにする。彼の魔法は強力で、しかし制御が難しいものだった。シロは自分の力を恐れていたが、クロと一緒ならば、という希望を持っていた。
クロはシロの隣で戦いながら、彼への感情を再確認していた。シロに対する愛情と、彼を守りたいという強い意志だ。戦いが終わり、侵入者を撃退した後、二人は互いに心を開き、本当の気持ちを話し合った。
「俺は、お前を守りたい。お前のその力も、お前自身も。」
「クロ…オレも、クロのそばにいたい。一緒に、この力をコントロールしていくよ。」
二人は手を取り合い、これからの困難に向かって一緒に進むことを誓った。しかし、二人が知らない大きな謎がまだ残っていた。シロの力の源泉と、それを狙う謎の組織の存在だ。
第4話(最終話): 真実の明かされる時
クロとシロは共に、シロの力の源泉を探るために旅を始めた。旅の途中、二人は互いの過去と向き合い、さらに深い絆を築いていった。シロの力は、彼の家族が代々守り続けてきた秘密の魔法であることが判明する。その力は、正しく使えば大きな恩恵をもたらすが、悪用されれば大きな災いを引き起こす。
一方、彼らを追っていた謎の組織は、シロの力を利用しようと画策していた。組織の目的は、世界の均衡を崩し、新たな秩序を築くことだった。
クロとシロは組織のアジトに辿り着き、最終的な戦いに挑む。戦いの中で、シロの力は限界まで引き出され、彼はその力を完全にコントロールする。クロの支えがあったからこそ、シロは自分の力を受け入れ、使いこなせるようになったのだ。
最後に、二人は組織の計画を阻止し、世界に平和をもたらした。彼らの戦いは、学園の伝説として語り継がれることになる。
「これからも、俺たちは一緒だ。」
「うん、オレたちは、ずっと一緒だよ。」
二人は互いの手を握り、新たな未来に向かって歩き出した。彼らの物語は、ここで一つの幕を閉じるが、二人の絆は永遠に続いていく。
感想
やっぱ文章うまいよね……!
そして挿絵も美麗。ただし1回目の挿絵は髪が短かったのでリテイクを出しました。
あとは、謎の組織とか戦いとかの描写がふわっとしてるのが、ちょっと不満ではある。
Ninjaによる短編BL小説
Character Context
AIに、君にはこんな仕事をして欲しいんだよ、という前提条件を指示することができるので、以下のように指示。
せっかくなので、NSFW設定も入れてみました。
設定指示
パラメータプリセットは「Divine Intellect」で。
攻:クロ、黒髪短髪、無口でクール、ぶっきらぼうな口調、18歳、一人称は俺。強い。美青年。
受:シロ、長い銀髪、お気楽、かわいい、17歳、一人称はオレ。
クロ×シロ。BL。ファンタジー。魔法学園
第1話「焦燥の序章」(約2500字)
秋も深まる頃、魔法学園に通うクロは、ある日突然呼び出された。彼が所属する研究チームで開発中の新薬『アルケミス・ハート』の実験台として選ばれたシロを前に、クロは焦っていた。
「おい、大丈夫か?」
不安げな表情で声を掛けるクロに対し、シロは明るく笑う。
「だいじょぶだよ! それよりも新薬の効果が楽しみだねっ♪」
無邪気な様子で言葉を返すシロに、クロは内心焦燥感を募らせる。自分以外の人間が実験台となり、万一何かあれば責任は全て自分に降り掛かってくるだろう。
そんなクロの心配をよそに、シロは研究員たちに連れられ実験室へと向かっていった。残されたクロは、不安を抱えつつも自分がすべきことを考える。
(あの子だけじゃなく、俺も守らなきゃ)
そう思った瞬間、クロの頭にひらめいたアイディアがあった。彼は急いで研究室へ向かい、シロを救おうと決意する。
一方、実験台となったシロもまた焦燥感に苛まれていた。新しい薬の効果が未知数であり、自分の身体に何か起こる可能性を考えると恐ろしくなった。
(大丈夫だよね? クロが守ってくれるもん)
そう思い込むことで不安を紛らわすシロ。しかし、実験は予期せぬ事態に発展する。薬剤の投与後、シロの身体に異変が起き始めたのだ。
