「”Tableau”って結局センスがないと使いこなせないんでしょ?」
皆さんは”Tableau”という言葉を聞いたことがありますか?
TableauはBIツールの一つで、主にデータの可視化や分析をするソフトです。
先日、社内でこの”Tableau”に関する初心者向け勉強会を開催した際に、受講者の方からこんなことを言われました。
「一つ一つ指示を出してもらえれば確かに簡単にグラフは作れるね。
でも、これってどうせセンスある人しか使いこなせないんでしょ?
Tableauを使ってる人達はすごいセンスある人達なんだね。」
確かに初見で見るともしかしたらそう思ってしまうかもしれません。
しかしこれは大きな誤解です。
もちろん感覚で何となくで動かしてもグラフの作成ができるのがTableauの良いところでもありますが、決して一部のセンスのある人のためのツールなわけではありません。
機能や表現方法の勉強もしますし、考え方のコツもあり、
だれでも使用することが可能なツールだと考えています。
例えばグラフを作る考え方なら、「○○ごとの○○」という考え方で見せたいものを考えてみるとわかりやすいです。
「利益率が悪い都道府県を見たい」
と思ったら、これは、
「都道府県ごとの利益率」を出せばよいのだなと考え
下図のように都道府県のピルと利益率のピルを列、行に入れればグラフが出来上がります。
利益率だけでなく、売上との関連性も見たいという場合には売上のピルも色、もしくは列に追加すればいい感じのグラフができてしまいます。
色にするのか大きさにするのか、棒グラフにするのか折れ線グラフにするのかは自分がわかりやすいと思うものを選べば大丈夫です。
今回はグラフの作り方についての考え方の一例をご紹介しましたが、ほかにもTableauは機能がたくさんありますので知れば知るほどいろんなことができるようになります。
改めてですが、
Tableauはセンスが必要なものではありません。
勉強をして、いろいろな機能を知っていけば誰でも使えるようになります。
今回この記事を書くことで、Tableauという未知なるツールに直面した
方々の心理的障壁を払えていればよいなと思います。