【初産・自然分娩】出産レポ　

2024.12.20🕊️
元気な赤ちゃんを産むことができました。
忘れないように記録に残したいと思います。

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_2024.12.19
最近はずっと夜寝られないので、
午前中に寝る。病院の時間だけど少しだるい。

お昼に病院の検診。
子宮口が1センチほど開いていて、柔らかくなってきている。胎児もかなり下まで下がってきているとのこと。

予定日は12/24🎄
初産なので、まだ先かなーと思う。
何となく、予定日ピッタリに生まれるのでは
ないかと思って家族とそんな話をする。

前駆陣痛やお腹の張りなどの前兆があまりなかったことも、もう少し先かなと思った理由の一つ。

_2024.12.20
夜はやっぱり眠れなくて、
ベットの中で2時過ぎまで起きていた。

_2:30
トイレに行って座って
お腹に少し力を入れたら、
"パンッ "という風船が割れるような音がする。
それと同時に水が流れ出し、
これが破水？！と驚く。
匂いを嗅いでもおしっこの匂いじゃないのと、
少しおりもののようなピンクが混ざっていたので破水だと確信する。

遂にきたぞ👶🏻♡
と思い、夫を起こす。
すぐ起きてきてくれて、
病院にまず電話することにする。

電話が全く繋がらず、
2:43にようやく電話が繋がり、
病院に来るように指示される。
あとから聞いたら、その日に限って深夜急患が
とても多く電話が繋がりにくかったらしい。

入院バックなど用意していたけど、いざ病院に
行くとなると意外と準備することが多くて、
ようやく3:05に陣痛タクシーに連絡する。
前もって登録していたから、
住所やタクシーの手配をスムーズにしてくれ、
5分もかからないくらいの早さで来てくれた。　登録しておいて本当に良かった♡

破水するまで全くお腹の痛みはなかったけど、
破水してから徐々にお腹が痛くなってくる。
たぶんこれが陣痛の始まり。

タクシーに乗るときはちょっと歩くのが大変なくらいの痛み。まだ我慢できるくらいの生理痛のような感じ。

_3:30
病院に着いて、産婦人科の陣痛室に案内される。
違う部屋には1人妊婦さんがいた。

着いてすぐ、助産師さんに内診される。
指を思いっきり突っ込まれ、グリグリされて羊水がジャーっと更に流れ出す。めっちゃ痛かった。

昼間の内診のときと変わらず、子宮口の開きは
1センチかおまけして2センチくらいとのこと。
" 今日の夜か明日までに生まれればいいね！"と
言われそんなに長いんだと絶望する。

生まれるまでに時間がかかるから夫は、
家で一旦休んだ方がいいねという話になる。
夫も寝てすぐくらいに起こされたから、
ほとんど寝ていなかった。

_5:00
少し話して、夫には少し休んでもらうため
家に帰ってもらうことにする。

私も長期戦になるから、少し休まないと、
と言われるけど意外と痛みが強く、眠れない。

ベットにバスタオル1枚しかなくて寒かったので、掛け布団持ってきてもらう。
自分で持ってきたマフラーも首に巻く。
陣痛のときは温めると痛みが緩和すると見たので、背中にはホッカイロ貼ってきた。
病院着いて足も寒かったので、
靴下の中にホッカイロも入れる。

お腹に赤ちゃんの心拍を見るのと、
陣痛の波がきたのがわかる装置をつけられる。

私のベットからも見えて、陣痛の波が1.2分になったらようやく子宮口全開になってきているということだよと見方を教えてもらう。

陣痛の間隔の機械を見ながら、痛むとチラッと確認して間隔がどれくらいなのかチェックするが
このときはまだ10分弱に1回くらいの間隔。
結構痛くなってきたなと思って、画面を見ても意外と間隔があいていて、嘘だろ？と機械を疑う。

先にいた妊婦さんのうめき声と
生まれましたよ、おめでとうございます！
の声が聞こえて、私ももうすぐそこまできているんだと嬉しくなる。
痛いけど、いよいよ👶🏻に会えるんだ♡と
少し嬉しくなる。

陣痛のときは、不安や恐怖の気持ちだとアドレナリンが増して、痛みもより強くなるので、リラックスした幸せな気持ちでオキシトシンを出すことを意識する。

呼吸が痛みを軽減して、赤ちゃんへの酸素もしっかり送ることになると聞いていたので意識して、細く長い呼吸をする。

ニールズヤードレメディーズの大好きな香りの
カーミング持ってきていて、そのアロマのにおいをずっと嗅いでいた。
助産師さんがディフューザーもありますよと言ってくれたけど直接嗅いだほうが香りが強いので、
ずっとアロマの瓶を握りしめて鼻の下に当てて嗅ぎながら呼吸をした。

