ゴールキーパー論概説(?)
どうも、あさまんがです!
実は僕、小4から高校卒業まではサッカーをしていました。中学校のサッカー部からはゴールキーパーを始めたのですが、その時から今もなお思い続けている「あること」があります。それは…
ゴールキーパーの注目度が低い
これです。特に日本ではこの風潮があると感じます。
僕がゴールキーパーだったので、どうしても主観的な内容にはなりますが、これは結構僕にとって大きな話題なので、記事にしました。
なぜ、ゴールキーパーへの注目度が低いのか。
では、どんな時にゴールキーパーへの注目が集まるのか。
そもそも、ゴールキーパーのどんなプレーが注目するに値するのか。
今回の記事では上の3つについて掘り下げていきたいと思います!もしあなたがサッカーをしていて、フィールドプレーヤーなのであれば「言われてみれば確かに」となって欲しいです。
逆に、サッカーをやったことがない/テレビで観戦しかしないという方は、「こんな見方もあるんだ!」と感じていただければ書き手として嬉しいです。
ゴールキーパーの注目度が低い理由
これに関しては正直「まぁそうだよね~」と思うものが多いのですが、代表的なもの(主観)をいくつか挙げてみます。
・試合であまり存在感がない
・有名な選手が多くいない
・すごさが良く分からない
試合で存在感がないのは、正直ゴールキーパーとしては大成功といえます。これに関しては後で詳しくお話しますね!
「有名な選手が多くいない」いうのは、日本ならではかもしれません。ヨーロッパなどの国ではゴールキーパーは「花形」とされているようで、人気なポジションだそうです。
つまり、それだけ優秀な選手も集まりやすく、結果としてプロになってからも活躍できる選手が増える、といったことではないかと思います。
「すごさがよく分からない」これに関しては僕の高校のころの経験でもあります。
トレーニングの集大成と言えるプレーを披露しても、あまり評価に繋がらないのです。誰もが「入った!」と思えるようなシュートを止めた時と、良いパスを通したときぐらいにしか、ゴールキーパーに対する賛辞は送られませんでした。
ゴールキーパーへの注目が集まるタイミング
さっき言及したばかりですけで、
・シュートを止めたとき
・良いパスを通したとき
正直、こんなものです。まぁゴールキーパー本人も、「見せ場はここだな」とは思ってるかもしれませんが。笑
特に誰が見ても「あ、今こいつ頑張ったな」と判断できるのは、やはりシュートを防いだ時ですね。
しかしここに1つ、ゴールキーパーの面白さがあるのです。それは…
シュートを止める機会が少ない方が良いゴールキーパーかもしれない
ということ。
シュートを止める回数が多いということは、それだけ相手選手に攻め込まれる回数が多いということ。ゴールキーパーは味方に指示を出すことで、「相手にシュートを打たせない」ということをすることも求められるわけです。
勿論相手選手も守備をかいくぐってシュートを打つので、一概には言えないんですけどね…
そんな話をしながら、実際にどんなプレーが注目に値するのか、紹介していきます。
どんなプレーに注目すればいいのか
注目するべきプレーとして、僕が強くおすすめするのは
・相手のシュート前の立ち位置
・ボールを取った後の味方へのパス
この2つです。
「シュートを止めること」ではなく、「シュートを止めるための準備」に注目すると、これまでとは違う楽しみ方ができると思います。
キャッチをするのか、安全にはじくのか、体に当てるのか、足で弾くのか…。シュートの対応1つをとっても、かなり多くの選択肢があります。
その中で、すべての基礎になるのが「立ち位置(ポジショニング)」です。極論を言いますと、ポジショニングがシュートに対して最適なものであれば、どんなシュートでも体の真正面で止めることができます。必死に横っ飛びする必要もないです。
なので、相手がシュートを打つ前のゴールキーパーの動きに注目してみると、実は細かくステップを踏むなどして立ち位置を細かく調整していることが多いです。
スロー映像でシュートシーンが再生されているときなら、注目しやすいですね。
また、「ボールを取った後、どこに投げる(蹴る)のか」にも注目してみてください。現代のサッカーではゴールキーパーから攻撃が始まるという認識が一般的になってきました。そんな認識の下で、彼らがどのように攻撃を始めるのかを見てみるのも面白いですよ!
守備陣の最後の砦としては勿論、攻撃の起点にもなるゴールキーパーの姿は見ものです。
あとがき
僕はゴールキーパーの魅力と苦労は表裏一体だと思っています。
ある有名なドイツの元プロ選手の名言にも、
「ゴールキーパーの役立たずと英雄は紙一重だ。」
というものがあります。(うろ覚えです。笑)
気になった方は「オリバー・カーン」で検索してみてください。
止めれば英雄、どんなに惜しくても止められなければ役立たず。
文字通りの「紙一重」です。
でもそんなポジションだからこそ、チームを救えた時はとても嬉しいですし、そのための準備も怠ることは許されません。
今度サッカーの試合を観る機会があれば、今回の記事を思い出しながら、ゴールキーパーのプレーにも注目してみてください。
それでは、次回もお楽しみに!