MOUNT ZINEスクールでzineを作ったお話⑤
MOUNT ZINEスクールでzineを作ったお話④はこちら
最初から読みたい方はこちら→MOUNT ZINEスクールでzineを作ったお話①
MOUNT ZINEスクールでの授業の様子をnoteに書き始めてからだいぶ経ってしまいました。こんなにボリュームが増えると思ってなかった。
わたしのzine『PINK LOVE』がいかに生まれたかをお届けできればです。
ちなみに、こんな感じのzineつくりました!
課題③zineを完成させる
実際に手を動かし、zineの制作をしていこうと思います。正念場がついに来たって感じです。あわわわわ
計画を詰めつつ、作るものひとつずつをどんな風に仕上げていくかを丁寧に検討していきます。
(こんな本もアイデア出しに活用していました↓)
結局この中に書かれている技術を使うことはありませんでしたが、(使ってみたいものは結構あったけど、今回はうまくかみ合わなかった)、見てるだけでも楽しかったです。
さて話を戻して、zineを制作していきます。
zineの制作計画としては、「ピンク色のいろいろなものを詰め込む」というコンセプトは変わらず、
・表紙兼B5カード
・B5カード
・じゃばら冊子
・ポストカードセット
・りんごのシールセット
上記のものを封入することに決定しました。
さて、これらの封入物ですが、ざっくりとどんな感じに作ったかというと、
じゃばら冊子の本文→キンコーズ
そのほかの印刷物→おたクラブ(中野)
で印刷してもらい、これらの印刷物を手作業で加工していきました。
①表紙のB5カード
大き目サイズのカードではありますが、zineの表紙にもなるものです。そのため、発色がよく、特別感のある紙に印刷して作りたいと思いました。
やはり表紙ですから、目立ってなんぼです。
また、袋に入れて販売する計画なので、透けて見えた時にきれいに映えることを意識しました。そのためきらきらした紙に印刷することに。
入稿し、印刷してみるとこんな感じになりました。
うーん、いまいち写真じゃ伝わらない!!きらきらパールに輝いてるんですよ。
ちなみに、コストを下げたいという思惑から、B5の原稿を2枚まとめ、B4サイズとして入稿、出来上がったものをカッティングしてました。
案外いけるものです…!
②じゃばら冊子
A6よりやや小さいサイズで作ることを想定していたので、表紙はポストカード印刷したものを貼り付けることにしました。
これもまたしっとりと目立たせたかったため、特殊紙での印刷にします。
印刷めっちゃきれいー!!
初めてポストカード印刷を特殊紙でしましたが、きらきらと淡く輝く質感がいい雰囲気です。これからポストカードを作るときには全部この印刷方法にしようかなと思うほど。
ちょっとコストはかかりましたが(笑)まあよしです!
表紙ができたら次は本文です。
本文の紙ですが、結局、ヴァンヌーボスノーホワイトのA4サイズ を世界堂で購入。キンコーズにこの紙を持ち込み、 印刷することに。
ちょっと厚手の紙であったため、店員さんから「あまりに紙詰まりが発生するようなら止めてください」と言われたものの、 結果としてはちゃんと刷ることができました。
(1回紙詰まったけど、ちょっとずつ給紙していったら大丈夫だった )
全部の紙に刷り終えたときは妙に感動しました。なんにも終わって ないのに達成感ありますねこれ。しかし勝負はここから。
まず、印刷した原稿を半分(A5サイズ)にカッターで切り、さら にこれをのりしろで張り合わせていき一冊のじゃばら本にします。
じゃばら冊子を作るとき、厚手の紙のほうがしっかりした厚みある感触を受けるのですが、何回も折って作ることを考えると…厚手の紙は失敗だったかもしれません。。。
というのも紙が分厚いと折り曲げにくく、折っても変な方向に降り曲がってしまいやすいのです。そのため最終的に本の形にしたときにページが不揃いになってしまうのです。
とはいえここまで来たからには引き返せない…!自分の持てる精いっぱいの丁寧さを発揮して紙を折り貼りしていきました。
ちゃんと測って紙を切っているはずなのに、紙を折っているはずなのに、作ってみるとなぜかずれる。ページがガタガタになる。
がたがたになった冊子をうまくごまかs…もとい、調整、修正して仕上げていきます。
半泣きになりながら数時間延々作業しました。
最後に冊子上にまとめることができたら、百均で購入した角丸パンチを使って表紙、本文の角を丸くしていきます。このほうがかわいらしい印象になるかと考えたから…ではあるのですが、どうしても 紙がずれてしまう場所が出てきてしまうためこれのごまかし、そして表紙のポストカード感を薄めようというのが真の狙いですw
これですね!!百均すごい!!