_6:00
もう我慢できない痛さになっていた。
どの向きでも辛いし、感じたことのない痛み。

もう1人の人の出産もあったせいか、助産師さんも入れ替わり立ち替わりでバタバタとたまにやってきて励ましてくれる。

痛いのと眠いのとで意識が朦朧とするなか
助産師さんがちょこちょこやってきて
色んな手続きや書類の確認をしてこようとする。
やっとの思いで受け答えする。

1人でトイレに行くのも難しい。
助産師さんがフォローしてくれた。
でも陣痛室にいる間におしっこも何回か出たし、
💩も出た。

歩いていても立っていても座っていても寝ていても横向きでも上向きでもとにかく痛い。
上向きが一番痛かったかも。

四つん這いになったら楽とか色々聞いていたけど、それどころではなくずっと横向きで寝ていた。うめき声が出ちゃうくらい痛い。

座ったほうが楽かもしれないと助産師さんに
言われて座ったけど、結局痛くて横になる。
よく陣痛来たら歩いた方がいいと聞くけど、
全くそんな状態ではなかった。
とにかく身体を違う姿勢に変えようとするだけでも怖いくらいの我慢できない痛み。

この時点でかなり痛みが強くて、
気持ち悪くなって2回くらい吐く🤮
吐ききったらスッキリして気持ち悪さはなくなる。妊娠期間中つわりは一度もなかったけど、
臨月入ってからたまに胃液が上がってくるような気持ち悪さはあったが、吐いたのはこの時が初めて。

最初は寒かったけど、だんだん暑くなってきて汗をかいてくる。助産師さんが冷やすためにアイスノンを助産師さんが持ってきてくれたけど冷たすぎてすぐ外す。

_7:00頃
ベットの上で内診してもらうともう子宮口が4.5センチ開いてると言われる。
これは結構早いペースらしい。
助産師さんから見て、痛みも強くなってるから、夫を呼んだほうがいいという流れになる。

朝ごはんが用意されたが、
食べられないと言って断る。
お産は体力勝負だから、食べた方がいいとかあったと思うが、食べたら絶対吐いてた。

_7:26
夫にLINEする。
この時点でも、助産師さんもまだ産むまでには時間はかかると思うよという感じだったので、
急がなくて大丈夫だからゆっくり来てと伝える。

_9:00頃
夫が再び病院に到着する。

助産師さんにいきみたい感じある？
って言われて、
いきみたい感じがどんな感じかわかんないけど
とりあえずないと答える。

しばらくしたら、
💩を出したいようなお尻に自然と力が入る感覚になり、いきみたい感じがあると伝える。

様子を見た助産師さんに内診されると、
もう子宮口が全開だと言われる。
助産師さんもびっくり！というくらいのスピード。私の痛がる様子やいきみたい感じがあるというのを見ていた助産師さんも子宮口がさっきよりは開いていると思って内診したが、
せいぜい7.8センチくらいかと思っていたらしい。
すごい上手だよ〜、早いよ〜と
褒められる。

_9:15頃
また色んな助産師さんが来る。
ちょうど夜勤と日勤の入れ替わりのタイミングのようで、次の助産師さんにバトンタッチされる。ずっと付き添ってくれてたベテラン助産師さんが帰ってしまう。

ベテラン助産師さんが、今日はバタバタしていてずっとついてあげられなくてごめんねと謝ってくれる。私的には確かにバタバタと色んな助産師さんが励ましてくれては去っていき、バタバタしていた感じはあったが、寄り添ってもらってたように感じた。放置されていた感じはしなかった。

もう少し陣痛室で赤ちゃんが出てくるのを待つか、分娩室に移動するかどちらがいいか聞かれる。初めてだし、状況も分からないからどっちがいいとかないわと思って分からないと伝える。

