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【個人作品】JR東海キハ25形気動車 by番翁

5作品目です。1から4は、前の記事を参照してください。

本物の車両は、JR東海のキハ25形気動車。2010年から製造されている比較的新しい一般型気動車で、主に岐阜・愛知・三重の非電化路線で活躍しています。

図1

(画像はWikipediaより。キハ25系気動車)

ところで、東海地方にお住いの方ならわかっていただけるかもしれませんが、JR東海には313系電車という車両があって、東海道本線の主力として数多く運用されています。実はこのキハ25形、鉄道に詳しくないと違いがわからないほど外見が似ています。
もっとも、キハ25形は気動車で、パンタグラフから電気をもらわなくても走ることができる一方、313系の方はパンタグラフから電気をもらわないと走ることができないという違いがあるので、屋根の上にパンタグラフが乗っかっているかどうかで判別することができます。あと、細かいですが、前面上部の前照灯がないとか、排障器の形が違うとか、いろいろな差異があるようです。

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(313系電車。キハ25系気動車とは微妙に違う。後ろの方にパンタグラフが見える)

作品の解説に入ります。パーツ数は2両で1200ほど。設計時間・実制作時間はともに5時間前後。サイズは6幅、全長は38ポッチ=30.4cm。本物の方は全幅2978mm、全長20100mmなので、やっぱり1/60くらいのスケール。

というわけで、以下、作品の写真を。

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以下、詳細を。

この作品はキハ110系と同じ時期に設計した作品で、「気動車いいのなんかないかな〜〜」と探していたところに(番翁は、気動車が大好物なのです)ちょうどよく現れた車両でした。乗ったことあるし、せっかくだから……ということで作り始めたのですが、結果的にはなかなかいい感じに仕上げることができたのではないかと思っています。

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まず前面。0.5ポッチずらしで曲面を表現するのがやや強引な気がしますね……。実車はここまでカクついてはいないのです。要改善ポイント。
でも、全面下部のちょっと出っ張ってるところの表現はなかなかいい感じかも。いや、0.4ポッチずらしにしてカーブスロープを使うべきだったか?
余談ですが、この出っ張り、設計図上(上の写真参照)ではさらに1プレート分出っ張らせていました。でもやっぱり設計図と現実は違うもので、組んでみてから「なんか違うぞ????」となって現在の形状に落ち着きました。家にパーツがあまりないので事前に実験することができないのは、なんとも辛いものです。
排障器はシンプルに1*2スロープを2枚ずつ並べています。実車は裾絞りのようになっていますが、どうなんだろ、まぁ違和感ない……とは思いますけど、自分の作品だから正当に評価できる気がしないですね。

図1

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窓は単純な横組み。ドアはやっぱり0.5ポッチずらし。ここら辺も要改善ポイントですね。
まぁ、車体側面には特に複雑な模様もなく、そこまでめんどくさい造りにはなっていないのが幸いです。

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屋上機器はシンプルなモノが2つずつ鎮座しております。ここら辺は気動車の特徴というかなんというか、パンタグラフがないのでそこまで複雑な構造体を設置しなくても良いというのがあります。(だからと言って手を抜いていいわけでは全くないのですが)

というわけで、キハ25形はこんな感じです。個人的には、一番気に入ってる作品ですが、改善点もまだあるのでいずれ作り直しですかね……。


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