仕事という存在

努力は報われない、不妊治療はそんな厳しい現実をつきつけた。だからこそ、わたしは仕事を辞められなかった。仕事は頑張れば頑張るほど成果が出たし、お給料も上がったし、まわりから認められている、そこにいていいという存在価値まで示してくれる存在になっていた。不妊治療の痛みや虚しさや悲しさに押しつぶされそうになったときの逃げ場所で、わたしを助けてくれた。
治療を終えてから、ますます仕事の成果に執着してしまう自分に気付いたけれど、どうしようもなくて、そんなときほど全然うまくいかなくて。
仕事に、自分の存在価値なんて求めちゃダメだなと気づかせてくれた。治療を終えても、仕事との付き合いはまだまだ続くから、適度な距離感で付き合っていこう。

⭐自分褒め日記
·近所に美味しい焼き肉屋さんを見つけて、友だちと行く約束をした。喜んでもらえて、うれしい。
·洗濯機を2回回せた。これから雨の予報だから、先回りして行動した自分は偉い。
·周囲に弱音を吐けた。前向きな言葉をかけてもらえる仲間がいて恵まれている。

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