最近の雑記2024/10/01(友人に何故か勧められたBLゲーLamentoの藍閃に行くまでのネタバレっぽい感想あり)
お気に入りのコンバース
新しい靴買った(*・ω・)コンバースのCXP-OX、前に履いてたのと同じデザインの白のソールに青のキャンパス地だけど、前のは靴底ボロボロになったからおうちの人に捨てられちゃったんだよな。
ずっと同じのほしかったの……。
縫製インドネシアだからオンラインショップで7,000円いかずに買えたよ、前はメイドインジャパンかメイドインアメリカだったから上野アメヤ横丁のABCマートで15,000円とかで買ったんだけど。
シーシャに行ってきた
新宿の街歩きしてシーシャに行ってきたよ!ちなみに作ってもらったフレーバーはライチとレモングラスのミックスだよ。爽やかでフルーティな甘みがあっておいしかった!
飯食わずに行ったから1時間半くらい吸ってたらヤニクラになっちゃったけど……1時間半でツードリンク付き3600円って安いよね?
個人的に新宿は街歩きしてても居心地がいい、なんか人馴れしてて油断ならない部分もあるけど事情ありで繊細な内面を持ち合わせてる雰囲気があるから……明るくて活気があってごみごみしてる感じも好きなんだよね。
Lamentoその他勧められた
とりあえず友人に(どんな反応するのか見たいって言われて)勧められた咎狗の血とLamentoが届いたんだけど、Lamentoからやってる。地の文は簡潔だけどわりと面白いかも……。
猫が主人公らしいってのとヘビが出てくるってのはわかったけどベーコンレタス的な意味で危ないシーンを親の前で流すわけにいかなくて休憩中。そういやこれ18禁やったな!ファントムと同じニトロプラスだもんな(^q^)はよ続きがやりたい()
なんか、主人公猫のコノエの夢に出てきた緑・黄・青・赤のヘビは全員声が違った気がするけど、猫はヘビに食われるんですか??🥺なんていうか……ものすごく……これが友人の基盤を作ったんだなって同じ感覚がするよ(^q^)18禁PCゲーム自体は、TYPE-MOONの月姫(主人公が死の線が見える遠野志貴のやつ。おれは圧倒的にアルクェイド推し)やったことあるけど……BLははじめて。
Lamentoってわりと重めの話なのね。まあニトロプラス作品だもんな。「虚ろ」のせいで森に拒絶されて食料を集めるのが困難になり、飢えと無秩序な殺し合いを避けるために同胞から贄を選んで肉を食らって生き延びる村、か……贄に選ばれてしまった天涯孤独のコノエが亡きかーちゃんとの生活の記憶があるから住み処を捨てることをためらう描写、胸に刺さって痛かったよ😭
村を出て迷いの森で迷いまくったけど、銀髪猫のライと一緒に賛牙と闘牙つがいの賞金稼ぎと戦って、コノエが賛牙として目覚めるところまで来たぞ(`・ω・´)いま一番デカい街の藍閃におるけど、わりと吉良での黒猫アサトとのエピソードも好きだけど、性格としてスッと入ってくるのはライかなあ。アサトとのキスシーンの一枚絵がパッケージの裏面にあったけど、この作品、エロがあってもなくてもおれに刺さるかも。
しかし二本杖の残した歌の断片がいっぱいあったってことは、コノエの生まれる前に死んだっていうとーちゃん、賛牙だったんかなあ?なんかコノエの境遇おれに似てる(おれの小学生の頃、東京の居酒屋の店長で月に一度しか休みがなくてその一日だけの休みに茨城の実家におれに会いに来るかーちゃんのこと、帰り際が寂しくて帰ってほしくなくてかーちゃんの鞄を隠したり、仕事で付いたかーちゃんの癖のトイレットペーパーの三角折りを真似しながらまだ居るんだって思おうとして泣いてた時のことを思い出してしまった)。
寂しくても胸に空虚を抱えていても、それを埋めるものが悲しみと怒りと触れられる喜びと快楽への衝動だけだとしても、日々の生活を維持するのでいっぱいいっぱいだから恋なんてする暇ないし村の人間に付け入る隙を与えるくらいなら独りでいい、か。現代日本社会の世相そのものだな。
そういうの、根こぎにされて独りきりで東京に出てきた、根を張る場所のない若者に特有の感情でもあるかもな。おれもわからなくはないから……。
FF7とかゼノギアスはやったことあったけど
うーん……コノエは共感能力からいってINFJ(クラウド、LOVELESSの立夏と同じ)だろーな。ライはINTJ(セフィロス、グリフィス、LOVELESSの草灯と同じ)、アサトはISTP(ガッツ、ゼノギアスのフェイと同じ)、バルドはENFP(エアリス、ゼノギアスのバルトと同じ)……か?
