人生とポテトとからあげと

「高校生は大丈夫とヤバイとポテトとからあげでできている」
去年、社会教師Mが教え子に放った言葉。私達は、不思議な単語の取り合わせにただただ笑っていました。

しかし、よく考えると、高校生は大丈夫とヤバイとポテトとからあげでできているんじゃないか?と本気で考え始めました。そう考えた私は、この言葉を考察することにしました。

①大丈夫

大丈夫という言葉は、どのような時に使いますか?誰かを励ます時、自分の悩みなどを人に隠す時……でしょうか。他にもあると思いますが、大丈夫という言葉は、相手がいるときにのみ使います。
高校生というのは、様々な人と様々な関係を持つ時期です。恋愛、友情、嫉妬、憧れ……この、「相手がいること」と「多数の意味」が高校生と似ているのではないでしょうか。

②ヤバイ

ヤバイと言っているのは基本的に若者。そして、一人でいるときにも使える。
ヤバイの主な特徴といえば、「具体的に言い表せないけど、なんかやばい」という意味でしょうか。ヤバイの説明にやばいって使うのどうなん。
要するにエモいと似たようなやつです。
高校生活というのも、授業、休み時間、放課後など、様々なものがありすぎて、具体的に言い表せないものです。それで、ヤバイで片付けてしまう。高校生のそのようなところが「ヤバイ」と言われているのではないでしょうか。

③ポテトとからあげ

ポテトとからあげは、美味い。嫌いな人がいないんじゃないかってほど美味い。
しかし、からポテが「美味い・良い」という意味で高校生の代名詞になったとは思えない。からポテと高校生には別の共通点があると思われる。
というわけで、からポテの共通点を探していこう。なるべく高校生っぽい共通点を。
安い」「味付けが濃い」くらいでしょうか。
安いというのは、高校生の金銭感覚を表しているのではないか。高校生のお財布では諭吉エンカウント率が低い。味付けが濃いというのは、3年間で送られる濃厚な生活。そこから、「高校生→ポテトとからあげ」が言えるのでしょう。

ここまで書きましたが、ふと気づきました。

高校生活、全然大丈夫でヤバくてポテトでからあげなんかじゃない!!!

ポテから高校生活は、私には程遠いものでした。諭吉率の低さしか当たっていない……

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