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江戸時代の帯結び
着物の帯結びの種類が、どれくらいあるかご存知ですか?
現代着付けの帯結びで すぐ思いつくのは、
お太鼓結びか、文庫結びくらいでしょうか。
ここでは、江戸時代以降の帯結びを一覧にしてまとめてみました。
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いかがでしょうか?
多種多様で驚かれた方もいると思います。
これでも一部で、実際はもっとあっただろうと思われます。
ただ資料が乏しいため、皆様にご紹介できるのは
これくらいが妥当かなと考えております。
女性の帯結びの主な参考資料は、『都風俗化粧傳(みやこふうぞくけわいでん)』です。
この書物は、江戸時代後期に佐山半七丸(速水春暁斎 画)によって著された美容指南書で、大大大ベストセラーのヒット作なのです。
なんと、文化10年(1813年)に刊行されたのち、大正時代頃まで売れ続けていたと言うのだからすごい。およそ100年も版を重ねていたことになります。
確かに、挿絵もきれいだし内容も大充実していますし、現代人が読んでも楽しめる内容ですから、間違いない!といった感じです。
特に情報が少なかった江戸時代では、みんな必死になって読み込んでいたんだろうな…と、しみじみします。
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『都風俗化粧傳』は、平凡社の東洋文庫から復刻版が出版されています。
現代語訳されてますので、とてもわかりやすくオススメです。
男性の服飾についてよく使っている資料は『守貞漫稿(もりさだまんこう)』です。
『守貞漫稿』は、喜田川守貞が著した江戸時代後期の百科事典。
近世風俗史の基本文献とも言え、江戸好きや江戸創作をしている者たちは皆「困ったときは守貞ちゃんがどうにかしてくれるはず‥」と、心のどこかで思っている。
岩波文庫版で全5巻あり、いずれも必読書なので、全巻揃えましょう。
こちらの書籍も参考になりました。
帯結びを復元したものがカラー写真で載っており、作画資料としてありがたかったです。
これからも江戸の服飾について記事をご紹介できたらと思っております。
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