雪の舞う日に 達治・GLAY・ゆきやこんこ
温暖な京都府南部地方も、今日は雪が舞っている。
青空がのぞいたかと思うと、
雪が盛んに舞い落ちてきたり、
小やみになったり。
雪を見ると、思い出される詩・歌がある。
三好達治の詩「雪」
たった4行の詩。
しんしんと降り積もる雪。
眠る太郎・次郎の上にも、積もっていく「時」。
静謐で荘厳な白い世界は、人生そのもの。
若い頃の達治の詩は甘くて切なくて、
もう二度とやってこない若き繊細な情感に触れ、
胸が痛む感じに惹かれた。
GLAY「Winter,again」
函館へは何度も行ったことがあるが、
冬は行ったことがない。
(札幌の冬は経験してるが、函館だけはない。)
冬の北海道。
白い大地の真ん中、
メンバー4人が演奏をするプロモーションビデオを見ている。
めちゃくちゃ寒そうだ。
防寒手袋をしたままギターを弾くことができるのか?
という疑問は置いておいて、
真っ白い雪と氷の世界の中で演奏するメンバーの姿を通し、
彼らの故郷・函館の厳しく美しく切ない温かさが伝わってくる。
このプロモーションビデオのサムネイル画像、
TERU さんの顔がコワい。
童謡「ゆき(ゆきやこんこ)」
誰もが何度も口ずさんだであろう歌。
子供の頃、犬は雪の中を喜んで走り回るものだと信じていた。
実際、ワンコ(今は亡き黒ラブ子)を飼ってみると、現実は違っていた。
寒い日に外に出して、凍えながら庭でゆっくりしていたら、
ワンコがいない。姿がない。
どこに行ったのか?
探し回ったところ、
飼い主だけ残して、室内に逃げ帰って、
ストーブの前で、ぬくぬくしていた。
雪、
ゆき、、、。
生まれて1週間も生きることができなかった姉がいる。
雪降る日に生まれたというので「ゆきこ」と名付たと、亡くなった母が言っていた。
雪降る日は、いろいろな記憶が舞いおちてくる。
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