作戦は…たぶん成功です(?)zine読書会で披露した際に、ネタ晴らしをしましたが、全員に「気づかなかった」とおっしゃって いただけました…!えへへ。
こんな感じに仕上がりました!
かっわいくはないですか…!?画面からでは伝えきれないかわいい以上、オーラを放っています。
現物は…MOUNT ZINEでみてくださいまし。
③A5カード
これはシンプルに、大きめポストカードのイメージで作ることにしました。なので、紙はいつも販売しているポストカードと同じボンアイボリープラスです。普通といえば普通だけど、やわらかい印象 があり好きな紙です。
お気に入りの作品であるため、大きいカードを作るならこの絵柄と 思い制作しました。
やはりA4で入稿、自分でA5サイズにカッティングしました笑
カードとして使ってよし、飾ってよしです。
④りんごのシール4枚組
りんごの絵を4枚描いていたので、これらをうまく活用し、グッズ 化できたらいいだろうなと思い、当初は正方形のカードにすることを考えていました。
しかしおたクラブの商品ラインナップを見ていたとき、シールにするという手段があることに気づき、これだとびびっときて、制作しました。
冷蔵庫とか、ドアとか、好きなところに4枚そろえて貼ってあった らええやんか…!
A5サイズで入稿することができ、その後各自で好きな形に切ることのできるタイプのシールとして入稿しました。
できあがりはこんな感じ。
このあと、頑張って自分で正方形に切っていきました。
4枚のシールをまとめて、うちで印刷して作った帯を巻いたら完成です。最後4枚目に仕掛けがあるのがミソです。
⑤ポストカードセット「甘酸っぱい/想い」
普通のポストカードとして印刷しましたが、5枚組にして、「甘酸 っぱい/想い」の一連の物語を印刷しました。イメージはポストカ ード型紙芝居といったところでしょうか。PINKなLOVEが詰まってます!!
5枚をまとめて、自家製の留め紙とともにクリップでまとめたら完成です。
ぱっと取り出した瞬間のかわいらしさも考慮しました。
⑥zineを入れる袋
ずっとA5サイズのopp袋にすべて詰め込むことを考えていましたが、前回授業での大津さんからの提案により、急遽トレーシングペーパーで手作りすることになりました。
しかし、実は、トレペで上手に作れる自信がなくて、最後まで作ることを渋っていました…。
なんとかほかにかわいくする方法はないかと試行錯誤…いや、逃げ回ろうとしてました…。
(どうやって逃げ回ったか聞きたいですか?真空パックすればいいんじゃないかと思って真空パック器買っちゃったりしました。結局これも無理で詰んだわけですが!)
あれやこれややってみたのですが、たしかにトレペで作るに勝る方法はなく…意を決してひとつずつ手作りしていきました。なんということでしょう…!
でもでも、出来上がった袋に、さっそく内容物を入れていくと…いい感じある…!!
重なってちょっとずつものが見えてるのもなんだか女子っぽいです。をををを!!!
袋にもちょっとデコレーションしてホチキスで封をしたら完成です !!!
結構時間ぎりぎりまでかかってしまい、この日(zine読書会) のスクールにあわてて駆け込みました…!
以上、5回にわたってzineつくったお話でした。
めちゃ楽しかった!