仮にMBTI分類して相関関係の構造を見てるんだけど……Lamentoの相関構造、もしかしてFF7と同じか?てことはセフィクラから需要層が拡大発展した当時のスタンダードだな。孤独なINFJのつがいを探す、みたいな(エヴァの人類補完計画とも問題意識が通じるが、これが裏テーマじゃなく前面に出されてる)。
(ちなみに庵野監督:INFP的世界のエヴァでいうと、たしかシンジはINFJ、レイはISFJ、アスカはENTJ、ミサトさんはENFP。ゲンドウはINTJだったはずで、エディプス・コンプレックス的な父と息子、INFJとINTJの相克が問題の中心だけど、裏テーマの人類補完計画がINFJのつがいを探すということだから)
(あとファントムの構造は、敵役のギュゼッペがINTPで、INFJの吾妻零二を中心にアインがISFJ、ドライがENTJ、クロウディアがENFPで、敵役がINTPであるという以外MBTI相関関係はエヴァと共通の骨子。作り手の育った時代で、どういう人が共通基盤からの需要があって頭角を顕しやすいかが影響してる)
90~00年代はINFJとINTJの関係性を中心に置くのが流行りだったのか🤔20年代の中心は特にINTPやINTJの立場が味方側にシフトしてる作品が多い気がするというか骨子の構造が違う気がするけど(支配タイプの移り変わりだと思うが、ということは代わりに敵側に回った代表的なタイプがあるということか?)。
これはさ、MBTI分析はさ、見る人間のタイプによって立場が変わるから見え方も変わるということよな……。
支配タイプを中心とした相性の問題で時代ごとに優遇タイプと不遇タイプは変わるけど、時代の潮流から排斥されて仲間外れのタイプは不遇になるし、人間は自分が見たいように世界を見るもんな。
中心となるつがいによって、変わるんだ。つがいの両方に相性いいタイプは圏内に入れてもらえるけど、相性悪いタイプはコミュニティから排斥される。そこで物語のダイナミクスも生まれるわけだけど。
ゼノギアスのソイレントシステム
ゼノギアス:プレイ動画リスト
https://www.youtube.com/watch?v=O0OMw8zZx8Q&list=PL7TnpoHilaDAwuH8TTakI3-0ZT_XUeg3q
だいぶ先のネタバレを含む話だけど……ヒロインのエレハイム(エリィ)の父親のエーリッヒ卿は、圧倒的な科学力と軍事力で地上の国々を意のままに操る天上国家ソラリス(日本にとってのアメリカがモデルになってるんじゃないかって言われてる)の偉い人だけど、ソラリス軍部エリートであるエレメンツの一人ドミニアの祖国の人々が大量に送られたソイレントシステムって食肉工場(労働階級:働き蜂である三級市民の使う薬品や食糧缶詰を、仕事でミスって再教育施設送りになった三級市民のうち薬物実験で使用済みになった人肉から作る工場)の管理者を経て今の地位についてるから、ドミニアにめちゃくちゃ恨まれてる。
エーリッヒ卿も管理者だった当時ものすごく苦悩していて、なるべく工場送りにさせずに二級市民:三級市民に取り立てることで救ってはいたけど、社会運用上必要なシステムだったしシステムに逆らったら降格処分で自分も食肉工場送りになってたかもしれないから限界はあったしな。
ゼノギアスは高橋哲也監督がエヴァとか初代ガンダムからすごく影響受けてるって、カットシーン似てる箇所をファミ通とかで指摘されてたけど、全体的にかなり設定がえぐいんだよな。おれが実機でやったとき小学6年生だったけど、小6がやるにしてはね……。