もっと痛みが増したら、分娩室に移動できなくなるかもしれないからもう移動しようということになって、分娩室に移動する。

さっきまでは、なるべくいきまずに
リラックスして呼吸をして痛みを逃すことをしていたのに対して、今度は陣痛のタイミングに合わせていきむように指示される。

分娩室に入ったら、そこまで時間がかからないというのを見ていたのであと少しだと思う。
助産師さんも11時くらいには産まれるかな？
と話していた。

分娩台に乗って、陣痛が来たらいきむのを
繰り返す。

この時点で、ずっと寝られていないので睡魔と痛みに耐えていた疲れがどっと出てくる。
とにかく眠かった。陣痛の痛みもさっきよりは
あまり感じなくなってくる。

いきみかたのコツがつかめずに、ちょっとよくわからない感じ。分娩台に仰向けの状態で寝ていたけど、その体勢や体の位置がいきみづらい感じだったなと思う。

陣痛の間隔が空いてしまう。
体に力を入れるけどうまく入らないし、
長く続かない。体力がだんだんなくなってるし、眠くなってきてる。

いきむときは息を止めて、声を出さないでって言われるけど、それがなかなか難しい。

さっきまで短かった陣痛の間隔が長くなってきてしまうし、私も上手くいきめなくて、助産師さんもどうしようという雰囲氣になってる。

今冷静に振り返ってみると
普通だったらお産がスムーズに
進まなくなってきた時点で
陣痛促進剤とか
会陰切開とか医療介入が行われるのだと思う。

私はバースプランに、
陣痛促進剤や会陰切開や吸引分娩など本当に必要不可欠な時以外の医療介入はしないでほしいと伝えていたので、ちゃんとそれを守ってくれた。笑

伝えてなかったら
あの時点で絶対に行われていたなと思う。

幸い、赤ちゃんの心拍が全く落ちなかったので
時間をかけてやっていこうという流れになる。
私もだんだん体力がなくなってきて、もう自分の力で産むのは無理なんじゃないかと心が折れそうになったけど、隣で立ち会ってくれてる夫の励ましと赤ちゃんも心拍を落とさず頑張って生まれてこようとしてくれることが励みになり、頑張ろうと思う。

体勢を変えたらいきめるかもということで、横になったり、四つん這いになったりしたけど、いまいちその体勢でいきむ感覚がわからない。
仰向けに戻る。足はあげることにする。
力も入らないし、3回連続でいきんでと言われるけど全然長く続かない。

陣痛の波が来たら、いきむ
ことをずっと繰り返し、
9時過ぎに分娩室に入ってから約3時間弱。

頭がだんだんと出てきてますよと言われる。
ゴールが見えなくて、本当に赤ちゃんがここから出てくるのか？と半泣きでもう無理かもと心が折れかけてる私に鏡を使って私からも赤ちゃんの頭が見えてきてるのを見せてくれようとする。
あんまりよくわかんなかったけど笑
もうすぐなんだと最後の力を振り絞る。

今まで、助産師さん1人と、立ち会いの夫と私の3人で頑張っていて、たまに他の助産師さんが様子を見に来たり手伝ったりするくらいだったのが、ぞろぞろと助産師さん3.4人とずっと
妊婦検診をしてくれていた先生が分娩室に入ってくる。

もう次で赤ちゃん出てきますよ！と
心待ちにしていた言葉をやっと言ってもらえる。

力を振り絞った瞬間、
お股からぬるっとした生命体が出てきた。
全身の力がふわーーと抜ける。

赤ちゃんの泣き声がすぐ聞こえて、
涙が溢れる。隣にいた夫も泣きながら
良かったと笑っていた。

私も、無事終わった安心感と生まれてきてくれた喜びとやっと痛みから解放されるという喜びと
色んな感情が入り混じった涙を流す。

カンガルーケアも希望していたため、
すぐ抱っこさせてもらう。

やっと会えたね。
頑張って生まてきてくれてありがとう。

今までの人生で1番幸せな瞬間だと
言い切っていいほど胸が満たされた。

そのあと、
会陰切開はせずに済んだものの
自然と裂けたところを縫ってもらったり、
子宮収縮や痛み止めの点滴を付けられたり、
キラキラ輝いた夢のような奇跡の瞬間から
一気に現実世界に引き戻されるようなケアを経てようやく私の初めてのお産が終わる。

陣痛が、人生で味わったことのない痛みだった。若いときに、子ども2人欲しいとか3人欲しいとかよく友達と話していたけど、
簡単に2人目とか言うんじゃねぇよ、と
過去の私に言ってあげたいくらいの痛みだった。

確かに痛みを超えた先にあった、喜びや可愛さや愛おしさは何にも変えられないかけがえのないものであったことは確かだが、あの痛みを無かったことにできるか？と考えると、
そう簡単には、
あの痛みをチャラにはできないぞ、と
思うほどの痛みだった。
みんなもらった命を当たり前と思わず
大切にして欲しい。
あんなに痛かったんだから。
まさに出産は命がけなんだよ。

世の中のお母さんってすごい。
こんな偉大なことを成し遂げてるのに
偉ぶらず、自慢せず、恩着せがましく言うことなく、まるで呼吸することのように当たり前に
あの痛みが無かったかのように、
そのあと何気ない日常に戻るのだから。

私は器が小さいから、
周りの人に本当に陣痛が痛かったと結構言いまくっていて、まだ出産していない友達を怯えさせてしまっていてそれはそれで申し訳ないことをしたと少し反省してるけど、あの痛みを痛くなかったなんて言えるわけない。

お産が終わったけど、
これからが始まり。

出産後の体は、交通事故に遭ったあと
と同じくらいの後遺症なんて言われるけど
そんなことも言ってられないほど、
すぐに育児が始まった。絶賛、寝不足中🤗

既に赤ちゃんのことで精一杯で、
自分の体を蔑ろにして日々過ごしてしまっているけど、無事こんな可愛い子をお腹の中で育み産み落とした私の体にも感謝したい。
私のこの体も親から貰ったもの。
そして、今までもこれからもまたこの体で
私は生きていく。
頑張ってくれた自分の体に感謝。
こんな素晴らしい経験ができて、
女性に生まれて心から良かったと思えた。
赤ちゃんを守り、育んでくれた
子宮に感謝。

沢山の奇跡が重なって、
生まれてきた命を
これから大切に育んでいきたいと
思います。