焦げ付いたような頭皮と全身を覆う黒ずみ。明らかに正常ではないその様子に、クロは愕然とする。シロが実験台として使われた結果、予期せぬ副作用が発生したのだ。
「お前…大丈夫か?」
焦った表情で近寄り、クロはシロの頭をそっと撫でる。
「ごめんね、心配かけて…でも、ぼくは平気だよ! きみがいてくれるなら」
笑顔を作ろうとするシロに対し、クロの胸中に怒りや焦燥感が込み上げる。自分たちは被害者であり、こんな目に合わされているのだ。
その夜、二人きりとなった屋根裏部屋でクロはシロを抱く。激しくも優しいセックスが始まった。互いの身体を求め合う行為によって、二人の絆は深まる。
「好きだ…お前じゃなきゃ駄目なんだ」
耳元で囁かれ、シロは涙を流す。自分が必要とされていることに喜びを感じつつも、現実の残酷さに打ちひしがれた。
そして翌日、クロは研究チームへ乗り込み、シロを救う計画を立てる。彼ら二人だけでは解決出来ない問題に直面するが、必ずやり遂げると誓ったのだった。
これが焦燥感から始まった物語の序章であった。
第2話「混沌の決意」(約3000字)
クロは研究チームに対し、シロを解放するべく計画を練っていた。彼らが開発した新薬『アルケミス・ハート』の秘密を探り、その副作用からシロを救う決意を固める。
ある日、クロは研究室に忍び込み、実験データを盗み出すことに成功した。その中に、副作用に関する重要な情報が含まれていた。
「やった…これでシロを救える」
喜び勇んで屋根裏部屋へと帰還したクロは、待ちわびたようにシロの元へ向かう。だが、そこには予期せぬ光景があった。
「…え?」
信じられない現実を前に立ち尽くすクロ。シロの身体に異変が起きていたのだ。副作用で黒ずんでいたはずの肌や髪が、銀色へと変化し始めていたのだった。
「どうした…オレの身体…」
混乱するシロを前に、クロは冷静さを失わなかった。彼は自分が見つけ出したデータと照らし合わせ、この現象が副作用である可能性を突き止める。
「…お前、薬に変えられようとしているんだ」
クロはシロに真実を告げた。自分たちが被害者であり、この現象もまた不可抗力な運命であったことを。
「…それでもオレは生きていくよ」
シロは前向きに笑う。自分の身体が変化し続ける中、彼は決して希望を捨てなかった。
クロは改めて決意する。この運命と戦い、二人で生き残ろうと。そして、研究チームに対し復讐を果たそうと。
「…お前が変わっちまった原因はあいつらだ」
クロの中に沸々と燃え上がる復讐心。彼はシロと共に、研究チームへ立ち向かう決意を固めた。
そして夜が更ける頃、二人は行動を開始する。クロの情報提供とシロの能力を生かし、彼らは研究チームへ侵入した。
「…お前に会えて良かった」
互いの手を握り合わせながら、二人は進む。これまで積み重ねてきた時間と想い出が、彼らを強くしていた。
そしてついに、クロたちは研究チームのボスである教授へと辿り着く。二人は決死の覚悟で立ち向かうが…。
これまでの物語が混沌を極め、予期せぬ展開に読者を驚かす第2話となった。
第3話「逆転の序曲」(約3000字)
クロとシロは研究チームのボスである教授へと挑んだ。しかし、彼らの前に立ち塞がったのは予想外な真実であった。教授こそが『アルケミス・ハート』の開発者であり、シロを被験体として研究を進めていた張本人だったのだ。
「…お前が…」
信じられない事実に言葉を失うクロ。一方、シロは冷静さを保ちつつも、教授へと問いかける。
「どうしてこんなことを…? 何のためにオレたちを利用するんだ!」
激昂するシロに対し、教授は冷酷に言い放つ。自分が追求する真理のためには、犠牲も厭わないと。
「…ふん、お前らごときが何を知っている? この世界の全ては科学で解明されるべきだ」
教授の言葉に対し、クロは怒り心頭に達する。自分たちが被害者であるという事実を無視され、理不尽な暴力によって踏みつけられたことへの憤りからだった。
