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鶏小屋を考える

卵を安定して与えてくれ、フンは肥料作りの資材になり、いざとなれば、肉まで提供してくれる「鶏」は、ぜひ一緒に暮らしたい動物の代表選手。

一緒に暮らすと言っても、同じ部屋に住むわけにはいかず、鶏専用の小屋が必要になります。
庭で放し飼いという手もありますが、犬やマングース(沖縄ならではですが、イタチもやるかなぁ〜?)などから守る必要もあります。

庭や畑の隅に置ける鶏小屋。鶏たちも過ごしやすく、人間も世話をしやすい小屋の工夫をしてみました。

今回は鶏小屋についてのアレコレ。

ベースになる小屋

友人の大工さん(ラルゴ インスタグラム @largo_takeo.suzuki)が鶏を飼いたいということで、鶏の特徴や飼うときの困ったことなどを伝えてみると、ナイスなアイディアが施された小屋が登場。
それを元に(ほぼ全てそのまま)ベースの小屋をつくってみたのが、4年ほど前。
現在の姿が

正面から。この小屋の向こう側が運動場
2階の産卵場を横から。産卵室の下がエサ&水場

囲まれた所で産卵したがる習性があるので、四方を壁で囲まれた産卵場を2階に上げて、その下にエサと水飲み場がある。(雨などでエサが濡れないように、産卵場が屋根になっている)
産卵場には採卵用の扉があり、エサ&水飲み場には首だけを出す形でアクセス。これは、エサ箱や水桶に入ったり、足でひっくり返すので、鶏とエサ&水飲み場を仕切る必要があったため。

屋根に雨樋をつけて、濾過した水が水桶に流れて。。。とまでは行けてませんが、このベース小屋のつくりはかなり納得しています。

庭?運動場?屋外スペース

ベースの小屋も運動場も快適な広さは羽数によって変わりますが、止まり木は必ず必要。
高いところに止まるのが好きな子が多いです。
止まり木には何羽も並んで止まったりするので、数羽が一緒に止まれる広さ(長さ?)とある程度の強度が欲しいところです。

運動場には木のチップなどを敷いておくと、フンと混ざりながらそれが鶏糞堆肥になって畑で利用できます。

あと、中に入って作業がしやすいように、大きめの入り口になっていると便利です。

鶏小屋で困りそうなこと、対処法

・臭い…畜産で一番臭いと言われる鶏。臭いは隠しにくいし、世話をする方も大変です。
悪臭がするということは、そこに腐敗に傾いた微生物の分解があるということ。その微生物の分解を発酵的に導いていくことで、驚くほど臭いはしなくなります。
僕は週に1度ほど、EM活性液を散布しているだけ。あとは、床が水分過多にならないようにたまにチップを足したり、ほぐしたり。
嫌な臭いは鶏にとってもストレスなので、ここはきっちり対応したいところです。

・台風…台風の時は強さに合わせて避難も必要です。現在4羽飼育の僕の場合、ベースの小屋に全員入れて、小屋ごと避難しています。が、運動場に逃げ場を作るなど工夫して、大きな対応が必要ないようにしていきたいです。

・蛇…鶏を飼うと卵を狙って蛇が来るとよく言いますが、僕のところには現れたことがありません。どうなんでしょうね?

現物を見ながらブツブツと説明

今使っている鶏小屋についてブツブツ話している動画です。
もう少し分かりやすいのが撮れたら、差し替えます。。

















































































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