まぁ、そもそも現代日本がモデルにしてる米国の娯楽がナチスの国民統制用のシステムを毒性薄めて取り入れたものだし、労奴を労奴に縛るために快を与えてるだけだもんな。
ソフトファシズムってやつだね。帰属心とインフラ利用権で縛るってこと。
政治だって、大半の人にとっては劣等感や抑圧された日々の不満から解放してくれる娯楽なんだよ。ギリシア・ローマの時代からそう。
つまり娯楽を消費する大衆の大半が社会の下層に位置するからこそ、その心理に響く娯楽を作れる人間を社会の下層から汲み上げる必要があるってことだな。システム統制上、原理的にはそうなるし、米国や日本はずっとそうしてる。
政府が貧困を放置するのは兵士に適性のある層を育てるのに都合が良いからだって論じる人もいるけど……スラム街貧困層からの人生の成功をうたって兵士をリクルートする経済的徴兵制と、社会のコントロールのために娯楽の製造者を成功例として下層から汲み上げることが、アメリカンドリームの正体だよ。
帰属感とか同胞感情が薄れた国は崩壊するのも早いから、いかにそれらを維持するかに為政者は苦心してきたかって話。
FF7原作の考察とリメイク
セフィロスは神羅の出征でクラウドの故郷ニブルヘイム行った5年前に自分の出生の秘密を知っておかしくなった時点で、つまりそれで村を焼いた時点で、そこの魔晄炉でクラウドに倒されてるからね。本編に登場するのは半分がクラウドの見ている幻覚で、あとは亡霊。
出生の秘密ってのは、特別な存在だと思っていた自分がジェノバという星の外から来た化け物から生まれたと思い込んでしまったこと。半分は勘違いだね、父親の宝条のことをそこで知ったのかは知らんけど、実の母親のルクレツィアはもう亡くなってたから怪物が母親だと思い込んでおかしくなってしまったの。
だからおれはこの物語で宝条が一番のゲスで、話をこじらせた元凶だと思ってる、宝条はエアリスの母親と純愛で結婚した研究者仲間のガスト博士を、エアリスが生まれる直前に部下の神羅兵に銃殺させたし(エアリスの母親に横恋慕していたから)、人体実験で精神的に追い詰めて彼女自身も殺してるからな。
宝条がなんでセフィロス――自分の実の息子にジェノバ細胞を埋め込むなんていう非道な実験をしたか?おれは自分が研究者として才能と実力で(恋愛競争でも)かなわなかったガスト博士への対抗心だと思ってるけどね……これは本編にセリフとして出てこないからただの考察だが。
母親を知らず実の父に冷遇されてて、お前は人間じゃない、実験生物だ、といわれたらどんな気持ちがするか。神羅のすべてが間違いだと感じてその神羅のために自分のしてきたすべての仕事が間違いだと思ったら、正気を保つために「怪物の母親」の目的と同化するしか方法がなかったんだろうな。
なんでルクレツィアは宝条なんかに惚れてしまったんだろうな――とはルクレツィアを心から愛していた(しかし本人の意思を尊重してその想いは秘していた)ヴィンセントも思ってたらしいが。
あー、ちなみにクラウドは魔晄炉でほぼ相討ちでセフィロスを倒したあと、(神羅からセフィロスがニブルヘイムを燃やしたことを口封じされるついでの)宝条の人体実験のせいで、魔晄中毒を原因とする精神分裂病(統合失調症)と解離性同一性障害を患っているから。
な、マジで救いのない物語だろ?
