2024年11月結まさご座 (黒井ひとみさん周年、ストリッパー休業前最終週)
インターネットでストリップの感想を書くと縛りが多い上(音楽の曲名を出すな、ネタバレが、などと言われ抽象的な言葉を選びがちで、あまり面白く書けない)、素晴らしい感想をルールを守りつつ書くことのできる表現力のあるストリップファンが多いので、わざわざ書かなくてもいいかなと思ってました。
でも、私が私のために長文で感想を読みたくなったので書きます。
※長いです。綺麗に言葉をまとめる力を諦めました。文章の書き方も文法も知らないのでノイズが多く読みにくいと思います。
※他の踊り子さんも全員大好きで今回の香盤の主役でしたので美点をたくさん挙げられますが、ひとみさんのストリップの感想は暫く書けないのでひとみさんの割合が高いです。
※今黒井さん部分を途中まで書いて読み返したけどこの時点で長い5709文字??
※私のために書いてるので私の余計な情報が書かれてるけど知らん。。ミュートかブロックしてください。
音羽うたさん(11/21-25)
大好きな踊り子さんです。海無し県にあるまさご座所属なのにマリンスポーツの趣味がおありです。(数年前のまさごの香盤に出られたとき、平日の日中で時間があったのですが「踊り子さんと話すコーナー」がなぜかうまれて、私が「趣味は何ですか?」と聞いたとき教えてくれました。今は違うかもしれない。)夏恒例になったうたさんの「わかめ」を観てほしいと思います。夏と海の強くおおらかな優しい美しさを思い出される穏やかな演目です。うたさんのストリップは人を優しくする不思議な力があります。
今回は定番のクリスマス演目ともう一つ観ましたが、特に印象的だったベッドの話をします。
うたさんのベッドは1年ぶり?位に観ました。こんなにセクシーなの?場面を妄想すると前半はラテンな印象の踊りだったのもあって、彼女が晩夏の夕暮れ時に海辺近くの家かリゾートホテルの清潔な広いベッドでコトに及んでるようにもみえました。シーツは白だし、窓は開かれていて、夕日に彼女の裸体が照らされているはず(照明も夕焼けや宵の口のような色合いでした)
彼女には熱はあるけど気怠げで、髪の毛一本一本に生命が宿ってて演出に艶をもたらしていて、本当に大人の女性として成熟していて美しかったです。あと余裕すら感じられるのびやかなベッドの表現で「余裕があるベッド」って意外と観たことないとも気付かされました。性を積極的に楽しく堪能してる強い女性の表現をみることが多いからかもしれないです。表現に限界はないんだなあ。
彼女の演目に漂うチル感は独特です。私は彼女のストリップが大好きでこれからも観たいとおもいます。
浅葱アゲハさん(11/26-30)
銀の龍、ツィゴイネルワイゼン、amenouzume。演目名からわかるように、アゲハさんの世界観は神話や鈴木清順の映画作品(しかも原作は百閒!)をモチーフにされてるので私ごときが理解しきれてるのかな?と思うのですが、それでも美しさと妖艶さと芸のレベルの高さはわかるし、テーマが高尚で好みでなくても彼女のショーがすごいことはわかるはずです。(逝去された噺家の大名人でも好みじゃなくてもすごいことをしてるのがわかる、みたいな感じ)特に印象に残ってるところで言えば、amenouzumeの和太鼓の音に合わせて真っ暗な空間で手に持った小さい電灯を照らす表現、最低限の照明、天女として最小限の飾りだけを身にまとって盆に座る姿。ツィゴイネルワイゼンの芸者では「しどけない髪」の美しさを知ります。(九鬼周造の「いきの構造」で知った概念だけど、え〜そんな美人今はいないよおと思ってたら、いました。びっくり。)芸者の姿が何考えてるかわからないような柔い柳腰の竹久夢二の描く和装の美人のよう。(高畠華宵ではないな)