「…お前は間違っている」
クロは教授へ向き直り、静かに言葉を紡ぐ。自分たちが守ろうとしているもの、それは科学では計り知れない人間の心や魂だと。
「…お前らごときが何を語っても無駄だ」
教授は吐き捨てるように言葉を投げつけ、研究室から立ち去ろうとする。しかし、その時であった。
突如として発生した爆発が研究室全体を包み込んだ。クロとシロは吹き飛ばされながらも、互いに手を握り合わせる。
「…お前と一緒で良かった」
爆発の中、二人は確信する。自分たちは運命共同体であり、どんな困難も乗り越えられると。
そして目覚めた時、研究室は消失し、クロとシロの前に新たな道が開かれていた。二人は手を取り合って歩き出す。これまで築き上げてきた想い出を胸に秘めつつ…。
混沌とした状況の中、逆転劇が始まろうとしていた。予期せぬ展開に読者を魅了する第3話となった。
第4話「希望の光」(約2500字)
クロとシロは研究室崩壊後、新たな旅に出発した。二人は手を取り合い、共に歩むことを誓った。だが、彼らの前に立ち塞がる壁があった。
「…お前は一体何者なんだ?」
旅の途中で出会った神官から問われたクロ。彼は自分たちが追い求めてきた真実に辿り着く。そして、シロもまた自身の存在意義を見つけようとする。
「…オレは何のために生まれてきたんだろう」
悩み続けた末に出した答えがあった。それは、クロと共にいることで見つけられる自分自身の価値だった。
「…お前が隣に居てくれるから、オレは強くなれるんだ」
互いを支え合う二人は、共に成長し続ける。そしてついに、彼らの旅路に光明が差す出来事が起こった。
「…ありがとう」
感謝の言葉を口にするクロ。シロは微笑みながら頷く。二人は手を取り合い、共に未知なる世界へ飛び立つ決意を固めた。
そして物語は最終章へと突入する。予期せぬ出来事や衝撃的展開が待ち受ける中、二人の運命は交錯し合う。
「…行こう」
クロの言葉に頷き返すシロ。彼らは手を取り合い、希望の光へと向かって歩み出す。それぞれが見つけた答えを胸に秘めながら…。
最終話で描かれるのは、二人が手を取り合い共に生きる姿だった。予期せぬ運命や試練を乗り越えて得たものは、互いへの深い愛情と強固な絆であった。
こうして物語はハッピーエンドを迎え、読者に感動と希望を与える結末となった。以上がクロ×シロのBL小説『焦燥の序章』から始まり、混沌や逆転劇を経て手を取り合う二人の物語である。
感想
所々不自然ですが、惹きつけられる場面もありました。
そしてちょいちょい入るAIの自画自賛に笑ってしまうw
んー、しかしやっぱり長文だとちょっと粗が出るなぁ。
文章の流麗さはさすがにChatGPT4の方が上かな。
でもローカルLLMと思えばかなり健闘していると思いますね。
それから文字数も出力されましたが、全然合っていません。
毎回3000字もないよ。各話1000字くらい。
他のパラメータプリセット
他のパラメータプリセットでも出力してみましたが、中々酷い。
「Asterism」不自然で唐突な展開ばかり
「Shortwave」女の子を挟んで3Pエンド
「StarChat」力尽きて天に召されるバッドエンド
BLハッピーエンドにしてって言うたやん!
濡れ場
さて、濡れ場が物足りなかったので、今度は濡れ場だけを書いてってお願いしたら、ちゃんと書いてくれました。
辛うじて載せられそうなのはこんな感じ。
これの前後はもっと露骨な表現なので、ここに載せるのは自重しますが。
良い感じの濡れ場を書いて貰えるのは、ローカルの大きな強みですよね。
ローカルNSFWはPony系で画像、Ninjaで文章って感じ。
実用に事足りるレベルです。
紙芝居系エロゲならそれっぽいの作れそう。
私のようなマイナー趣味の人間にとっては、理想の世界が着々と近づいてますね!
うんうん、良き良き。
これで長髪美少年BLを生成し放題だ。