クラウドの過去への疑念を自分の心の中だけにしまい込んだティファの優しさへの「誰のどんな言葉より、ティファ、お前のその態度に、俺は……」という竜巻の迷宮での不信、記憶を壊されて手に入らずじまいだと思い込んでいた自身のアイデンティティを、宝条からのナンバー授与に縋るクラウドの過ち。
しかしミディールでクラウドを介護していたティファが彼の心と真実の過去を取り戻すためにどれだけの献身をしたか、そして帰還してからのハイウインドでの自身の過去の告白演説がたしかにクルーたちに響いたこと(「自分も弱い人間っすから、クラウドさんの言ってること、わかります」…だったか?)。
そして最終局面の決闘で(ゴールドソーサーの闘技場で手に入れてなくても無条件で超窮武神覇斬が使えることから)セフィロスを、つまり過去のトラウマと憎悪にとらわれていた自分の心を精神的にもたしかに完全に乗り越えていること。
これら劇中での成長の流れを考えたとき、ACの「俺には誰も助けられないと思うんだ……」と語る儚い花のようなクラウドにはどうしても同じ人格としてすんなり繋がってくれなかったけど、今回のリメイクは情緒も人格もちゃんとつながったよ。野村さん、がんばってんじゃんな!って思った。だからおれは評価してる。
やっぱ販売当時ゲーム会社として新興のソニーに付いて任天堂を裏切る形になった代償はあったんだね。良記事だな/FF7 リメーク批判ものともせず3日間で350万本出荷 人気の理由は(河村鳴紘) - Y!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/kawamurameikou/20200425-00174577/
たしか、プレイステーションもこのガス室(リストラ部屋)から生まれたんだよね。当時のスクウェアの人たちはどうしても彼らを助けたかったんだろうな……/奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢 (講談社+α文庫) 清武 英利
https://www.amazon.co.jp/dp/4062816733/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_Ek.OEbJDR5R02
当時のSCEの空気感は彼らの初めての自社ブランドRPGであるアークザラッドI・IIによく表れていると思うけど、FF7の制作チームもそういう事情は聴いてたんだろう。業界のプラットフォーマー任天堂を裏切る形になってもガス室送りになった彼らを助けたかった……たしかに、とてもドラマチックだよね。
最高のものを作ることで、総合エレクトロニクス商社であり産業複合体である「会社」に精神的に抹殺されかけた人を救う。ソニーの人たちだけじゃなくて、バブル崩壊後の消費税導入で景気が冷え込んでリストラ部屋送りになったすべての人を。いいね……おれは好きだよ、そういう使命感に満ちた制作動機。
ああ、そうだね。1997年(平成九年)、ちょうど橋本龍太郎政権下で消費税が5%に上げられ景気が落ちていく(つまり企業の業績が悪化し大量のリストラが起こった)時期にプレイステーションが生まれたんだ。その頃の日本のゲームやアニメ業界って、そのリストラされた人たちが流れ込んできてたんだね。
おれが昔からみんなの解釈違うと思ってたこと。FF7でクラウドを物語の中心に置いたとき、セフィロスと対置すべきは、むしろクラウドじゃなくてエアリスなんだよな。だってさ、この物語自体が究極の白魔法ホーリー(エアリスの意志)と究極の黒魔法メテオ(セフィロスの意志)との闘いじゃないか。
出自を考えてもそう。宝条にかかわって同じように人生狂わされても、ここまで違う人格になるのか、これほどまでに正反対の意志を持つのか、と思った。エアリスはどんなにつらい境遇にあったって、いつだって明日の話をする。次は、今度は、……って。でもセフィロスは出自の絶望にとらわれてしまった。
この歌がこれ以上ないほどに似合う真綾さんはエアリスの声優さんにマジイメージぴったりだわ/tunethe rainbow https://youtu.be/f3anI5edlo4
なるほど……これはとても面白い考察ですね!(*'ω')/『FF7 リメイク』のモブや広告から見えてくるミッドガルの恐るべき社会状況と文化――本当にプレート上層は裕福で幸せなのか【特集】【インサイド・ゲームス.jp】
https://www.inside-games.jp/article/2020/04/26/128371.html
確かに今回のリメイクでは特に、ミッドガルの環境はアバランチが台頭するのに全く不自然でない環境として計算づくで描かれている感じはある。だから神羅自身がプレートを落としたのをアバランチのせいにするために、スラム住民向けにはウータイを持ち出してプロパガンダを行ったのだろうからね。
そして逆にリテラシーがある人間ほど、神羅に近い人間ほど神羅が真犯人であることを疑う、そうだと思う。自社の内部にすら反乱を起こす分子がいると恐れているから、むしろ神羅内部にいる反乱分子にこそ制裁対象になると見せしめるためにプレートを落とした、と考えると自分は納得がいく。
自分は、この考察を読むまで、なぜプレジデント神羅が七番街のプレートを落とすように指示したのかだけ理解できなかったのだけど(オリジナルでは二つ目の魔晄炉での初登場時でスラム住民のことを「ウジ虫」呼ばわりしていたからただ人を人と思っていないせいだと考えていた)、得心がいった。
内面描写としてえぐいけど、この計算づくは震えるね、いい意味で。
最近作ったピアノ曲。なんとなくこんな気分。