素人が何いってんだと言われそうですが、地味に気になる小物の置き方、帯の投げ方に粗雑さもなく(粗がないって一番すごい。。目が7つあるんだろうな身体の裏と面にしっかり。何をすると観客の目にノイズが入るのかも把握されてるんだろうな)、アゲハさんといえばのエアリアルへの流れの準備と片付けひとつひとつもしっかりと神経が張り詰められてて、どこをとっても綺麗。要素の多い内容なのにステージの中に不要なものが何もないんです。(デザインをしてる友人が隣でアゲハさんのショー初見時に「まさごの無機質な背景の中で、裸体のアゲハさんがいて、エアリアルに使う赤い紐だけに色がついていて、それがとても美しかった。絵のようだった。」と言ってました。その感性をください。)
ただ美しいだけじゃなくて妖艶なんです。高尚な世界観で汚れがなくて作品によっては粋な姿もたおやかな姿もみせるのに、きっちりと妖しい。
ストリップを何度か観たけど魅力をわかりきれない方は、アゲハさんを観ればいいんじゃないでしょうか。美しくて優しくて衣装と小物も音楽も踊りもエアリアルも動きも磨き上げられた芸と、妖艶な「ストリップ」を観ることができるので
※おまけ
今回のオープンショーの使用曲がかなり好きで家に帰って曲名を知らべましたが、意外な人の曲でした。
すごい人って本当にアンテナが幅広いんだなあ。
新井見枝香さん
ストリップ知りたてのとき新井見枝香さんのインタビューを読み興味が湧いたので、すぐツイッターフォローして気がついたらご著書を全巻(共著の「胃があう2人」も)買ってました。文章のファンから入ったので、noteのエッセイやネットに上がるインタビューは漏れなくチェックするようにしてます。エッセイで読んだつぶグミをポケットに入れる習慣が、西洋の児童文学(イギリスかアメリカ西部の田舎か)のいたずらっ子な少年(彼等はジェリービーンズや赤いキャンディでも持たせよう)みたいで可愛らしくてちょこっと真似したりとかしてて、文章で知る思想が正直で面白くて大好きで、会う前からファンでした。(私は岐阜周辺に住んでるので、岐阜にいらしたときのXのポストを参考に店を選ぶことが多いです、東京在住の彼女の)
なのに何故かストリップだけ観ていなくて、でも今回観れて本当によかった。
今回まさごに持ってこられた5作品を運良く全て観ることができました。どれもよかったなあ。ロボット(最初は人形だと思った)に生命が宿ってから、おそらくのどかな森のログハウスが建てられてる世界(妄想)でイキイキと嬉しそうにオシャレや踊りを楽しむ演目が、西洋の児童文学好きだった私の幼心に純粋に響きました。音楽の効果も相まって美しくてずっと泣いてた。本当に自分の意志でものを選んで楽しむロボットになってる、新井さんの姿がとてもとてもかわいかったです。演目名は聞かなかったけど、ひとつの小説を題材にしてる演目を2作出されてると仰ってたので、その1作目の方の作品と思われる(曲調や衣装からしてインドが舞台かな?サリーをまとった女性が長いみつあみを切る演出がある)ショーを最後に観れました。足首に鈴をつけて踊る姿がエキゾチックで、サリーに透ける身体とお顔がなんとも妖艶で、(それこそポラで「歯が傷んでてグミの種類を変えた」と笑う新井さんとはまた違う一面だとおもう)、なんていえばいいの?王宮から解放された踊り子ってあんな感じなの?誰か一番いい言葉を教えてください。あとシースルーへのフェチズムってよくわかってなかったけど、これですべて理解しました、なるほどね。
踊りも演技もお衣装も素晴らしいけど、私としては新井見枝香さんは音楽のチョイスが随一だとおもいました。(映画の使用曲を普段から聴く私は、ストリップも作品を彩る音楽を楽しみに来てるところがある)ここでは書けず観た人しか楽しめないのが辛い。使用されるのはいろんなジャンルの曲で、でもすべての曲が演目にぴったり合っていて、完璧なタイミングで流せるように編集されてて、音楽がお好きで音大附属の中高からの音大にも通われて、バンド活動もされてて全国飛び回るバンギャでもあるからこそ(これはwikiとエッセイで読んで知ってたので書きました、経歴って本人の力や血になってるので大事だとおもう)音楽の造詣や活かし方もちゃんと身につけられてるんだと勝手に納得してました。音楽詳しい人に聴いて貰って分析とかもしてほしい。ストリッパーとしても文筆家としても活躍されてるけど、イベントのBGMや劇や映画の音楽を選ぶ担当とかそういう仕事があるのなら、新井さんはどんな音楽を乗せるんだろうと純粋に気になります。
