本当に自分は言語聴覚士かを考えてみた
どうも!!
長洲ヒアリングのみやたです!!
今回の記事は、自分自身に振り返りの意味を込めて書き綴りたいと思います。一人でも多くの方(言語聴覚士)に興味を持っていただけると嬉しいです♪
~なぜ言語聴覚士を目指したのか~
さて、いきなりの質問になりますが皆さんが自分の将来について真剣に考え出したのはいつ頃だったのでしょうか?そしてそれは何がきっかけで考えるようになったのでしょうか?
これの答えは百人十色、人によって様々だという事は誰しもがわかっています。しかし、この人生におけるターニングポイントは、これから人生を送っていく中で非常に重要なポイントだと思っています。
ちなみに私は『大学生の就職活動が始まってから』でした。
就活を進めていく中で自己を分析し、どんな仕事が自分には向いているのかな?という事を考え始めました。当時の自分は、それまでの選択を適当に生きていました(今は当時より幾分かマシなはず・・・)。なぜ公立高校が良かったのか、なぜ大学に入ったのか、なぜその大学に決めたのかと「ただなんとなく」やりたい事を考えながら受験をし入学できていました。
「適当にやってても意外と上手くいくもの」は、就職活動では通用せず、(一応)自分の希望する営業の仕事を受けては落ちるを繰り返していました。
そこで、一度自分を真剣に見直そうとする時期がやってきました。
【やりたいこと】
・人とのコミュニケーションがとれる仕事をしたい
・困っている人のサポートがしたい
・大きい会社の一部になるより、自分の力を活用し起業をしたい。
【自分に足りないもの】
・勉強(読書)をする習慣
・真剣に物事に取り組む集中力
・社会人レベルのマナー
・お金
というような分析を行い、それまで視野にはなかった「医療業界」について調べるようになりました。(理由:医療業界ってお堅い感じと医師と看護師ぐらいしかよく知らなかったから)
そこで見つけたのが『言語聴覚士』です(^^)/
言語聴覚士(げんごちょうかくし、英: Speech-Language-Hearing Therapist、略称: ST)は、言語や聴覚、音声、呼吸、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職である。医療機関のほか、保健施設、福祉施設、教育機関などで活動している。
(Wikipediaより引用)
この資格を見つけ、内容を深堀していくにつれて「これだ、これになりたい!!」と思うようになりました。記憶にある限りでは、「失語症や構音障害といった言葉の表出や理解が困難になった方のリハビリ」といった文面に衝撃を受けただけで、「聴覚」については全く眼中になかったような気がします(笑)
言語聴覚士を目指したきっかけには、こんな事がありました( ;∀;)
実際に専門学校へ入学し、勉強や実習を経ていく中で色々な思いや気づきがありました。ここでの事はまた別の機会に書けたらなと思います。
~言語聴覚士免許を取得した後の働き方~
さて、本題(言語聴覚士なのか考えてみた)に入るまでの前置きが長くなりましたが、国試一浪を経て言語聴覚士になりました(早)
実は学校を卒業する前に、今現在も働いている耳鼻咽喉科で聴力検査のバイトとして雇っていただいてました。なので一浪生活もなんとかモチベーションを保ったまま過ごせたのだろうと思います。
(言語聴覚士)免許取得後は、耳鼻科での仕事は変わらず(正社員に昇格!)認定補聴器技能者の資格も取得したかったので、(今まで何度も見学などでお世話になった)補聴器販売店の方にお願いして所属させていただきました。そこで所属させていただいたおかげで、接客やフィッティングの経験をはじめ、補聴器に関する資料を読ませて頂いたり、各メーカーの勉強会に参加したり、お店を運営するために必要な事を知れたり、補聴器メーカーの営業さんと繋がることができました。
認定補聴器技能者(にんていほちょうきぎのうしゃ、Hearing Aid Technician)は、補聴器の販売や調整に携わる者に対し、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格である。試験は、公益財団法人テクノエイド協会の元に行われる。 (Wikipediaより引用)
また、認定補聴器技能者の資格は言語聴覚士を取得していると、省略のできる過程があり、本来であれば取得までにかかる期間が最短4年ほどのところを、なんと約2年で取得できます。
言語聴覚士試験を一度落ちた経験のある身としては、「また落ちるんじゃないか」と不安になる日もありました。しかし、自分の進みたい道というのもあり最後まで油断せずに受験し、一度も落ちることなく合格する事ができました( *´艸`)パチパチ
実はこの試験勉強と並行しながら、事業についても色々と案を考えていました。
「事業名は何にするか」
「どこで開業するか」
「どんなサービスを求められているか」
「きこえについてどんな困りごとがあるか」
「ニーズはあるのか」
「必要物品はなにか」
考えても考えてもなかなか案が煮詰まらなかったことを覚えています。身内に自営業で生活している人はいなかったので、自分で事業を営むことがどういう事なのかというイメージが湧きませんでした。そこで、個人でされている補聴器販売店の方々にお話しを伺おうと思い立ちました。SNSでお話を伺う事や、実際にお会いしていただけた方もいらっしゃいました。今でもお世話になっている方もいます(^^♪
これらの経験が今の自分を作り上げてくれました!!!
~今の自分~
現在は、耳鼻科での聴力検査を継続しながら、長洲ヒアリング(補聴器販売店)を営んでいます。今までの経験をフルに活用しつつ知識もアップデートしながら、「こんなサービスや設備があると良いのではないか」と考えながら日々を過ごしています。
いざ振り返ってみると、言語聴覚士に向かって日々頑張っていた経験、免許取得後の働き方、長洲ヒアリングを立ち上げてからの意識、そのすべてが「自分は言語聴覚士だ!」というベースを元に動いてきたのかもしれません。
(言語聴覚士のほとんどが「嚥下」や「言語」の分野で働く中、自分は「聴覚」の中のほんの一部で働いている事がほんの少しだけ「ほんまに自分は言語聴覚士なんかな」と思うことがあったのはここだけの話・・・)
さて、終盤となりましたがお陰様で、長洲ヒアリングは今年の4月で2周年を迎えます。緊急事態宣言が初めて出た時に開業したこともあり、正直なところ1年目で「あ、続かないかも・・・」と気持ちが落ち込んだこともありました。しかしそれは本当に貴重な経験と今では思えます。この経験が無ければ、また昔の「『適当にやってもなんとかなる』と思ってしまう自分」が再登場していたかもしれません(笑)
こんな長洲ヒアリング(私)ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました('ω')ノ
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