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Chilly Gonzalez
ピアノの音が好き。
どんなジャンルでもいい。むしろジャンルなどどうでもいい、ピアノであれば。だけどもちろん、誰でも何でもいい訳じゃない。
音楽好きの母の影響で幼い頃からピアノを習っていたのだが、大きくなるにつれだんだんと練習曲が退屈に思えてきて、合間にCMやドラマの主題歌なんかを耳で聞き覚えたままポロポロ奏でるのが楽しくなった。
あんなに長く感じていた練習の時間も、夢中で遊んでいるといつの間にか何時間も経っていた。
もっと真面目に練習していればもうちょっと何とかなったのかもしれないが、私のクラシックピアノ歴は中学で終わった。そう、全くモノにはならなかった(笑)
それでも、子供時代にピアノを習った経験は何にも代え難い私の宝物になった。ひょっとしたら後にすごく役立ったかもしれない「そろばん」でも「お習字」でも無く、「ピアノ」をチョイスしてくれたことに、今更ながら「ありがとう」と言いたい。後に続く人生、音楽はいつも私のすぐ傍にあって、それこそ健やかなる時も病める時も、どんな時にもそっと寄り添ってくれた。今に至るまでずっと。。。
そんなこんなで今では節操なくいろんな音楽を聴く私だが、たとえどんなジャンルであっても好きな音には自分だけにしか解らない「共通項」がある。メロディラインやリズムが好みであるという他に、ピアノが効いてたり、ピアノの弾き語りだったり、そして言わずもがな「ソロピアノ」である。私にとってピアノはやはり特別な楽器であるらしい。
そこで、この人 Chilly Gonzalez(Jason Charles Beck)
最初に聴いたのは何処でだったか。。。
確かどこかの店でBGMとして流れていた曲が奥深くに響いてしまい、どうしても気になってわざわざ店員さんに「今流れてるのは?」と尋ね、その日に手に入れた。
カナダはモントリオール生まれのジューイッシュ。ハンガリーからの移民で、いわゆるアシュケナジム。ジャンルを超えた天才、いや奇才。
境界ギリギリのところに立って、笑ってバランスしているような。。。
素晴らしいピアニストは他にもたくさんいるけれど、私の中ではちょっと「特別な人」だ。
動画はどれも良くて選べないので、とりあえずふたつほど貼っておこうかな。よかったら聴いてみてね。