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デジタルタトゥ【育休272日目】

AIを悪用した逮捕劇がありましたね。芸能人は顔を一種売りにしていることもあり、引退しても過去の映像や写真を、テレビ局や雑誌会社、一般の人も個人的に所持している状態があります。

今では手軽な動画作成アプリケーションにより、個人が発信することができます。反対に、個人がその動画や写真を収集することも可能です。リベンジポルノや写真交換など、性犯罪に関わるものに対しても、話題が尽きません。

一度、インターネット上に写真や動画がアップロードされると、完全に消去することは不可能だとされています。直接的な写真や動画だけでなく、個人情報、書き込みも消えることなく残ってしまいます。一時期あったバカッター(Twitterに、バイト先の冷蔵庫に入るなどの写真をアップロードしてしまう行為、またはそれに似た行為)も、情報を得ることで、どこに勤めている誰なのか、どの学校を卒業したのか、どこに住んでいるのかまで特定されてしまいます。

反対に、情報が錯綜し、全く関係のない人を犯人だと決めつけてしまう場合もあります。最近、執行猶予がついたことで、批判が起こっている「あおり運転の代表的な事件の女性」が記憶に新しいところです。

芸能人は子供の顔を掲載したり、されたりします。個人でYouTubeをしていたり、TikTokなどのアプリケーションを使用していたりする子供もいます。自分の子を掲載するしないは自由ですし、保護者としての倫理観などにとやかくいう必要もありませんが、私はアップロードしませんし、娘にも分かる年齢や使用したいと思うときになった場合は、一緒に考えていきたいものの一つです。

今よりもまた新たな方法が生まれたりするのかもしれませんし、顔がそれほど重要視されない(一種アバターで生活するような)世の中になるのかもしれませんが、その点は、妻とも話しておきたいものです。

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