サッカーにおけるパラレラ、エイトの動きについて
みなさんこんにちわ!
今回は『サッカーにおけるパラレラ、エイトの動きについて』というお話です。
まず、パラパラではないです。(すでに死語?)パラレラです。。
そしてエイト。歌手の瑛人ではないです。。
なんのこっちゃって感じですが、フットサルでよく使う動き方の名称です。
実はサッカーではフットサル戦術や、バスケットボール戦術が多く取り入れられてるんですよね。そんな理由でパラレラ、エイトの動きを話したいと思った次第です。
「パラレラ」はポルトガル語で「平行」という意味なんです。
何に対して平行なのかと言うとタッチラインに対してです。
フットサルだと競技人数(1チーム5人)が少なく理解しやすいので、
フットサルコートで説明しますね。
下の図のフットサルコートで青が左から右に攻めるとすると、
(1)まず青2番が青3番へパスします。
(2)パスした青2番はスペースのある縦に走ります。
(3)青3番が縦に走った青2番へパスします。
(4)青2番はパスを受け、シュートまたはパス。
この動きはサッカーをしている人はよくやる動きです。
パラレラはタッチライン際の縦パスですね。
(動きとしては、青2と青4で同じ動きをしてもパラレラになります)
いいサッカーでの例があります。
日本vsサウジアラビアのアジア予選です。0‘10あたりからの
伊東純也→酒井宏樹→伊東純也のパス回しはパラレラですね。
伊東純也選手が前向きにプレーできるようなパラレラのパスを出していることがひとつ大事なポイントですね。
「エイト」は文字通り「8」という意味です。
動き方が8の字なのでこの名前がついています。
動きなんですが、
下の図の青が左から右に攻めるとすると、
(1)まず青2番が青3番へパスします。
(2)パスした青2番はスペースのある縦に走ります。
※ここまでは「パラレラ」と同じ
(3)パスを受けた青3番は青2番が空けたスベースにドリブルします。
(4)中央ぐらいまでドリブルして、青4番がパスを受けられる状況になったら、
青3番が青4番へパスします。
ついてきてますかね?笑
次の3つの動きはそれぞれ同時に行いますよ!
(5)
・パスした青3番はスペースのある縦に走ります。((2)の逆サイドバージョンですね)
・パスを受けた青4番は青3番が空けたスベースにドリブルします。
・逆サイドの青2番は青4番からパスが受けられるように下がってきます。
(6) (1)から(5)と同様の動きを敵をみながら繰り返す。
(青の番号は変わってきますが動きは同じです)
これがエイトの動きです。
ここで大事なのはエイトと言われる動きを何のためにしているか?ってところです。
エイトの動き自体はただのパス回しで手段にすぎないですよね。
そうです!
青5番への縦パスまたは敵のマークをずらしてゴールをするための
パス、シュートをするためです。ゴールが目的ですよね。
なので例えば、上の(5)の場面で、
青5番にパスして、青5番がシュートできるようであれば優先順位は一番高いですよね。
次に青3番がパスを受けてゴールにつながるパスができそうであれば選択ですね。
常にゴールにつながる選択肢を探して、持っておくことが大事です。
で、話がそれましたが、サッカーでもこの動きは取り入れられています。
一番よく観るのがマンチェスターシティのハーフレーンの崩しです。
いい例があります。
マンチェスターシティはこのエイトの動きをよくしてるんですが、5’20あたりからのグリーリッシュのゴールなんかはエイトの動きですね。
エイトの動きは、スペースを作る動きとスペースを使う動きがあるので、流動性が生まれて敵としては捕まえづらいですよね。
サッカーの小さいエリアで行われているプレーが、フットサルのプレーと似ています。
なので、フットサルをやっていた元バルサのネイマールとかレアルのロドリゴとかが活躍している理由はここにあります。
サッカーに比べて人数が少なくて、戦術が理解しやすいフットサルからプレーを学んだり、練習にフットサルを取り入れるのもいいかもしれませんね。今回は「パラレラ」「エイト」がサッカーに取り入れられてるよってお話でした。
■PS
サッカーでも今までコーチに教わったことが、まちがっているなんてことは、いっぱいあります。本当にそのやり方がいいのか、なんでも考える事が大事ですね。
では、また