工藤リナさん
人生初のストリップが工藤さんののられてた2021年5月のまさご座で、ハリのある綺麗な肌とはつらつとした元気さが当時から本当に魅力的でした。それが2021年12月結で観たバーレスクがあまりにもかっこよくて当時ポラの時にデビュー時のものと作風が変わったことを聞くと「本当は可愛いだけのものよりかっこいいものも好きなんです」と教えてくださった記憶があります。
今は彼女はご自身のエネルギーの強さと「好きな曲」をリンクさせたような工藤リナさんそのものを堪能させるような作品が多い気がします。「自分の良さ」と「自分の好きなもの」をリンクできるって賢くないとできないし、工藤さんは完璧です。
楽日の3回目の工藤さんのショーを観た人は皆本当に幸せだったと思います。
アイドル演目で小道具は一切無し。工藤リナさんそのものを堪能できるショーでした。すごすぎる。小道具使いの面白さやボールなどのエアリアルで沸くことはあるけど、あのときは皆が工藤さんのファンでした、絶対に。
1人で大所帯アイドルグループ全員分ののエネルギーを持っていて、皆が知ってる曲に負けない魅力をはなってて、場内にいる人全員が彼女から元気をもらいましたし絶対笑顔でした。(友人が「なんでこんなに元気をくれるんだろう」と言ってました。いい言葉。この冬は風邪ひかない気がするもんな。)
まさごに何度かは行ってますがあんなに手拍子の鳴り響く空間ははじめて!!演目中泣くことはあるけど、楽しすぎて声を出して笑ったこともにはじめて!全部工藤リナさんがあのときまさご座にいてくださったから楽しめた!本当に本当にありがとうございました。一生忘れません。
萩尾のばらさん
演出の幅が広い!可愛いもかっこいいもSMのような激しい世界観も作れるセンスもあってそれをものにする頭の良さもおありで、すごい!(ロビーでお客さんが「萩尾のばらはすごい。沼」と話してました、わかるぅ〜〜と私も脳内で返事してました)今回は3つ演目を観れました。キャッチーなJ-POPでおさななじみへの愛を色んな姿で踊る演目は「すきなひとに色んな姿を見せたいんだなあ」と純粋に可愛らしくて(あと私が大好きなボーカルが女子高生のファンにも「まーくん」と可愛がられる1967年生まれ4人組男性ロックバンドの曲を使われてて、ベッドやラストでは聴くけど踊りであんなに魅力を放ってたのは初めてでした。嬉しかったです)、男装でも魅了する「クラブ」は場内の女性全員が色香にやられてましたし、演目名は聴けなかったけど首輪(首輪ってすごいよな、このフェチはストリップで学びました)をまとってチェーンを回す演目は「観ていいの?」となるほど激しくてエロい。クリスマス演目は彼氏が喜びそうなかわいすぎる彼女としての萩尾さんを堪能できるし、私も付き合いたいもん。
萩尾さんの下着姿って本当に本当にきれいなんですよ。演目にも身体にぴったりの似合う下着をすっごく綺麗に着こなされてて、はっとします。女性の身体ってこんなに綺麗なんだと下着が萩尾さんの美しさをとても引き立ててる。
私弓月光の「甘い生活」が性の目覚めのきっかけだったので(なんならストリップも中学の時「甘い生活」で知ったし)、ブラを解放しようもいいけど、うまれもった性を最大限楽しむって考え方も好きなんです。萩尾さんの下着姿は人に魅せることも身体に合うものを知って自分を大切にすることも両立できると思わされるので、ああ本当に彼女は賢くて素敵な方だなあとわかります。女性が女性の身体でストリップをするって美しいんですよ。
黒ばら
