【28】LOEWE x となりのトトロ「サツキとメイの家」
「LOEWE」好きの原点
LOEWEからスタジオジブリの1988年作品「となりのトトロ」とコラボレーションした限定エディションのバッグ、ウェア、アクセサリーのカプセルコレクションが発売されましたね。
レザー製品が大好きでして=「LOEWE」には弱いのです。実は先日片付けていて叔母がデザインしたLOEWEのカタログデザインの指定紙が出てきました。叔母も全くブランド興味ない人なのになぜかLOEWEは手元にあり不思議に思っていたのですがすごく納得!
↑代官山蔦屋書店 2018_5 イベントログ この時も気になりぐるぐる
「となりのトトロ」といえば「サツキとメイの家」
名古屋の曽祖父の家は、以前画家たちが集まったりするアトリエで学校のような?場所と聞きました。
画廊は展示会でまだ小さな頃何度か行ったのですが、アトリエには行ったことがありません。
従姉妹の話で思い出したのですが、30代の頃「名古屋のアトリエを取り壊すので最後に見に行かない?」と誘われたのですが、仕事と重なり行けずじまい、今思うと残念でなりません。
東京に戻ってきた従姉妹二人は、ものすごい熱量で「ジブリ!」「もうね、トトロの家(サツキとメイの家)みたい!」と話をしてました。なんでも2階は完全にリクライニングチェア以外何もない広いアトリエで外観も赤い屋根、縁側、裏が森(実際には林?)。
その話を聞いてすごい納得したことがあります。
昔から祖父の家(仮にWの家とします)規定の3DKなど説明のできない作り。なんだろう、ニッチっぽい凹みの不思議な棚があったり押し入れの扉かと思ったら、隣の縁側に繋がっていたり??? 外壁はものすごい質素な素材ですが中は柱としかこだわりがあったり。。。
Wの家は工務店の方のアレンジかと母も私も思っていたのですが、つい先日「あれは母(私にとっては祖母)がリクエストしたのよ」と叔母より聞いて驚嘆。玄関入って正面に階段、左右にひたすら広い空間、その奥に水回り。2階は細かく仕切られているのですが全てが回遊できるようになっていて、名古屋のアトリエの逆バージョン。
人は小さな頃の体験を蘇らせたくなる生き物なのでしょうか?
その後、引越先(仮にCの家)リノベーションするのですが、こちらも一見普通に見えるのですがやはり回遊できるゾーンがあり従姉妹たちと小さな頃ワーワー走り回ってました。(階段下からリビングに出られる納戸?のようなゾーンがあったり今でいうウォークインクローゼットのような廊下のような行き止まりあったり。。。)
私の母はずっと工務店の方がなぜあのスタイルを提案したのか謎だったそうですが、あの控えめで3歩も4歩も5歩も祖父の後ろを歩くイメージの祖母の中に「作り手」としてもDNAが秘められており、専業主婦でありながらも「家の想い」や「生活の中に楽しみ」を見出していたことを沢山思い出しました。
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