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IDOLY PRIDE VENUS PARTY The First の前日に眠れないオタクが書いた駄文

これは、2020年11月28日の幕張メッセ イベントホールのお話です。

イベントとしては、ミューレレギュレーションだし、1席空けでスカスカだし、客席もコンテンツに対して造詣が深くないし、何よりコロナ禍でピリついた雰囲気で、不安や戸惑いが感じられました。
正直なところ、会場から熱気をあまり感じられないし、熱気があっても周りに伝播しにくい状態にあったので、何だかお通夜みたいな空気で、盛り上がりにかけるものでした。

でも…。
ここでの出来事は一生忘れないと思います。

星見ちゃんは、お客さんの前でのパフォーマンスは2度目になるけど、こんなにも広い舞台で、しかもこんな状況下でパフォーマンスすること、本当に本当に不安だったと思う。
でも、初披露曲も含む彼女たちのパフォーマンスは心から凄いって思えるもので、練習に練習を重ねたこそできるものでした。
コンテンツとしていいものを届けようとする真剣さに心打たれたし、勇気づけられました。
不安で仕方がない中、花道の先端まで来て振り撒いてくれためいっぱいの笑顔を私は忘れません。

スフィアやトラセは、キャリアあるだけあって、今できることを全力でパフォーマンスしていました。
会場の客層として、スフィア&トラセファンがほとんどだと思うので、そう言う意味でもファンの期待に応えていたと思います。

何より、神田沙也加さんのパフォーマンスが圧倒的で、これだけで今日のイベントは満足といえるものでした。
舞台とかで培った歌唱力や表現力というのはもちろん存じていましたが、実際にステージに立っているのを見て、可愛くてキラキラ輝いていて、人を惹きつける魅力があって誰もが目を離せなくなる、そこには本当に長瀬麻奈ちゃんがいました。
私も、そんなファンって感じの人ではなかったんだけど、あんなパフォーマンスを見せられたら好きになるしかなかったです。
本当に幸せな時間でした。
そしてそれは、私が彼女のパフォーマンスを見た最初で最後の機会でした。

アイプラは、コンテンツとして真面目にいいものを作ろうと、皆を驚かせるようなものを作ろうとしていることは皆様の周知の通りだけど、ちょうど時代のうねりに翻弄されて、出鼻をくじかれてしまっているのが、見ていて凄く悔しかった。

こんなことを言っても仕方がないけど、流行り病がなければというのは想像します。
ワンフェスでお披露目して、声優イベで少しずつ周知して、そこからのアニメで一気に注目を集めて、待望のゲームリリースへと繋げる…そんなシナリオ。
史実もシナリオ通りといえばそうなんですが、キャストさんが一番割を食ってる感じがして、かんまちゃんでアイプラを知って、かんまちゃんが出演するからアイプラを追ってる身からすると、凄くもやもやしたし、辛かった。

約2年半振りの幕張イベントホールですが、ようやくと言う思いの方が強いです。
ここで再び、あの時より成長したアイドルちゃん達、そして、より愛が深まった我々ファンの姿を見られるのが本当に嬉しい。
アイプラは、「まだスタートライン」と思っているので。
まずは、このVENUS PARTYをめいっぱい楽しむこと。
それが、次に繋がっていくと確信しているので、大好きな推しを応援しつつ全力で楽しみたいと思います。

もう寝ます。

ちょこっと追記

声優がアイドルをやるコンテンツというのは、多く生み出されてきたけど、多くがコロナ禍を耐えきれなくて、消えていきました。
そういう意味で、IDOLY PRIDEはこの情勢でも耐え切って、幕張イベントホールを埋められるようになったというのは、本当に凄いことだし、もっともっと誇っていいことだと思う。
だから、コンテンツをここまで大切に一生懸命作り上げたスタッフさんには大感謝ですし、信じてきた自分も何か報われたような気がして、とても嬉しい気持ちです。
本当にありがとう。

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