【個人作品】王将出陣・紹介編
お久しぶりです。siliconです。レゴ同好会のノート記事は文化祭前後しかあまり書かれていないような気がするので、夏休みの間に作って遊んでもらえたらと思うものを取り上げます。
王将出陣は「箱入り娘」という名前でも知られるパズルで、「王将」と書かれたパーツ（この写真では青色のパーツ）をスライドさせていって奥の穴から出すスライドパズルです。この作品は去年に考えてレゴ同の後輩たちに解かせていました。私は家で一人で二時間ぐらい、部長は僕に渡されたのを20分くらいで解いていたのですが、量産して後輩に渡したところ、ある一つ下の後輩が熱中して、まだ誰も解けていなかった上級版まで隣の部屋で解いていました。その後私はゴールからの逆算とかも使って解いたのですが、後輩からは「それはロマンがない」と言われました。
もちろん木製のパズルに比べてつっかえたり動かしずらかったりするのですが、「王将」のパーツを１プレート分低くして他のパーツは穴から出ないようにするなどの工夫もあり、作りやすいことからお気に入りの作品です。
作り方
①プレートを縦12ポッジ×横10ポッジに並べます。
②外側から１ポッジを残してタイルで埋め、1x4タイル（写真ではオレンジ）を使って出口を作ります。
③先ほどの②で埋めなかった部分に1x?ブロックを積みます。
④上に1x?タイルを繋げます。③でのブロックの境目とずらした方が丈夫です。また、出口の部分は下にブロックがないので1x6タイルまたは1x8タイルがお勧めです。
⑤王将のパーツを作ります。4x4プレートまたは2x4プレートの上に2x4タイルを二つのせてはめます。
⑥2x2ブロック４つ、2x4ブロック５つと⑤の王将を上のようにはめれば、一般に知られる王将出陣の初期配置ができあがります。
上はネット上で拾った「通常の王将出陣を解けた人用」の上級版で、それを紹介しているところに解き方が載っていなかったので、僕自身が解法を知らないまま後輩に教えたところ、先ほどの後輩が３時間ぐらいぶっ通しで解いて別室から「よっしゃー！！」って叫んでいました。灘生の集中力を垣間見た気がしました。家に帰ってからで逆算したり元に戻したりしながら解きましたが、通常の初期配置で解くと横向きの2x4ブロックがものすごく邪魔になるのに対し、この配置から始めると縦向きの2x4ブロック二つのせいでほとんど動かせなくなり、これを逆算なしで解いたのかと驚きました。
この作品の長所は何よりもその作りやすさだと思っています。ブロック、プレート、タイルの基本的なパーツしか使っておらず、少なくとも私は自宅にあるパーツで十分作れたので、ぜひ作って解いてみてください。