黒井ひとみさんと萩尾のばらさんのユニットで、「お嬢さん」をモチーフにした作品。萩尾さん演じる素朴な侍女(賢さは滲んでらしたけど)と黒井さん演じる影の深そうなお嬢様(追い詰められていたなぁ)の演技はめちゃくちゃうまくて、今回の演目内は映画での侍女の正体の部分を潔くカットしてたので、まっすぐな侍女の可愛らしさに繊細なお嬢さんが救われ惹かれたんだなとすぐわかります。ダンスシーンなんて天国のようで幸せしかなかったし(孫の結婚式で見たい)、私が好きなシーンは侍女が接吻したところにお嬢さんが唇を重ねるところ!すごいですね、(えっち。。)あとね、ラスト2人が達した後、照明が消えて無音の中接吻の音だけが響くんですわ。(大変にえっち。。。)
この「お嬢さん」には、鍵穴から二人だけの世界を覗き見てしまうような背徳感とこんなにいいものを私たちだけで観て歴史に残さなくて良いのかと罪悪感すら感じます。お二人が弱ってミイラになっても何か作品を作って欲しいです。。(お二人の宗教上の理由やシンプルにミイラが難しいかもしれないけど、骨だけでは服を着れなさそう。どうしようか歴史に残すなら。。)
黒井ひとみさん
「十年目」と周年作でした。
「十年目」は、仕事に悩み部屋着姿で衝動のまま踊るひとみさんの内に秘めた葛藤が伺える顔から、華やかな衣装を身に着けて踊る本当に外向きのプロとしての弾けるような笑顔、ラストの踊り子としてのプロの顔に「でも私はステージに立ててよかった」と内心に秘めた感情も加わるようにみえてその表情の移り変わりが美しいと思ってたんです。
でも今回の11月結での「十年目」特に楽日では、衣装に着替えてからはずっと黒井ひとみのすべての顔をずっと私たちにみせてくださったような気がします。プロとして綺麗に微笑みかけるけれど、内面の感情も滲み出てて。ファンとしてこんなに嬉しいことはなかったです。踊り子としての強い喜びも深い悲しみも黒井さんのすべてが浮かばれるそのお顔で休業前に「十年目」をやってくださって、本当にありがとうございました。どれだけ私たちにまっすぐ愛を向けてくださったんだろうと感謝しかないです。
楽日後のXの投稿ではファンからひとみさんへ「生まれてくださってありがとう」という感謝の言葉が溢れかえっていたけれど、私たちはひとみさんのことが丸ごと好きなので。ヒグチアイさんの「劇場」の歌詞はひとみさんから私たちへの気持ちでもあるだろうけど、ファンからひとみさんへの感謝も含まれた歌詞なので、ショーの間に言葉は交わせないけどあの時間にお互いに想いを渡しあえた気でもいるので、すごくすごく幸せでした。
周年作は、落語の「死神」を使われたものでした。枕も毎度練られて、ひとみさんのフラが溢れ出す踊り。命の長さを示した蝋燭のろうを身体に垂らす演出は、私は表現者として流してきた生き血のようにもみえて、ひとみさんのつくるものに無邪気に楽しんできた身としてはすごくぐっと来ました。
「死神」って演者によって様々なサゲの工夫があるところも特徴(だと聞いてます)ですが、この作品のサゲは「休業前」という言葉を聞けなければどっと闇に堕とされるようなすごく怖い演出でした。(昭和の大名人三遊亭圓生のサゲが救いがなくて好きなのですが圓生より怖かったなぁ怖かったよぉ)
でも何度か観て、私はひとみさんの友達でもないし何を考えていらっしゃるかはわからないのですが、今後もひとみさんは場所や表現は異なるかもしれませんが、何かを作り続けてくださるんだろうなと勝手に確信しています。(私の中で死神のオチでは圓生超えちゃったし。。あんなすごいストリップされるんだから)
今後は例えばですね、侍女なし単身首切りユディトや、想い人の出来立てホヤホヤの生首に心底満たされるサロメや、私個人的に享楽的な女を演じるひとみさん(乙姫様とか)があっけらかんとして好きなので好き勝手浮気して面倒になったらふらっとたまに刺す位のハッピーな悪女とか、なんでもいいのでもっと色んなひとみさんを観たいです(既にヤンデレハッピー悪女をやられてたら申し訳ありません)落語や、昔noteで書かれたような同人作品や、色んなものをつくってほしい、みたい、私はひとみさんのことが丸ごと大好きなので図々しいけど思ってしまいます。
