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絵本コーナーの装飾たち

大学の研修旅行で東京に行った。絵本取扱店について調べようと、絵本を取り扱っていれば絵本専門店から本屋の絵本コーナー、雑貨店・カフェ併設型の絵本ショップまで見学した。

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そこで気づいたのは、絵本の世界を引き立てる個性的な販促物の設置であった。
本の販促物といえば紙のポップがメインだが、写真のもの(全て丸善丸の内店)は立体物である。

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作品の表紙や印象的なシーンをそのまま立体化することで見る人に大きなインパクトを与える。平面の絵本の表紙よりも目を惹きやすいのではないだろうか。
注目していただきたいのはそのクオリティと着眼点である。
どの販促物も原作の雰囲気をそのまま体感できるようになっている。

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餃子も中華料理店の食品サンプル並のリアリティである。
絵本業界は未だ書店で紙媒体の購入率が高い。このような手の込んだ立体販促物が設置できるのも、実体ある商品の需要がある絵本業界ならではと考えられる。

また、絵本業界の傾向として、ロングセラーに比べて新作絵本の売り上げが伸びづらい傾向にある。この個性的な販促物の普及によって少しでも新作絵本に視線誘導されることを願う。

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