褒めない父親
優斗が3年生の頃から褒める基準を変えたんです。
ですので、その頃からのチームメート達は、優斗が褒められているところを余り見たことが無いと思います。
どのように褒めますか?
「ウチの子は、褒められて伸びるタイプなんです。」なんて事を耳にする事がありますが、褒められないと伸びないのなら、褒めてくれる人が居なくなった時に伸びることが出来ない子なんだなと思ってしまいます。
もちろん、3歳や4歳の子供になら些細な事でも沢山褒めてあげたほうが良いと思いますが、私はそれに近い褒め方を小学校の高学年に入ろうかとしている子供にもしてしまうのはどうなんだろう?と考えたんです。
(根本的に厳しい親だっただけなのかもしれませんが.。)
褒めてくれるのは誰?
1番簡単な褒められる方法は、自分で褒める、次に簡単なのは身内が褒めるです。
ただ、それは基準が低くなりがちで自己満足、身内満足になってしまう事が多いです。
指導しているチームで担当している学年の保護者や選手には、
「評価は他人がしてくれる」
という事を伝えています。
自分のしている努力が成果につながる努力であれば、
必ず他人が評価をしてくれます。
(アマチュアの場合、他人がしてくれる評価というのは、ポジティブなことが多いです。)
少年サッカーの場合の他人というのは、
・自チームの指導者
・他チームの指導者
・他の保護者
になります。
試合が終わった後、
「○○君 ナイスやったなぁ」とか「○○くん あのプレー凄かったなぁ」というような評価を他人がしてくれるのであれば、それこそは自分の糧にしてもよい褒められた方をされたという事になるのではないでしょうか。
身内が褒めない事で得たもの
小学生の優斗が身内に褒められない事で得たものは、
【勘違いをせずに努力を続ける力】
摂津市の小さなチームで井の中の蛙にならず、努力を続け、サッカーと向き合い、少しづつでも上達していく。
この、簡単なようでとても難しい事が身についたからこそ今があると思いますし、今後の人生の中でも必ず役に立つ事です。
余談ですが
2か月くらい前に仲の良い指導者と一緒に家呑みをしたんです。
その時、一人の指導者が
「お父さんって、優斗が小さい時、どんなお父さんやったん?」
と彼に尋ねたんです。
すると、苦笑いしながらこう言いました。
「全然褒めないんですよ。言われた事が出来るようになっても全然褒めない。(苦笑)」
18歳になった優斗の口から、そういう言葉を聞けてお父さん嬉しい(笑)。
けどね、ガンバ大阪のユースに入団してからは、褒めることが多くなったんですよ。
私より上手になったから(笑)。