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新しい出会いとペットという家族が増える、その手段とお迎えの仕方について
ペットを迎える手段と、お迎えの仕方を考える
動物好きの人ならば一度は考えたことがあるであろう、自宅にペットを迎えるということ。
お迎えする手段は、今では多く増えてきており、手軽なものから審査が必要なものまで多様化してきています。
ただ、ペットを新たにお迎えするということは、命を預かるということ。
改正動物愛護管理法においても、『終生飼養』は飼い主に責任があると明確化されました。
手軽にお迎えできる手段がある一方で、迎え方や迎えた後の生活についても、飼い主自身が考えて、覚悟しなければならないこともたくさんあります。
真っ先に浮かぶペットショップ
ペットをお迎えしようと思っている人だけでなく、動物好きの人なら一度は訪れたことがあるであろうペットショップ。
基本的には犬や猫が中心となっている一方で、専門店では鳥類や爬虫類、小動物などにも出会えます。
ですが、海外の一部ではペットショップによる生体販売が禁止され始めている国も出始めており、そのやり方に疑問を持つこともあるでしょう。
特にペット大国とも言われているヨーロッパの中ではその動きが多く、
・フランス
・イギリス
・スウェーデン
・イタリア
・ドイツ
・フィンランド
・ポーランド
・オーストラリア
・ニュージーランド
・アメリカ(一部州)
ではペットショップによる生体販売が禁止されています。
生体販売のみを禁止し、フードやグッズなどによって生計を立てている、ということですね。
迎えたい犬種や猫種が決まっているならブリーダー
「こういう子を迎えたい!」と決まっている人にとっては、ブリーダーという選択肢が出てくるでしょう。
犬種や猫種が決まっている人、血統を持っている子をお迎えしたい人など、条件にあった子を迎えるならブリーダー経由が可能性は高くなります。
ペットショップとは違って、街中で出会える人ではありません。
そのため、自らブリーダーを探し、条件に合う人を見つけなければいけません。
専門家というイメージが強いブリーダーですが、実際には悪質ブリーダーも存在しています。
多くないと信じたいですが、ニュースなどでも報じられているように、狭い空間に閉じ込めて、繁殖させる一部の業者も実際に存在するのです。
ぜひおすすめしたい保護犬・保護猫
ペットをお迎えしたいけれど、こうした現状に疑問や不安を持っている方には、ぜひ保護犬・保護猫をおすすめします。
一昔前まではペットショップやブリーダーが主流であったとしても、現在では保護や譲渡という形が当たり前になってきています。
かくいう筆者も、幼い頃にお迎えした愛犬は保護による譲渡犬でした。
現在でもお迎えしている愛猫は、保護された母猫から誕生した保護猫です。
「保護された子たちには問題がある」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実際にそうしたことはありません。
保護される形はさまざまで、たしかに中には人間に対して恐怖心を持っている子もいるでしょう。
しかしそうした子でも、新しい家族と生活していけるように、保護主さんたちが愛情を持って接してくれています。
再び、保護される必要がないよう、時間と手間をかけて努力してくれているのです。
そうした現状と、生体販売の疑問・不安を抱えているならば、選択肢は限られるのではないでしょうか。
満足のいく決断と覚悟、そして終生飼養の重要性
ペットはお迎えしてしまえば終わり、ではなくそこが始まりです。
愛すべき子たちとの新しい生活は、楽しいこともありますが、中には苦しいこともあります。
その全てを楽しみ、受け入れていくことができる人でなければ、終生飼養は難しいでしょう。
手軽にお迎えできてしまう現状があるからこそ、気軽に投げ出してしまう人もいるのが今の日本のペット業界です。
最期までを看取ることができて、満足のいく決断をできたと自信を持って言えるのか。
終生飼養が明確化されていようがいまいが、覚悟を持って共に生活していけるのか。
最初にどのようにお迎えしたのかによって、こうした決断と覚悟がその後に影響してくるのだと、感じています。
nademoでは、愛犬・愛猫を新しくお迎えするという人、お迎えしてからのお悩みに関する情報を正しく発信しています。
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