みなさん、こんにちわ!
今回も、日本代表 vs ドイツ代表のマッチレビュー(試合後の振り返り)の第2段です。歴史的な勝利について少し時間があいた今、次のワールドカップのために振り返りたいと思います。
今日はサッカー専門雑誌でもやらないような、細かい振り返りなので、耐えられない方はちょっとずつ読むか、飛ばし読みでもいいかと思います。
どっちにしても、ABEMAの本田解説に沿って解説する形をとっていますから、ABEMAのワールドカップのフル版を観ながらみるとよりわかりやすいと思います。
【試合後インタビュー】浅野琢磨選手
4年半前浅野選手は、2018年ロシアワールドカッブの最終予選で本選進出の決勝ゴールを決めた選手です。しかし前回のロシアワールドカップカッブのメンバーからは漏れてしまい、サポートメンバー(練習メンバー)としての参加でした。悔しかったと思います。
前回のワールドカッブの初戦コロンビア戦前に選手のみでのミーティングをした時こんな話があったそうです。
『前回大会の悔しい思いはしたくない』『ヒーローになりたい』など一人一人がワールドカップに対する思いを主張するなか、浅野選手は『僕は4年前のブラジルワールドカップの悔しさは経験していないからわからない、それよりワールドカップの23人のメンバーに入った喜びそれを感じながらみんなにはプレーしてほしい』とみんなに伝えてチームか1つになるきっかけになったと聞いています。シンプルではっとさせられる言葉、大事なことを自分達に伝えてくれたとGK川島選手は言ってました。
今回のインタビューでもそれが感じられる浅野選手らしいいいコメントだったですね。
【試合後インタビュー】吉田麻也選手
吉田選手は前回なロシアワールドカッブから長谷部選手よりキャプテンを引き継ぎました。カタールワールドカッブ予選は初戦を落とし、アウェーでサウジアラビアに負けるなど苦難の連続だったんです。皆さん忘れてたり、知らないかもしれませんが。。
アウェーのサウジアラビア戦では、アウェーサポーターから心ないやじを浴びせられたりしました。ひどいもんでした。
吉田選手は、森安監督とドイツ代表とどう戦っていくか細かいところを調整していたと言います。
ドイツ戦の勝利は吉田選手なしには成し遂げられなかったと思いますよね。
【試合後インタビュー】長友佑都選手
一時期流行ったブラボーはこの長友選手のインタビューでしたね。4度めのワールドカップというと、4度×4年=16年間は少なくとも日本代表です。すごいことです。ドイツ戦も年齢を感じさせないプレーの連続でした。
本田GMは、長友選手がブラボー言っているのを今の日本代表内で止めるやついないんかい!と笑ってましたが、こういうムードメーカーは本当に大事です。
【試合後インタビュー】前田大然選手
怖い系なのかと思いきや、つぶらな瞳と謙虚なインタビューの前田大然選手でした。
足が速いのはもちろんですが、スプリント回数がJリーグ全選手の中で毎回のようにトップだったり、無尽蔵のスタミナを持ち合わせています。フィニッシュの精度を上げれば次のワールドカップはエース格だと思います。
【試合後インタビュー】鎌田大地選手
日本人は、相手をリスペクトしすぎる傾向にあると、元日本代表監督オシムさんが話していましたが、今回もドイツ戦の前半で出てしまいました。
後半になって、本田GMも心配するぐらいアグレッシブな攻撃的守備でひっくり返しましたが、鎌田選手はドイツのフランクフルトで結果を出す中で日本のレベルを冷静に把握していたってことですね。
【試合後インタビュー】久保建英選手
ちょっと、長友選手が左隣で『ブラボー』してたので、インタビューに集中できなかったかもしれません。久保選手としては、戦術的とはいえ、前半での交代。レアル・ソシエダで好調ぶりをみせていたので喜びながらも悔しさがにじみ出たインタビューでした。
【試合後インタビュー】権田修一選手
権田選手の4連続セーブなくして、ドイツ戦の勝利はなかったです。ぐっと日本代表の勢いが加速しました。
過去のワールドカップを観ても、かなり安定したゴールキーパーだったのは間違いありません。一度海外にとひだしてオーバートレーニング症候群になるようなストイックな選手ならではの冷静なコメントでした。
【試合後インタビュー】三苫薫選手
試合の流れを一変させた三苫選手。
試合後も冷静で、すでに次の試合への切り替えができている様子でしたね。ワールドカップで上に行くにはこのマインドが必要だと思います。どこが相手でも勝たないといけませんからね。
カタールワールドカッブでのドイツ戦の勝利は日本サッカー史に残るような大きな通過点でした。
個人的にですが、日本がここまで強くなったのは選手育成の成功にあると思っています。Jリーグが始まって30年。Jリーグ開幕当初日本代表で苦労した選手が、監督コーチとして必要なところを育成してきた賜物なんですよね。
さらにいうと、2022年5月1日に亡くなられた元日本代表オシム監督の影響ははかりしれないんです。
病気に倒れ日本代表監督は1年ほどで退任となってしまいましたが、日本代表監督だけでなく、森安監督はじめ、今のサッカー指導者へ伝えた結果が『日本サッカーの日本化』につながっています。
オシムさんが率いたユーゴスラビア代表監督はイタリアワールドカップでも初戦がドイツ代表でした。
いろいろあって負けてしまったんですが、その分も日本代表がいい試合をして本当によかった。そう思います。
では。また。