サッカーにおけるポジションについて⑵
みなさんこんにちわ!
たくさんサッカーを観て、サッカーをして、サッカーについて考えたりしながら、気がついたことを書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
今回は「サッカーにおけるポジションについて⑵」というお話です。
「サッカーにおけるポジションについて⑴」ではサッカーコートを横に4分割したお話をしましたが、
今回は縦に5分割したポジションについてのお話をしたいと思います。
一般的に横68mのサッカーコートを縦に5分割する、『5(ファイブ)レーン』という考え方があるんです。では、5分割するとどうなるでしょうか?
下図のようになります。
(a)左サイドレーン
(b)左ハーフレーン
(c)センターレーン
(d)右ハーフレーン
(e)右サイドレーン
ジョゼップ・グアルディオラという今一番有名な監督がバイエルンで4つの線をサッカーコートに引いいて練習したことから、「5レーン」サッカーの流行語のようになっています。考え自体は昔からあるんですが、有名にしたという点ではグアルディオラの貢献は計り知れないです。
5レーンとはどういう考えなんでしょうか、サッカーコートの5分割で何を意識すればいいんでしょうか、いっしょに(a)~(e)のエリアで整理してみましょう。
【攻撃】
・攻撃時は同じレーンに複数の選手がポジションを取ることは避けるようにします。特にボールとは逆サイドのレーンには2人入らないようにします。
・攻撃時は敵が守っていないレーンを攻めるようにします。
・攻撃時は敵が守っていないレーンを作り出すようにします。
【守備】
・守備時は敵を1つのレーンに追い込んでいき、ボールを奪います。
・センターレーンでのパスコースを消しながら、サイドレーンへ相手を追い込んでいくようにします。
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このような当たり前の考えを目に見える形でわかりやすくしたのが、5レーンというサッカーコートの分割の仕方なんですが、さらに攻撃の面で、どうポジションを取れば良いかわかりやすく説明ができます。
まずは、下に書いたルールで味方のメンバーにポジションを取って!って言ってみます。
するとこうなります。
このポジションの取り方は、ボール回しに適した三角形を作りやすいということなんです。または、三角形を2つ合わせた四角形も作ることができます。両サイドが大きくタッチラインという横のラインにポジションを取ると、敵のハーフスペースが手薄になり、ハーフスペースを有効に使うことができます。そしてペナルティアリア内のハーフスペースへボールを運ぶことにより、得点の確率が上がるというお話なんです。
いい例があります。グアルディオラのマンチェスターシティの動画です。こちらの動画は全部見てほしいんです。実際動画をみると、動きが早くてよくわからないかもしてません。でもなんとなく、5レーンのそってポジションがとっている感じがわかると思います。何回かみるとさらにわかってくると思います。
今回は縦のポジションについてお話をさせていただきました。一つ間違ってほしくないのは、このポジションしかとっちゃいけないってことではないことです。基本的なポジションの取り方の一つと考えて欲しいです。もし、得点のチャンスがあるのに、「僕はこのレーンなんで・・・」とポジションを変えなかったらおかしいですから。
5レーンを意識して味方のパスを引き出しましょう。守備では、敵をうまく囲い込んでしまいましょう。そして毎日ちょっとずつ上手くなっていきましょう!
では、また!!
P.S
ポジションは本当にポジション(位置)なんです。役割分担のポジションはあるんですが、攻撃だけしてていいというのもないし、守備だけしてていいということもないんです。今はGK(ゴールキーパー)も攻めに参加したり、DF(ディフェンダー)のようなプレーもしてますもんね。
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