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外所地震供養碑

外所地震は、1662年10月31日(寛文2年9月20日)に起きた日向灘地震で、地盤が沈下し、津波による海水が流れ込んだため、人、家屋、田畑に被害を受けました。
その後、この大きな災害を後世に伝えるために、供養碑が建立されました。


宮崎県における災害文化の伝承 https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/9947/sassi.pdf
p.15より抜粋


7.災害の記憶伝承の取組 https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/29670/29670_20170414171943-1.pdf
p.71より引用

外所地震供養碑については、
大平明夫(2019 )、宮崎県における自然災害に関連する石碑の特徴と防災上の意義、宮崎大学教育学部紀要 第92号(2019)に詳しいです。


大平明夫(2019 )、宮崎県における自然災害に関連する石碑の特徴と防災上の意義、宮崎大学教育学部紀要 第92号(2019) p.61


外所地震供養碑位置図
宮崎市熊野島山
外所地震供養碑位置図
宮崎市熊野島山


標高区分図

外所地震供養碑のある島山は、周辺に比べて標高が高いです。元禄国絵図 日向国 で、加江田川、清武川に浮かぶ島が島山と推定されます。

元禄国絵図 日向国(1696年)抜粋

日向国(元禄)(ひゅうがのくに(げんろく))


明治35年 大日本帝国陸地測量部 に加筆


外所地震供養碑
右側2つは砂岩、真ん中4つは灰石(入戸火砕流堆積物溶結凝灰岩)、一番左端は花崗岩


外所地震追悼供養碑 説明看板


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