あー黒井ひとみさんに出会えて本当に私すごく幸せです
まとめとか追記とか
2024年11月結のまさご座および、2024/11/30のまさご座はすごかったです。それは黒井ひとみさんと、まさご座の広さと美しさ、粋でお優しいスタッフの皆さん、香盤の週の前半のうたさん、後半の浅葱アゲハさん、新井見枝香さん、工藤リナさん、萩尾のばらさん、当日までのお客さんと、誰が欠けてもあの楽しくいつまでも心に残るような美しい光景は胸に残らなかったと想います。ストリップは映像も音声も(現状は)残せず、踊り子さんの名前と写真しか残らない。歴史に名が残ろうと感想を書こうと、踊り子さんがつくられたショーの素晴らしさはどれだけ文章を書く能力があっても誰も完全には書けない(感想の書き方に縛りもあるし)。あの世界は生でしか楽しめないし、二度と同じものは味わえない、そこがストリップのエンタメとしての面白さだと改めて思いました。
そして、ストリップは衣装や小物、音楽、踊り、仕草、照明などどれだけでも凝ることができるし、色んな要素が含まれるのでストリップ以外の芸能も愛せる人じゃないといい作品を作り出せないところも好きです。私はストリップを通じて芸術作品や音楽や映画や読書、お化粧や衣服にももっと関心が湧き、特に音楽に関してはすごく世界が広がりました。
ストリップを好きになると好きなものも増えるし、好きなものが増えるとストリップの面白さもどんどん分かるし、楽しいことしかない。今回の香盤の踊り子さんがわかりやすいですが、私にとってストリップは人生を開かせてくれるものなんですね。それをいつもより実感した週でした。
あとね、ひとみさんのことで本当にちょっとだけ書きます。とても見苦しいので読まなくていいです。
やっぱり休業しないでぇぇぇぇぇいやだぁぁぁぁぁ!!手紙には「ひとみさんの人生を♡」とかカッコつけて書いたけど、いつ戻るかわからんし、最悪それこそミイラで踊る可能性があるもんな、いいんだけどひとみさんとそこまで歳が離れてないと思うのでひとみさんが死後踊ってるとき私寝たきりでベッドごと劇場行くことになるのかな?大丈夫?迷惑かけそうじゃない?
初回新作を観てひとみさんのサゲの言葉で呆然としたときの感覚が今でも残ってます。『(意味)こんにちマリア』の題で有名なクラシックが流れるんです。美輪明宏は「人生ノート」で「『(意味)こんにちマリア』や『南無妙法蓮華経』を唱えると波動が高まる」って言ってたけど、般若心経も聴こえたから帰宅後私の心の中は波動が上がるお通夜が開催されました。ひとみさんは全国に私よりずっと歴の長いファンがいらして、Xの投稿を読んでると皆さんひとみさんのような本当お優しくてユーモアにあふれた方が多い。すごいなあ。私なんて自分のことしか考えてないから辛くて仕方がなくてなんなら新作観たくなかったもん!!楽日の枕で「生きて会いましょう」と言ってくださったとき、もう皆大号泣で、私も泣いたけど、正直オチはもう辛かった、4回目されるのかなあと思ったけど観たかったし観たくなかった(初回は辛すぎて、座布団の縫い目の向きすら考察したんだよ怖いよわたしが)
でもね、休業前本当に最後にしてくださったのは「十年目」だったようです。(私はポラの途中で帰宅したけど、もしかしたら最後までいらした方に向けてミッドナイトまさご座の公演があったかもしれないし、芝浜とか子別れとか鰍沢とかめちゃくちゃ難しそうな落語をされたかもしれない。それは最後までいた方だけが知ってることなので私は一生知らないし知らなくて良い)
まだステージに立つと約束してくださったんだから、私は待ちますし、まさご座にも通い続けますし、ショーをしてくださるのならちょこまかと観ますし、ひとみさん渾身の新作なのにごめんなさい、一旦の仮の最後が「十年目」でよかった!あなたにはどのステージも似合いますが、ストリップの舞台がめちゃくちゃ似合いますよ!!